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写真左:クリ 右:カシワ
ドングリとは、ブナ科の果実(かじつ)をまとめてよぶ言葉です。日本に生育する在来種(ざいらいしゅ)のブナ科の植物は、クリやカシワなど22種あるとされていますが、「ドングリ」という名前の植物はありません。
ブナ科の果実のほとんどは全体が丸っこくて皮がかたく、「おわん」か「ぼうし」のような部分がついています。このような、かたい果実を「堅果(けんか)」と言います。「ぼうし」や「イガ」とよばれる部分は花のすぐ下にある「えだ(くき)」の一部がかわったもので、「殻斗(かくと)」と言います。
写真:未熟なドングリ
子房(しぼう)がふくらむ前は「殻斗(かくと)」だけが見える。真ん中にとび出している部分がめしべ。
日本にあるブナ科22種類(しゅるい)のうち、北海道内にはカシワ、コナラ、ミズナラ、クリ、ブナの5種類の在来種があり、ブナ以外の4種類が札幌の山や森に生えています。
(PDF:472KB)
※画像をクリックすると大きく見れます。
札幌市内の公園や道路に、直径1.5~2cmくらいの大きなどんぐりが落ちていることがありますが、それは人の手で植えられた外来種のアカナラです。北アメリカ生まれのどんぐりの木で、明治時代に北海道大学植物園に植えられた木から増(ふ)えたとされています。
写真:アカナラの実と葉
道ばたに落ちているドングリで、ドングリゴマを作ってみよう!
※先のとがったキリを使います。小学生以下のお子さんは、大人といっしょに作りましょう。
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