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冬の間、かたく閉じていた冬芽(ふゆめ)は、あたたかい春になるとだんだんとふくらみ、中から葉っぱや花が出て開き、新芽(しんめ)となります。
開きかけの葉っぱに折り目がたくさんついているね。
冬芽の中で、小さく折りたたまれていたのかな?
コナラの冬芽(2022年4月20日撮影)
もうすぐ開きそう!
コナラの雄花(おばな)と葉っぱ
(2016年5月18日撮影)
2022年4月26日現在、コナラはまだ新葉が出ていなかったので、ふくらんだ冬芽を解剖(かいぼう)してみました!
冬芽の中の葉っぱは折りたたまれています!
ここから、大きく開いてピンとした葉っぱになるんだね。
実はこの折り方に名前が付けられています。
その名も「ミウラ折り」といって、東京大学名誉教授の三浦公亮(みうらこうりょう)先生が開発しました。
ミウラ折りで折り目を付けた紙は、対角を持って
引き伸ばしたり縮めたりするだけで、開いたり閉じたりが簡単にできます。
そして、このミウラ折りが開発された後で、冬芽の中の葉っぱも同じ折り方であることが分かりました。
つまり!
人間が一生懸命考え出した
効率的な折りたたみ方は、
すでに自然界に存在していたのです!
ミウラ折りで折り目を付けて小さく折った葉っぱは、本当にパッと簡単に開くかな?
ワークシートを印刷してやってみてね!
ワークシートは当センターでも配布しているよ!
ちょうど新緑の季節ですね。
ぜひ、外で新芽の観察をしてみてください。
何か新しい折り方を発見できるかも!?
※「ミウラ折り」は株式会社井上総合印刷の登録商標(登録商標第4583672号)です。
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