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更新日:2023年6月15日

花豆かんさつにっき(3)

博物館活動センターは、花壇で札幌にゆかりのある植物を植えて、ワークショップとして観察をしたり、収穫した実や茎を工作の材料にしたりしています。

「花豆かんさつにっき」では、花豆に注目して、どんなふうに育っていくのか、みなさんといっしょに見ていきます!

花豆かんさつにっき3ページめ

日付:2023年6月8日(木曜日)

天気:晴れ

気温:24℃

場所:博物館活動センターの花壇

花壇のハナマメ

5月24日に最初の1本が発芽(はつが)してから、他のハナマメたちも続々と発芽してきたよ!

本葉

初生葉(しょせいよう)が大きくなって、次の葉っぱが出てきたよ!

子葉(しよう)とも初生葉とも形がちがうね。

これを「本葉(ほんよう、ほんば)」というよ!

この後から出てくる葉っぱは全て「本葉」で、ほとんど同じ形なんだって。

2022年度のハナマメ

これまでに育てたハナマメの葉っぱの写真と見比べてみよう!

本当だ!本葉は全部同じ形だね!

 

これが、「本」当の「葉」っぱってことか……。

 

複葉と小葉

ハナマメの本葉は、同じ形をした3つのパーツに分かれているね。

3つのパーツはそれぞれ「小葉(しょうよう)」というよ。

3つの小葉が合わさって1枚の葉っぱなんだって!

このように、いくつかの小葉が合わさってできた1枚の葉っぱを「複葉(ふくよう)」というよ。

 

単葉

ちなみに、サクラやシラカンバのような葉は単葉(たんよう)といいます。

ハナマメの芽生えのまとめ

芽生えを観察して調べる中で、植物の形をあらわす専門的な言葉がたくさん出てきたので、まとめておこう!

  1. 「発芽(はつが)」して最初に出る2枚の葉っぱは「子葉(しよう)」といって、ハナマメの場合は土の中にある。(花豆かんさつにっき2ページめ参照)
  2. 子葉の次に、「初生葉(しょせいよう)」という葉っぱが土の上にでる。(花豆かんさつにっき2ページめ参照)
  3. 初生葉の次からは、「本葉(ほんよう、ほんば)」という。その形は、3つの「小葉(しょうよう)」からできる「複葉(ふくよう)」という。

複葉(ふくよう)をもつ植物

博物館活動センターの敷地内で、複葉をもつ植物を探してみたよ!

カタバミ カタバミはハート形の小葉が3つ合わさって1枚の葉っぱなんだ。

シロツメクサ

クローバーという呼び方でなじみのあるシロツメクサ。

小葉が4つだと、四つ葉のクローバーだね!

ナワシロイチゴ

建物と地面の隙間から生えていたナワシロイチゴも、小葉が3つの複葉だね!

 

ナワシロイチゴのように、1枚の複葉のなかに、サイズや形の異なる小葉を持つパターンもあるよ。

 

 


「かんさつにっき」ワークシート

ワークシート(PDF:97KB)をダウンロードして、みんなもかんさつにっきを書いてみよう!

かんさつにっきワークシート(PDF:97KB)

 

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 札幌市博物館活動センター

〒062-0935 札幌市豊平区平岸5条15丁目1-6

電話番号:011-374-5002

ファクス番号:011-374-5014