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更新日:2023年6月1日

花豆かんさつにっき(2)

博物館活動センターは、花壇で札幌にゆかりのある植物を植えて、ワークショップとして観察をしたり、収穫した実や茎を工作の材料にしたりしています。

この「花豆かんさつにっき」では、花豆に注目して、どんなふうに育っていくのか、みなさんといっしょに見ていきます!

花豆かんさつにっき2ページめ

日付:2023年5月24日(水曜日)

天気:晴れ

気温:17℃

場所:博物館活動センターの花壇

花壇の様子

5月13日にタネをまいて11日目。

さぁて、今日こそ芽(め)は出たかなぁ~~~??

お……?

芽

芽、芽、芽がぁぁぁ!

ついに芽が出ました!!!

毎日のように水やりをしつつ、もう芽は出たかな?まだかな?と首をなが~くして、楽しみにしていたんだよ~!

タネから芽が出ることを「発芽(はつが)」というよ!

発芽した様子や、その芽を「芽生え(めばえ)」ともいうよ。

 

芽生え

ハナマメの芽生えをよーく観察してみたよ!

 

土の上に出ている葉っぱは「初生葉(しょせいよう)」というよ!

2枚あって、なんだかシワシワしているね。

この「初生葉」という葉っぱは、ハナマメやダイズなど、主にマメの仲間の植物に出る葉っぱなんだって!

 

土の中には、「子葉(しよう)」という、発芽するときに最初に出る葉っぱがあったよ!

(通称「ふたば」とも呼ばれる部分。)

土に埋まっていて見えないけれど、後ろ側にもう一枚、子葉があるよ。

タネみたいな形のままで初生葉とは違うし、あんまり葉っぱって感じもしないね~。

それもそのはず、土の中の子葉は、次の葉を作るための栄養をためておく役割を果たしているんだ!

初生葉

次の日(5月25日)には、他にもいくつか、ハナマメの芽生えが確認できたよ。

初生葉が開いている芽も!

土の中からにょきっと「初生葉」を出す姿が見られるのは期間限定。

ぜひ観察しに来てください!


参考図書

  • 浅井元朗(2012)「身近な雑草の芽生えハンドブック1改訂版」(株式会社文一総合出版)
  • 浅井元朗(2016)「身近な雑草の芽生えハンドブック2」(株式会社文一総合出版)
  • 清水建美著・梅林正芳画・亘理俊次写真(2001)「植物用語事典」(八坂書房)
  • 佐多正行・大島敏秋・小川太一・田中利孝・梶谷正義編修(1992)「図説農業基礎用語集」(実教出版株式会社)
  • 国分牧衛編・上野直大絵(1998)「そだててあそぼう(9)ダイズの絵本」(社団法人農山漁村文化協会)

 

藍(アイ)や他の植物たち

アイの芽生え

アイも発芽したよ!

アイはハナマメよりも1日早い、5月23日に発芽を確認しました。

アイの子葉は、だ円形で2枚あるね!

アイの芽生え2 タネの皮がぼうしになってる!
エノキグサの芽生え

アイのすぐそばには、他の植物たちの姿も。

これはエノキグサかな!​​​​​

※5月20日(土曜日)に観察に来てくれたお友達に、これをアイの芽だとお伝えしてしまいました……。間違ったことを教えてしまってごめんなさい!

カタバミの芽生え

こっちはカタバミ。

一番下の丸っこい2枚の葉が子葉だよ。

その次からは、3つのハートがくっついたような形の葉っぱが出ているね!

6月10日(土曜日)のワークショップ「よみきかせ『標本と絵本』」では、このカタバミについて詳しくなれるよ!

「かんさつにっき」ワークシート

ワークシート(PDF:97KB)をダウンロードして、みんなもかんさつにっきを書いてみよう!

かんさつにっきワークシート(PDF:97KB)

 

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〒062-0935 札幌市豊平区平岸5条15丁目1-6

電話番号:011-374-5002

ファクス番号:011-374-5014