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これ、ぜんぶキノコ!
スーパーマーケットに売られているシイタケやナメコ、シメジなどとは全然ちがう形もあるね。
生き物のなかまを大きなグループに分ける時に、哺乳類(ほにゅうるい)やハ虫類(はちゅうるい)など、〇〇類といいます。
キノコはどんなグループに入るかというと、菌類(きんるい)です。
菌類のなかまには、ふろ場に生える「カビ」や、おさけやパンを作るときに使う「酵母菌(こうぼきん)」などがあります。
最新のDNAの研究から、菌類は植物ではなく動物に近いことが分かっています。おどろきだね!
菌類のからだは、葉、くき、根といった種子植物(しゅししょくぶつ)のような器官(きかん)はなく、胞子(ほうし)から成長した「菌糸(きんし)」という糸からできています。
ほとんどの菌類は糸のような形をしたまま一生をすごします。
しかし、キノコは、菌類の中でも菌糸があつまって、虫めがねをつかわなくても見える「大きな体」を作ることができます。
なぜ大きな体になるかというと、タネの代わりの胞子(ほうし)を出して、自分のなかまをふやすためです。
胞子は目には見えないくらい小さなもので、種類によってキノコのかさのうらやキノコの表面などに作られます。
わたしたちの目に「キノコ」として見える部分は、胞子をつくるための部分で、専門的な言葉で「子実体(しじつたい)」と呼ばれます。
キノコの下を土ごとほってみると、白っぽいカビのように見えることがあります。
これは、菌糸のかたまりです。
シイタケをしばらく、れいぞうこに入れておくと、カサが開いてきます。
これは、シイタケがだんだん成熟(せいじゅく)して、かさの下から胞子をたくさんばらまくからです。
次回は、キノコの胞子を観察してみよう!
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