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更新日:2024年9月25日
海外から病原体を持ち込ませない、持ち込んでも蔓延させないことが感染症内科の基本方針です。2007年5月、ウイルス性出血熱、SARS、新型インフルエンザなど高病原性ウイルス感染症に備えるため道内で初めて第一種感染症病棟が当院に開設されました。エボラ出血熱などの一類感染症、鳥インフルエンザなどの二類感染症を疑う患者が発生した場合には迅速な対応が可能となっています。平常時の業務として渡航前の予防接種や帰国後の感染症診療などの海外渡航者の健康管理を行っています。
帰国後(特に3週間以内)に体調不良となる場合、海外旅行中に感染した病気の可能性があります。感染症によっては他の人へ感染させる危険性もあるため、速やかに診断し治療することが大切です。突然の高熱で発症した場合、アフリカはマラリア、東南アジアではデング熱の可能性があります。下痢、腹痛が主な症状である場合は大腸菌やカンピロバクター、下痢を伴わない場合でも腸チフス、パラチフスなどの細菌感染症の可能性があります。発熱と発疹を伴う場合は麻疹、風疹などの伝染性の強いウイルスによる感染症の可能性があり、当科に受診される場合は事前にご連絡ください。
海外での滞在(特に発展途上国)では、その地域に見られる様々な感染症の危険にさらされるため、適切なワクチンを渡航前に接種しておくことが推奨されます。当院で扱っているワクチンは破傷風、狂犬病、A型肝炎、B型肝炎、日本脳炎注1、ジフテリア、2種混合(破傷風、ジフテリア混合)、3種混合、4種混合、麻疹、風疹、麻疹風疹混合(MR)、ムンプス(おたふくかぜ)、水痘(みずぼうそう)などです。黄熱ワクチンはアフリカ、南米などで必要となる場合があるワクチンですが、当院では扱っておりません。黄熱ワクチンは小樽検疫所と千歳空港検疫所支所で接種が可能です。直接、検疫所へ連絡し投与日をご確認ください。当院では国内未承認ワクチンとして腸チフスワクチンを取り扱っております。なお、これまでのワクチン接種歴を確認させていただくため、ご自宅に母子手帳や予防接種カードなどお持ちであれば、持参のうえ受診ください。
海外での感染症や必要な予防接種についての詳細は、厚生労働省検疫所のFORTHや外務省の世界の医療事情のウェブページ等をご参照ください。英語での表記にはなりますが、米国疾病予防管理センター(CDC)のTravelers' Healthにも詳細な医療情報が掲載されています。
注1:令和4年6月現在、日本脳炎ワクチンは供給制限がかかっており成人には投与できません。
破傷風は日本を含め世界中の土壌に存在する破傷風菌によって筋の痙攣や呼吸不全を引き起こす病気です。日本では定期接種として破傷風ワクチンを含む3種混合ワクチンもしくは4種混合ワクチンを接種しています。子供の時にこれらの予防接種を完了している場合、成人してからは10年に1回の破傷風ワクチンの接種が勧められています。しかし子供の時接種していない場合は、基礎となる免疫がありませんので、成人でも最低3回の接種が必要です。過去の接種回数は自分の母子手帳などでご確認ください。破傷風は日本でも感染の危険があり、海外渡航の予定がない場合でも10年おきに破傷風ワクチンを接種するべきです。なお破傷風ワクチンは百日咳・ジフテリア・破傷風三種混合ワクチン(DPT)として接種することも可能です。
感染した場合、ほぼ100%死亡する病気です。主な感染の危険地域はアジア、アフリカ、南米です。一般的に渡航前に3回の接種が推奨されています。狂犬病ワクチンの接種に際して予約は不要です。万一、海外で動物に咬まれてしまった場合(犬以外の動物やコウモリでも感染はありえます)、感染を防ぐため合計5回のワクチン接種が必要となります(0、3、7、14、28日)。旅行先でワクチン接種が可能であれば、現地ですみやかに接種してください。接種不可能であれば当科を受診してください。
動物に咬まれる前にワクチンを接種した場合、その有効期間は1~2年といわれています。ただし、事前に3回ワクチン接種をしていた場合でも、動物に咬まれた後には少なくとも2回以上の追加のワクチン接種が必要となります。
A型肝炎ウイルスを含んだ飲食物を経口摂取することで感染します。感染危険地域は下水道が普及していない地域であり、一般的に先進国のみへ渡航する場合は不要となります。合計3回の接種が推奨されていますが、投与スケジュールが0、1、6ヶ月と半年間かかるため、ほとんどの方は2回の接種後に渡航しています(2回の接種で抗体陽性率100%という報告もある)。有効期間は6~10年と報告されており、当院では10年をめどに再接種を推奨する場合があります。
主に血液を介する感染(輸血など)と性交渉での感染があります。感染危険地域はアジア、アフリカ、南米です。感染経路を考慮すると、通常の短期の旅行であれば感染のリスクは極めて低いと考えられ、当院では積極的には勧めておりません。投与スケジュールはA型肝炎と同様0、1、6ヶ月の3回接種です。投与後約10年は抗体陽性と考えられます。抗体が陰性になっても免疫の記憶が残っているという考えから、当院では追加接種は必要ないと考えています。
蚊に刺されることによって感染します。主な流行地域は日本、中国、東南アジア、インドとなっていますが、これまでのところ北海道では認めまていません。ほとんどの北海道出身者は日本脳炎ワクチン接種歴がないため、流行地域への渡航前に合計3回のワクチン接種を推奨しています。本州出身者は地域や年齢によって接種歴が異なるため母子手帳でご確認ください。すでに3回接種している方は、追加で1回接種すれば十分な抗体が得られると考えられます。2009年以降ワクチンの製造方法がかわり、それまで危惧されていたワクチンの副作用(脳脊髄炎)の心配がなくなったため、当院では特に東南アジアへの長期旅行者に積極的に勧めています。なお、2016年4月1日より、北海道において日本脳炎ワクチンが小児を対象に定期接種となっております。
現在、日本脳炎ワクチンの在庫がございます。定期接種の対象となっている方は、当院小児科にて日本脳炎予防接種を受けることができます。
予防接種料金表はこちら
当院ではメファキン、マラロンを取り扱っています。メファキンを使用する場合は、流行地に入る1週間前から1錠を服用開始し、1週間毎に1錠を服用します。流行地を離れた後も4週間服用を継続します。マラロンを使用する場合は、流行地に入る1~2日前から1錠を服用開始し、1日1錠を服用します。流行地を離れた後も1週間服用を継続します。
海外留学(特にアメリカへ留学する場合)、三種混合ワクチンの接種歴、麻疹、風疹、ムンプス(おたふくかぜ)、水痘(みすぼうそう)ワクチンの予防接種歴あるいはその抗体陽性の証明が必要になる場合があります。留学先から指定の用紙が配布されますので、証明書作成を希望される方は母子手帳と一緒にお持ちになり受診してください。証明書や診断書に関しては作成料をいただいております。詳しい料金ついてはお電話にてご確認ください。
当院はエイズ拠点病院に指定されており、その診断、治療を行っております。午前は血液内科が水・金曜日担当しており、午後は感染症内科が月・水曜日担当しています。受付時間は血液内科8時45分~11時、感染症内科13時~15時です。血液内科、感染症内科共に原則紹介制となっております。
※HIV感染がご心配な方で、近隣での検査が難しい方は、月、水曜日午後の感染症内科で対応させていただくことが可能です。検査する状況によっては自費となる場合があります。
北海道では日本海裂頭条虫による感染が主に見られます。いわゆるサナダムシといわれるものです。症状はほとんどなく、排便時に虫体が一緒に排泄されることで初めて診断されます。虫体は白色のきしめんのような形態で、長さは1メートル以上に及ぶことがあります。頭部が排泄されれば治癒と判断しますが、確認は難しい場合もあります。虫体をお持ちになって受診ください。下剤とともにお薬を飲むことで駆除することができます。
北海道の一部のマダニは、ダニ媒介脳炎をはじめ、ライム病や回帰熱などの感染症の原因となる病原体を保有しています。また2019年にはエゾウイルスによる新しい感染症が発見されています。マダニ刺咬によりこれらの感染症に感染した場合、数日間の潜伏期間の後、発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、発疹などの症状が出現することがあります。マダニ刺咬後の体調不良にて感染症内科受診をご希望の場合は、内科外来まで事前にご連絡ください。
当科では紹介制外来となっております。原則、当院にお越しになる前にお近くの医療機関を受診の上、紹介状をお持ちになり当科受診ください。
なお、体調不良なく皮膚に付着したマダニの除去のみでの受診は当科ではお受けしておりません。マダニの除去に関しては近隣の皮膚科などへご相談ください。
シカ、イノシシ、クマなどの野生動物の肉を加熱不十分な状態で食べることにより、E型肝炎、腸管出血性大腸菌、旋毛虫(トリヒナ)などの寄生虫に感染し食中毒を起こす場合があります。ジビエを食べた後の体調不良(発熱、発疹、筋肉痛など)にて感染症内科受診をご希望の場合は、内科外来まで事前にご連絡ください。
当科では紹介制外来となっております。原則、当院にお越しになる前にお近くの医療機関を受診の上、紹介状をお持ちになり当科受診ください。
ローストによる食材の加熱は感染症の予防に不十分である可能性が指摘されています。2016年、2018年にはローストされた北海道のクマ肉が原因となった旋毛虫食中毒が発生しています。詳細については厚生労働省のホームページをご参照ください。
職名 | 氏名 | 専門分野 | 資格等 |
---|---|---|---|
理事 |
永坂 敦 |
感染症一般 |
日本感染症学会専門医・指導医 |
副医長 | 髙野 暁子 | 検査管理専従 | |
市川 隆裕 |
感染症一般 |
日本内科学会認定医 DTM&H(長崎大学) ICD(インフェクションコントロールドクター) |
|
嘱託医 | |||
竹内 優都 |
感染症一般 |
日本内科学会認定医 ICD(インフェクションコントロールドクター) |
|
児玉 文宏 |
感染症一般 |
日本内科学会認定医 日本感染症学会専門医 米国内科専門医 米国感染症科専門医 米国老年医学科専門医 英国リバプール熱帯医学校DTM&H 国際渡航医学会認定医ISTM CTH 日本渡航医学会認定医療職 |
現在、当科では外来・入院含め、主に海外渡航関連の感染症疾患(特に海外から帰国後に症状ある方)、HIV感染症、マダニ刺咬関連感染症を対象に診療しております。これらに直接関連ない感染症またその疑いに対しては原則対応しておりませんが、感染症一般に関するご質問等ございましたらお電話にてご連絡ください。
今後ダニ媒介脳炎ワクチンの導入をご検討されている医療機関で、ワクチンに関してご質問等ございましたらいつでもご連絡ください。ダニ媒介脳炎ワクチンの有効性、安全性、ヨーロッパ製ワクチンのヨーロッパ以外の地域でのウイルスに対する有効性に関しては、以下の研究文献や世界保健機関(WHO)による2011年のポジションペーパーに示されておりますのでご参照ください。
ダニ媒介脳炎はウイルスを保有するマダニに刺咬されることによって感染します。感染後、発熱、筋肉痛、頭痛などの症状を発症し、脳髄膜炎から死亡する場合もあります。北海道内の一部のマダニもウイルスを保有することが知られており、2016年には北海道において国内で2例目となる患者が発生しました。
その後も北海道内にて患者の発生が報告されております。ダニ媒介脳炎含むダニ媒介感染症とその予防についての詳細は、札幌市保健所のホームページをご参照ください。
海外ではダニ媒介脳炎感染を予防するためワクチンの接種が行われており、2024年3月26日、日本でもワクチンの製造販売が承認されました。2017年4月より市立札幌病院・感染症内科では16歳以上の希望者を対象に、臨床研究としてダニ媒介脳炎ワクチンの接種(有料)を行っています。1歳以上15歳以下の方は当院・小児科にて接種を行っています(詳細は小児科のホームページをご参照ください)。日本では主にヨーロッパ製のワクチン(FSME-IMMUNやEncepurなど)が輸入され使用されています。海外製のワクチンでも北海道のダニ媒介性脳炎ウイルス感染に対し予防効果があることが知られています。これまでの海外での研究によると、FSME-IMMUN接種による副作用の頻度は発熱などの全身症状10~22%、接種部位の疼痛などの局所症状17~38%とされています。合計3回の接種で99%以上の方が抗体陽性となり、ワクチンの効果が非常に高いことが示されています。1歳未満へのワクチン接種は海外でも承認されておりません。
なおこの臨床研究は、2019年2月21日国立大学法人北海道大学臨床研究審査委員会より特定臨床研究として承認されています。また2019年3月8日より臨床研究実施計画・研究概要公開システム(jRCT)https://jrct.niph.go.jp/ に研究の詳細が公開されております(臨床研究実施計画番号:jRCTs011180010)。
ワクチンが国内承認されたことを受け、本研究としてのワクチン接種は2024年8月28日(水)、または研究用のワクチンの在庫がなくなり次第、終了いたします。ワクチンの国内での正式販売後に当科でのワクチン接種を再開する予定です。ワクチン接種再開の時期などの詳細については、今後、本ホームページにてお知らせします。なお、研究用のワクチンと、国内承認ならびに正式販売のワクチンは同一の製品となります。
当院ではFSME-IMMUNをドイツなどのヨーロッパから輸入し希望者に接種しています。ワクチン接種にあたり、初回の受診時に研究の概要をご説明いたします。研究参加にご同意いただける場合、同意書にご署名をいただきます。ワクチンは合計3回接種し(2回目は1回目から1~3ヶ月後、3回目は2回目から5~12ヶ月後に接種)、3回目の接種後3〜5年おきに1回の追加接種が推奨されています(60歳未満では3年後に1回追加接種し以降3~5年毎に1回追加接種、60歳以上では3年毎に1回追加接種)。当院ではワクチンの効果を確認するため血液検査によりウイルスへの免疫状態を示す抗体を測定しています。血液検査は合計2回行い、1回目の採血は1回目のワクチン接種時、2回目の採血は2回目のワクチン接種の1ヶ月後以降に行います(2回目の採血はワクチン接種とは別に当院へお越しいただく必要があります)。またワクチン接種後の健康調査も行っています。早急に免疫を獲得する必要がある場合は、2回目のワクチン接種を1回目の2週間後から接種することが可能です。
なお、重度の免疫不全状態にある方、卵や鶏に重症のアレルギーがある方、ラテックスに重症のアレルギーがある方、妊娠中もしくは授乳中の方へはワクチンの接種を行っておりません。1週間以内に発熱など体調不良のある方でワクチン接種を希望される場合は、解熱し体調改善から1週間後以降に接種を行っております。4週間以内にマダニ刺咬された方でワクチン接種を希望される場合は、マダニ刺咬から4週間後以降にワクチン接種を行っております。ウイルスを保有したマダニの刺咬後にワクチン接種を開始しても、ウイルス感染の予防はできないとされています。最近、ダニ媒介脳炎ワクチン以外のワクチンを接種された方は、ダニ媒介脳炎ワクチン接種まで種類により1~4週間の間隔をあける必要がありますのでご注意ください(麻疹、風疹、ムンプス、水痘、黄熱病、ロタ、BCGなどの生ワクチンを接種された方は接種から4週間後以降、それ以外の不活化ワクチンを接種された方は接種から1週間後以降にダニ媒介脳炎ワクチン接種が可能)。16歳以上の方は、ダニ媒介脳炎ワクチンと他のワクチンとの同日同時接種は可能です。
接種を希望される方は月・水曜日の午後1時から午後3時に感染症内科外来を受診ください。原則、お電話にて事前にご予約ください。また、問診の結果や当日の体調によってはワクチン接種ができない場合もございます。ご予約いただいた場合でも、当日の診察の込み具合によってはお待ちいただくことがありますのでご了承ください。
ワクチンが国内承認されたことを受け、本研究としてのワクチン接種は2024年8月28日(水)、または研究用のワクチンの在庫がなくなり次第、終了いたします。ワクチンの国内での正式販売後、当科でのワクチン接種を再開する予定です。ワクチン接種再開の時期などの詳細については、今後、本ホームページにてお知らせします。なお、研究用のワクチンと、国内承認ならびに正式販売のワクチンは同一の製品となります。
腸チフスはチフス菌に汚染された水、氷、食べものを摂取することで感染し、発熱、頭痛、倦怠感などの症状が起こります。重症例では腸から出血したり、腸に穴が開いたりする場合もあります。世界中で見られる感染症ですが、特にインドなどの南アジア、東南アジア、アフリカ、中央アメリカ、南アメリカなどで感染のリスクが高いとされています。ワクチン接種により腸チフス感染の予防に効果があり、海外では正式に承認され使用されています。腸チフスワクチンは日本で承認されていませんが、国内の一部の医療機関で輸入ワクチンとして接種が可能です。市立札幌病院・感染症内科でも2018年5月より2歳以上の希望者を対象に腸チフスワクチンを接種しています。
腸チフスワクチン(Typhim Vi)は1回の接種で2~3年の感染予防効果があるとされています。腸チフスワクチン(Typhim Vi)の接種から3年以上経過し、新たに感染リスク地域へ渡航される際は再接種をご検討ください。
接種を希望される方は月・水曜日の午後1時から午後3時に感染症内科外来を受診ください。ご予約は不要です。問診の結果や当日の体調によってはワクチン接種ができない場合もございます。ご予約いただいた場合でも、当日の診察の込み具合によってはお待ちいただくことがありますのでご了承ください。
現在、腸チフスワクチンの在庫がございます。
※成人の麻しん(はしか)ワクチンについては、現在、海外渡航を予定している方のみ接種可能です。
当科では定期接種以外の方への麻しんワクチンを行っております。麻しんワクチン接種に関しても予約は不要です。当日の問診の内容や健康状態等によってはワクチン接種を控えさせていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
当院では麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)は、原則、定期接種の小児のみに使用しております。また当科では日本小児科学会による「MRワクチンの接種推奨対象者について」ならびに日本医師会感染症危機管理対策室からの通達を参考とし、50歳以上の方への麻しんワクチン、麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)の接種は原則、行っておりません。
演題名 | 出題者名 | 所属 | 学会名 | 発表月日 | 発表地 |
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エゾウイルスによるマダニ媒介性感染症 | 児玉文宏 |
市立札幌病院感染症内科 |
第53回日本小児感染症学会総会学術集会 |
2021年 10月10日 |
東京 |
ダニ媒介脳炎とダニ媒介脳炎ワクチン | 児玉文宏 |
市立札幌病院感染症内科 |
第70回日本感染症学会東日本地方会学術集会
|
2021年 10月29日 |
東京 |
演題名 |
出題者名 | 所属 | 学会 | 発表月日 | 発表地 |
---|---|---|---|---|---|
マダニ刺咬を自己抜去後にボレリア・ミヤモトイ病(新興回帰熱)を発症した1例 |
飯島香奈 児玉文宏 永坂敦 |
市立札幌病院感染症内科 | 第285回北海道地方会 |
2019年 2月16日 |
札幌 |
タイ帰国後の健常若年者に発症した、腸チフスと鑑別を要したNon-typhoidal Salmonella菌血症の1例 |
青木礼奈 児玉文宏 古川理紗子 村井太一 中村路夫 永坂敦 |
市立札幌病院感染症内科 消化器内科 |
第285回北海道地方会 |
2019年 2月16日 |
札幌 |
当院時間外外来を受診した尿路感染症に対する抗菌薬治療の検討 |
横関恵 児玉文宏 大下直宏 上田晃 土佐理恵子 高橋俊司 |
市立札幌病院感染症内科 | 第34回日本環境感染学会総会・学術集会 |
2019年 2月22日 |
神戸 |
Immunogenicity and safety of the tick-borne encephalitis vaccine against the Oshima strain of Far-Eastern subtype in Hokkaido, Japan |
Fumihiro Kodama, Atsushi Nagasaka, Kentaro Yoshii |
Sapporo City General Hospital |
ECCMID 2019 |
2019年 4月13日 |
アムステルダム |
2017~2019年の北海道におけるダニ媒介性脳炎ワクチンの有効性と安全性の検討 |
児玉文宏 好井健太朗 永坂敦 |
市立札幌病院 感染症内科 |
第23回 日本渡航医学会学術集会 |
2019年 7月15日 |
東京 |
抗菌薬の適正使用 | 児玉文宏 |
市立札幌病院感染症内科 |
AMR対策臨床セミナー in旭川 |
2019年 8月24日 |
旭川 |
マダニ媒介性感染症が疑われ当科を受診した5例の検討 |
児玉文宏 枝川峻二 永坂敦 向井正也 |
市立札幌病院感染症内科 |
第68回日本感染症学会東日本地方会学術集会 |
2019年 10月17日 |
仙台 |
意識障害が主症状となり劇症型溶血性連鎖球菌感染症様の経過を辿ったB群溶血性連鎖球菌菌血症の一例 |
枝川峻二 児玉文宏 永坂敦 |
市立札幌病院感染症内科 | 第68回日本感染症学会東日本地方会学術集会 |
2019年 10月17日 |
仙台 |
演題名 |
出題者名 | 所属 | 学会 | 発表月日 | 発表地 |
---|---|---|---|---|---|
ケニア渡航2年後に虫体の排出で診断に至った回虫症の1例 |
甲谷次郎 市川隆裕 児玉文宏 永坂敦 |
市立札幌病院感染症内科 | 第282回北海道地方会 |
2018年 2月17日 |
札幌 |
迅速発育抗酸菌による右示指屈筋腱炎、右示指末節骨骨髄炎および右手蜂窩織炎の1例 |
市川隆裕 児玉文宏 永坂敦 |
市立札幌病院感染症内科 | 第282回北海道地方会 |
2018年 2月17日 |
札幌 |
当院にてダニ媒介性脳炎ワクチンを接種した12例の検討 |
児玉文宏 好井健太朗 永坂敦 |
市立札幌病院感染症内科 北海道大学大学院獣医学研究院公衆衛生学教室 |
第283回北海道地方会 |
2018年 7月7日 |
札幌 |
2017~2018年の北海道におけるダニ媒介性脳炎ワクチンの有効性と安全性の検討 |
児玉文宏 好井健太朗 永坂敦 |
市立札幌病院感染症内科 北海道大学大学院獣医学研究院公衆衛生学教室 |
第23回日本渡航医学会学術集会 |
2018年 7月22日 |
松山 |
輸入感染症としての感染性腸炎 | 児玉文宏 | 市立札幌病院感染症内科 | 感染症ベーシックスクールin北海道・東北 |
2018年 8月4日 |
札幌 |
Increasing methicillin resistance of Staphylococcus lugdunensis in a tertiary care community hospital in Japan | Takahiro Ichikawa・Fumihiro Kodama・Atsushi Nagasaka | Kenwakai Otemachi Hospital/Sapporo City General Hospital | IDWeek 2018 |
2018年 10月5日 |
サンフランシスコ |
ローストしたクマ肉の喫食により感染した旋毛虫症の事例 |
児玉文宏 永坂敦 高島有香 長野功 |
市立札幌病院感染症内科 皮膚科 岐阜大学医学系研究科寄生虫学・感染学 |
第67回日本感染症学会東日本地方会学術集会 |
2018年 10月26日 |
東京 |
ミノサイクリン予防内服後に発症したと思われる新興回帰熱Borrelia miyamotoi感染症の一例 |
児玉文宏 永坂敦 向井正也 |
市立札幌病院感染症内科 リウマチ・免疫内科 |
第67回日本感染症学会東日本地方会学術集会 |
2018年 10月26日 |
東京 |
市立札幌病院での対応について | 児玉文宏 | 市立札幌病院感染症内科 | 麻しん対策セミナー |
2018年 11月8日 |
札幌 |
破傷風抗体価を測定した当院での破傷風の3例 |
吉村淳 児玉文宏 永坂敦 |
市立札幌病院感染症内科 | 第88回日本感染症学会西日本地方会学術集会 |
2018年 11月17日 |
鹿児島 |
タイ渡航後に発症し麻疹と診断された1例 |
横関恵 児玉文宏 永坂敦 |
市立札幌病院感染症内科 | 第284回北海道地方会 |
2018年 11月17日 |
札幌 |
札幌市の麻疹患者発生後に遺伝子検査にて風疹と診断した成人男性の1例 |
金子志帆 児玉文宏 永坂敦 |
市立札幌病院感染症内科 | 第284回北海道地方会 |
2018年 11月17日 |
札幌 |
心筋梗塞治療後に成人水痘を発症した1例 |
森勇喜 児玉文宏 高島有香 永坂敦 |
市立札幌病院感染症内科 皮膚科 |
第284回北海道地方会 |
2018年 11月17日 |
札幌 |
院外から病原体を持ち込まないためには | 児玉文宏 | 市立札幌病院感染症内科 | 平成30年度院内感染対策講習会 |
2018年 12月18日 |
札幌 |
演題名 |
出題者名 | 所属 | 学会 | 発表月日 | 発表地 |
---|---|---|---|---|---|
カンピロバクター腸炎後に発症した腸チフスの1例 |
市川隆裕 児玉文宏 永坂敦 |
市立札幌病院感染症内科 | 第280回北海道地方会 |
2017年 7月22日 |
札幌 |
北海道におけるマダニ媒介感染症 | 児玉文宏 | 市立札幌病院感染症内科 | ダニ媒介感染症セミナー |
2017年 7月26日 |
札幌 |
当院における Staphylococcus lugdunensisのメチシリン耐性率の変化 |
市川隆裕 児玉文宏 永坂敦 |
市立札幌病院感染症内科 | 第64回日本化学療法学会東日本支部総会 第66回日本感染症学会東日本地方会学術集会 合同学会 |
2017年 11月1日 |
東京 |
新興感染症への対応 | 児玉文宏 | 市立札幌病院感染症内科 | 平成29年度院内感染対策講習会 |
2017年 12月9日 |
札幌 |
論文名 |
著者名 | 所属 |
雑誌名 (書名) |
発表年 | 巻 |
ページ ~ |
|
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Comparison of the susceptibility to acute adverse events including anaphylaxis due to COVID-19 mRNA vaccination between hospital workers and general recipients |
Hiroshi KATAOKA*, Tomoko TOMITA*, Makoto KONDO*, Tomoyuki SATO**, Atsushi NAGASAKA***, |
Sapporo City General Hospital of Emergency and General Medicine, ***Department of Infectio Diseases, ****Department of Gastroenterology |
北海道医誌 | 2023 |
98 (2) |
105-112 |
論文名 | 著者名 | 所属 |
雑誌名 (書名) |
発表年 | 巻 |
ページ ~ |
|
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An Autopsy Case of Rapidly Aggravated Clostridium perfringens Septicemia with Colorectal Cancer | Risako Kohya, Taichi Murai, Yudai Taguchi, Kyohei Sawai, Masaya Takehara, Masahiro Nagahama, Kazufumi Itaya, Yuta Koike, Ayana Endo, Yuji Ono, Atsushi Nagasaka, Shuji Nishikawa, Michio Nakamura |
epartment of Gastroenterology , Sapporo City General Hospital |
Case Reports in Infectious Diseases Published online |
2022 | 2022 | - |
論文名 | 著者名 | 所属 |
雑誌名 (書名) |
発表年 | 巻 |
ページ ~ |
|
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北海道における新規オルソナイロウイルス(エゾウイルス:Yezo virus)によるマダニ媒介性急性発熱性疾患の発見 |
児玉文宏 枝川峻二 永坂敦 |
市立札幌病院感染症内科 | Infectious Agents Surveillance Report(IASR) | 2020 | 41 | 11~13 |
論文名 | 著者名 | 所属 |
雑誌名 (書名) |
発表年 | 巻 |
ページ ~ |
|
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2017~2018年の北海道におけるダニ媒介性脳炎ワクチンの有効性と安全性の検討 |
児玉文宏 好井健太朗 永坂敦 |
市立札幌病院感染症内科 | 日本渡航医学会誌 | 2019 | 12 | 70~76 |
論文名 | 著者名 | 所属 |
雑誌名 (書名) |
発表年 | 巻 |
ページ ~ |
|
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病歴から診断する 淡水への曝露歴 | 児玉文宏 | 市立札幌病院感染症内科 | Medicina | 2018 | 55 |
897 ~900 |
|
エキノコックス症(包虫症) | 永坂敦 | 市立札幌病院感染症内科 | 今日の治療指針 | 2018 | - | 246 |
論文名 | 著者名 | 所属 |
雑誌名 (書名) |
発表年 | 巻 |
ページ ~ |
|
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海外渡航者のジカ熱のリスクと説明 |
児玉文宏 岸田直樹 |
市立札幌病院 感染症内科 |
日本医事新報 | 2017 | 4876 | 57 | |
感染症カンファレンス実況中継(2) | 児玉文宏 |
市立札幌病院 感染症内科 |
J-IDEO | 2017 | 1 |
181 ~192 |
|
Respiratory Syncytial Virus and Other Noninfluenza Respiratory Viruses in Older Adults | Kodama F・Nace DA・Jump RLP | Sapporo City General Hospital | Infectious Disease Clinics of North America | 2017 | 31 |
767 ~790 |
Department of Infectious Diseases at Sapporo City General Hospital provide medical services listed below.
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