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更新日:2021年2月5日

見える化石・見えない化石

化石には、ちょっと見ただけ(肉眼)では見えないものもあります。このような小さな化石を「微化石(びかせき)」と呼んでいて、大きさは一ミリの10分の1から100分の1くらいまでさまざまです。パッと見たところ化石と分からず「見えない化石」ではありますが、化石の研究をする上で重要なものです。

代表的なものとしては、主にカルシウムからなる石灰質の殻をもつ有孔虫(ゆうこうちゅう)化石や、セルロースなど特別なとても硬い殻でできている花粉化石などがあります。どの化石も、堆積した地層の年代や、水温・水深、気候などの環境を教えてくれる貴重な化石です。

サッポロカイギュウの化石が発見されたときも、同じ地層から採取した微化石についてそれぞれの専門家が力を合わせて調べることでサッポロカイギュウが生息していた年代や環境が分かりました。

微化石写真
サッポロカイギュウと一緒に産出したおよそ800万年前の微化石

※サッポロカイギュウについてはサッポロカイギュウってなーに?を読んでね。

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