ホーム > 教育・文化・スポーツ > 郷土史と文化財 > 博物館活動センター > センターの活動内容 > おうちミュージアム > のぞいてみよう、トンボの世界 その1~「アカトンボ」というトンボはいない!?~
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トンボをよく見かける季節(きせつ)になりましたね。
赤いトンボ、青いトンボ、細いトンボ、大きなトンボ。色々いるみたいだけど、トンボって何種類(しゅるい)くらいいるのかな?
A.50種
B.500種
C.5000種
アキアカネやミヤマアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボなど、トンボ科アカネ属(ぞく)に属するトンボが「アカトンボ」とよばれているよ。
アカネ属のトンボの例
はねのもようや、からだの形のちがいをよーく見てみよう!
「アカトンボ」って、もっと赤いんじゃないの?と思った方もいるかな?
じつは、いわゆる「アカトンボ」は、はじめから赤いわけではないんだよ。
羽化(うか)したばかりのトンボの成虫(せいちゅう)は、からだがやわらかく、完全(かんぜん)に成熟(せいじゅく)していません。
成熟するとからだの色もあざやかになり、種類によっては色が大きく変わるよ。
代表的な「アカトンボ」の一種、アキアカネの場合は、平地(へいち)の水辺(みずべ)で羽化してすぐは黄みが強く、あまり赤くありません。
アキアカネは羽化するとすぐに高い山などのすずしいところへ行き、夏をすごすよ。
人間で言えば「避暑(ひしょ)」だね。
秋が近づき、平地でもすずしく感じるころ、オスは成熟して赤くなり、メスも少しこい色になって平地へもどって水辺に卵(たまご)をうみます。
秋に見られるアカネ属のトンボ
黄色いトンボや赤いトンボをさがしてみてね!
参考文献:「札幌の昆虫」木野田君公(北海道大学出版会、2006年)、「北海道のトンボ図鑑」広瀬良宏・伊藤智・横山透(いかだ社、2007年)、「北海道のトンボ」二橋愛次郎(エコ・ネットワーク、2002年)
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