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更新日:2023年8月23日

花豆かんさつにっき(6)

博物館活動センターは、花壇で札幌にゆかりのある植物を植えて、ワークショップとして観察をしたり、収穫した実や茎を工作の材料にしたりしています。

「花豆かんさつにっき」では、花豆に注目して、どんなふうに育っていくのか、みなさんといっしょに見ていきます!

花豆かんさつにっき6ページめ

日付:2023年8月12日(土曜日)

天気:晴れ

気温:30℃

場所:博物館活動センターの花壇

 

花のアップ

ハナマメは、かんさつにっき(5)のときより、つるが伸びて、もりもりしげっているよ。

 

花もまだまだ咲いているので、今日は花のつくりを観察してみよう!

ワークショップに参加したことがある人はもう知っているかな?

アマの花の写真

この写真は博物館活動センターの花壇で育てているアマの花だよ!

5枚の花弁(花びら)が円を描くようにぐるっとついているね。

 

よく見るお花ってこんな形のイメージだなあ……。

ハナマメの花の写真とチョウのイラスト

 

ハナマメの花を見てみよう。あれ?全然形が違うね。

 

ハナマメと同じマメ科というグループの植物の花は、ちょうちょの形に似ていると言われているよ(蝶形花冠(ちょうけいかかん))。

ちょうちょの形に見えるかな?

ハナマメの花の写真と船のイラスト さらに、横から見ると、帆かけ船の形に見えるかな?(舟形花冠(ふながたかかん)ともいうよ。)
ハナマメの花冠を解剖した写真 ハナマメの花弁を1枚ずつ引き抜いて、ばらばらにしてみよう。

一般的なマメ科の花の図

マメ科の花弁にはそれぞれ名前がついているんだ。

  1. 大きい花弁が「旗弁」(きべん)
  2. 真ん中にあるのが「竜骨弁」(りゅうこつべん)
  3. 左右に1枚ずつついているのが「翼弁」(よくべん)

竜に翼…。かっこいい…!

ハナマメの花弁の写真4つのパーツに分かれている。

ハナマメの花弁は、

  1. 旗弁が1枚。
  2. 竜骨弁は、1枚に見えるけど、2枚がくっついて、くるんと丸まった形を作っているよ。
  3. 翼弁が2枚。

全部で5枚の花弁で花ができていることがわかったよ!

竜骨弁とおしべ・めしべ

さらに分解していくと、くるんと丸まっている竜骨弁の中から、何かが出てきたよ。何だろう?

次回は、これを観察してみよう!

8月のワークショップ「花豆の花を観察しよう」では、実際に花の解剖と解説をしています。
ぜひ参加しに来てね!

 

ハナマメの実が…!?

ハナマメの実 ハナマメに、実がつきだしたよ!豆って感じがしてきたなあ。
ハナマメの実がついてない茎 ……と思ったら、あれ、実がついていない!?
ハナマメの実がついてない茎2

やっぱり、花が落ちたあと実がついていない……。

ハナマメは、夏に涼しい地域の出身で、暑さは苦手。

今年は札幌でも気温30度以上になる暑い日が続いたから、実がつきにくくなったみたい。

(しかも花だんの前はアスファルト…。)

ワークショップの様子

ワークショップ「花豆の花を観察しよう」をした8月12日(土曜日)も、気温30度を超えていました…。

みんなも夏バテには気を付けてね!

「かんさつにっき」ワークシート

ワークシート(PDF:97KB)をダウンロードして、みんなもかんさつにっきを書いてみよう!

かんさつにっきワークシート(PDF:97KB)

 

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 札幌市博物館活動センター

〒062-0935 札幌市豊平区平岸5条15丁目1-6

電話番号:011-374-5002

ファクス番号:011-374-5014