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更新日:2023年6月1日

花豆かんさつにっき(1)

博物館活動センターは、花壇で札幌にゆかりのある植物を植えて、ワークショップとして観察をしたり、収穫した実や茎を工作の材料にしたりしています。

この「花豆かんさつにっき」では、花豆に注目して、どんなふうに育っていくのか、みなさんといっしょに見ていきます!

今回は第1回目!タネまきのようすを紹介するよ!

そもそも花豆(ハナマメ)って?

ここまで、「花豆」と書いていたけど、本当は「ベニバナインゲン」や「シロバナインゲン」って名前だよ。海外から日本にはじめて入ってきたときには、豆ではなく、きれいなお花が注目されていたんだ。

 

明治時代(150年くらい前)に、札幌の畑でうまく育つかどうかを試してみたら……大成功!

花豆は夏に涼しいところが得意な植物なので、北海道で育てるのにぴったりだったんだ。

※花豆の原産地は南米の高地とされています。

今では、日本で一番多く花豆をつくっているのは、北海道なんです!



みんなは花豆食べたことある??
「花豆コロッケが給食に出たよ!」という人もいるみたい!

コロッケ1

花豆かんさつにっき1ページめ

日付:2023年5月13日(土曜日)

天気:晴れ

気温:23℃

場所:博物館活動センターの花壇

 

今日は、ミニ・ワークショップ「花豆のタネをまこう」でハナマメのタネをまいたよ!

まずはハナマメがどんな植物なのか、学芸員の解説を聞きました。

ハナマメのタネは、まさしく豆そのもの!
ここから芽が出て花が咲いて、たくさんの豆ができるなんて、なんだかふしぎ~!
紫と黒のまだら模様の豆が、赤い花を咲かせるベニバナインゲン、白い方が白い花を咲かせるシロバナインゲン。※注
まき時は、5~6月。

山崎学芸員のまき方のお手本を見ながら、ふかふかの土の中にハナマメのタネをまきました。
穴の深さは8cmほど。

土をかけた後、ぎゅっぎゅっと押すのがタネまきの基本ポイント!

タネと土がくっつくようにすることで、うまく芽が出やすくなるよ。

たまにカラスやハトがタネを掘り返して食べてしまうそう……。
まわりに鳥がいないか確認しつつ、任務完了!

 

芽が出るまでは1週間ぐらいかかるよ。それまでスタッフがこまめに水やりをするよ。

最後に、参加者のみなさんにメッセージカードを書いてもらいました!
看板にして花壇に立てたので、観察する際はぜひみてね!

※ベニバナインゲンとシロバナインゲン:同じハナマメでも色の違いで呼び分けているよ。

藍(アイ)

ハナマメと一緒に、藍(アイ)のタネもまきました。

タデアイとも言い、藍染めの原料です。

「藍染め」は、アイの青系の色素(色のもとになるもの)を使って、布や糸を染めることだよ!

まずはアイの歴史について勉強中……。

明治時代に、札幌でアイの栽培に挑戦した人たちがいたんだよ!

今も「あいの里」の地名として残されています。

 

去年(2022年)に育てたアイからとったタネ。

土に指でミゾを付けて「すじまき」にしたよ。

※パンフレットは北区役所から提供いただきました。

アイについては、北区のホームページに詳しく載っています。ぜひご覧ください!

 

北区役所ホームページ(北区の藍栽培の歴史伝承について載っています)

北区役所ホームページ(北区歴史と文化の八十八選

北区こどもホームページ(きたーくのなぞ

 

「かんさつにっき」ワークシート

ワークシート(PDF:97KB)をダウンロードして、みんなもかんさつにっきを書いてみよう!

かんさつにっきワークシート(PDF:97KB)

 

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ファクス番号:011-374-5014