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更新日:2020年12月24日

ドングリって、な~に?ドングリゴマで遊ぼう!

クリカシワ
写真左:クリ 右:カシワ

ドングリとは、ブナ科の果実(かじつ)をまとめてよぶ言葉です。日本に生育する在来種(ざいらいしゅ)のブナ科の植物は、クリやカシワなど22種あるとされていますが、「ドングリ」という名前の植物はありません。

ブナ科の果実のほとんどは全体が丸っこくて皮がかたく、「おわん」か「ぼうし」のような部分がついています。このような、かたい果実を「堅果(けんか)」と言います。「ぼうし」や「イガ」とよばれる部分は花のすぐ下にある「えだ(くき)」の一部がかわったもので、「殻斗(かくと)」と言います。

ドングリ図
未熟なドングリ
写真:未熟なドングリ
子房(しぼう)がふくらむ前は「殻斗(かくと)」だけが見える。真ん中にとび出している部分がめしべ。

北海道と札幌のドングリ

日本にあるブナ科22種類(しゅるい)のうち、北海道内にはカシワ、コナラ、ミズナラ、クリ、ブナの5種類の在来種があり、ブナ以外の4種類が札幌の山や森に生えています。

北海道のドングリ(PDF:472KB)
※画像をクリックすると大きく見れます。

札幌市内の公園や道路に、直径1.5~2cmくらいの大きなどんぐりが落ちていることがありますが、それは人の手で植えられた外来種のアカナラです。北アメリカ生まれのどんぐりの木で、明治時代に北海道大学植物園に植えられた木から増(ふ)えたとされています。

アカナラアカナラの葉
写真:アカナラの実と葉

ドングリゴマで遊ぼう

ドングリゴマ

道ばたに落ちているドングリで、ドングリゴマを作ってみよう!
※先のとがったキリを使います。小学生以下のお子さんは、大人といっしょに作りましょう。

用意するもの

  • ドングリ
    ※落ちてすぐのもの。乾燥(かんそう)していると割(わ)れやすい。
  • つまようじ
  • はさみ
  • キリ
  • 鍋(なべ)
    ※ドングリの色素(しきそ)が付着(ふちゃく)することがあります。料理に使わない古くなった鍋をつかいましょう。

作り方

  1. ドングリを水に入れて、浮(う)くものは取りのぞく。
    ※中に昆虫が入っていることがあるため。
  2. ドングリを熱湯(ねっとう)で10分ほどゆでた後、さめるのを待つ。
    ※ゆでる理由は、衛生面への配慮。
  3. ドングリのとがっていない方の中心にキリで小さくあさく穴(あな)をあける。
    大きな穴だとつまようじがぬけやすくなるよ。
    まっすぐさしてね。
    キリで穴をあける
  4. はさみでつまようじを3分の1~半分の長さに切る。
    つまようじを切る
  5. つまようじを穴にさす。まっすぐさしてね。
    つまようじをまっすぐさす
  6. できあがり!もようをかいて、オリジナルのドングリゴマを作るのも楽しいかも!?
    ドングリゴマ完成ドングリゴマをアレンジ
    できあがったら、回して遊んでみよう!

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