文字サイズ
縮小
標準
拡大

色合いの変更

お探しの情報は何ですか。

  • Foreign language
  • 音声読み上げ
  • 館内・病棟のご案内
  • 交通アクセス

ここから本文です。

更新日:2024年10月4日

血液内科

血液内科について 

血液内科では、病院の理念である、<すべての患者さんに対してその人格信条を尊重し、つねに“やさしさ”をもって診療に専心する。>を常に念頭に置き、個々の状況に応じて、最適な治療をご相談、ご提案させていただいております。

当科では、急性白血病、慢性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形性症候群などの造血器悪性腫瘍をはじめとして、各種の貧血(再生不良性貧血、溶血性貧血、悪性貧血など)や、特発性血小板減少性紫斑病や血友病などの出血性疾患などの血液疾患に幅広く対応しております。入院患者さんの多くは、悪性リンパ腫、急性白血病、多発性骨髄腫などの造血器悪性腫瘍であり、無菌管理可能な病床も6床有しております。高リスクあるいは再発の悪性リンパ腫や多発性骨髄腫の方には、積極的に自家末梢血幹細胞移植併用大量化学療法を行い、急性白血病などに対しては、血縁者間同種造血幹細胞移植も随時行っており、最新・最適な治療により、長期寛解あるいは治癒を指向した治療を行うよう努力しております。ご高齢の患者さんや合併症を有する患者さんにもおいても、総合病院の強みである各診療科と十分な連携のもとに、個々の状況に応じて、最適な治療を提供できるようスタッフ一同心がけております。

ページの先頭へ戻る

基本方針 

患者さんの病態に応じて、最新かつ最良の治療を提供し、地域の方々に信頼される診療科を目指します。

ページの先頭へ戻る

こんな症状、疾患を診ています 

(抗生物質の効かない)原因不明の発熱、浮腫、貧血、リンパ節腫大、歯肉出血、耳鼻科では原因不明の鼻出血などの症状がある場合は血液疾患が疑われますので、院内各科とあわせて精査いたします。なお、鉄欠乏性貧血は原因の多くが消化管出血か女性の場合は性器出血(生理過多など)ですので、まず消化器科か婦人科の精査をおすすめしています。また当科の外来受診には、原則として紹介状の持参をお願いしています。ほとんどの血液疾患に対応しております。

令和2年度 入院実績

内訳 人数

非ホジキンリンパ腫

97

多発性骨髄腫

45

急性骨髄性白血病

28

骨髄異形成症候群

17

骨髄増殖性腫瘍 7

再生不良性貧血

7

特発性血小板減少性紫斑病

6

急性リンパ性白血病

5

その他 36

造血幹細胞移植実施数

内訳 件数

自家末梢血

7

同種末梢血

1

ページの先頭へ戻る

私たちが担当しています ~担当医紹介~ 

職名 氏名         専門分野 資格等
部長

山本 聡やまもと さとし

血液疾患
造血幹細胞移植

日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医
日本血液学会血液専門医・指導医
日本輸血・細胞治療学会認定医

日本造血・免疫細胞療法学会認定医
ICD制度協議会認定ICD(infection  control doctor)
日本エイズ学会認定医
難病指定医
抗菌化学療法認定医

副部長

皆内 康一郎みなうち こういちろう

血液疾患
造血幹細胞移植

日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医
日本血液学会血液専門医・指導医

日本造血・免疫細胞療法学会認定医
難病指定医

医長

笠原 郁美かさはら いくみ

血液疾患
造血幹細胞移植
日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医
日本血液学会血液専門医
日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 
副医長

大東 寛幸おおひがし ひろゆき

 

日本内科学会認定医・総合内科専門医・指導医

日本血液学会血液専門医・指導医

ページの先頭へ戻る

近隣の医療機関の皆様へ 

当科は近隣の医療機関からの患者さんのご紹介を積極的に対応しております。
当科での治療の適応のある患者さん、鑑別が困難な血液異常の患者さんがいらっしゃいましたら,お気軽にご相談頂ければ幸いです。ご紹介頂いた先生方と患者さんの双方の信頼が得られますよう、努力させて頂きます。
ご紹介は従来通り、医師への直接のご連絡でお受けいたしますが、翌日以降の受診の場合は、外来待ち時間の短縮などサービス向上のため、予約をお願いしております。
札幌市医師会会員の先生におかれましては、地域医療室(受付時間;月曜日~金曜日午前9時00分~午後5時00分・直通電話011-707-7705、FAX:011-707-7706、E-mail:spchiiki@muse.ocn.ne.jp)を通して頂き、札幌市医師会会員以外の先生におかれましては、地域連携センター(受付時間:同じ、直通電話011-726-7831,FAX011-726-7832)をご利用頂ければ幸いです。
尚、緊急に入院治療が必要と思われる患者さんの場合は、空床状況、個室および無菌室稼働状況によっては、早急な受け入れが困難な場合も生じているため、恐れ入りますが、受診前に、直接、お電話にてご確認をお願いできますと幸いです。

ページの先頭へ戻る

学会・研究会等発表演題 

令和4年(2022年)

演題名            出題者名    所属    学会名       発表月日   発表地
APPOLO試験からDPdをどのような患者に使うか読み解く〜DARAレジメンの使い分け〜

山本聡

市立札幌病院血液内科

DARAQURO®

Update Web Seminar In Hokkaido

2022年

2月3日

札幌/

WEB

Pomalidomideの使いどころについて考える(2022) 山本聡 市立札幌病院血液内科 Multiple Myeloma Master’s Meeting  

2022年

2月4日

札幌/

WEB

High risk染色体を有する多発性骨髄腫に対するIsatuximabの意義
〜gain 1qを中心に〜

山本聡

市立札幌病院血液内科

Myeloma Web Seminar

2022年

2月18日

札幌/

WEB

Daratumumab 治療を有効性の視点から考察する

山本聡

市立札幌病院血液内科

DARAQURO®

Update Web Seminar 骨髄腫治療のRWはどう変わったか

2022年

3月10日

札幌/

横浜/

福岡/

WEB

HV-8陰性原発性体腔液リンパ腫の2例

森木朝子

笠原郁美

皆内康一郎

山本聡

市立札幌病院血液内科

第57回日本血液学会春季北海道地方会

2022年

4月16日

札幌/

WEB

多発性骨髄腫の骨病変〜血液内科の視点から〜 山本聡 市立札幌病院血液内科 多発性骨髄腫Web セミナー〜骨病変の病態を深く理解し治療へどう活かすか〜

2022年

7月8日

札幌/

WEB

新型コロナウウィウルスワクチン摂取後に血球貪食症候群を発症した一例

市川貴也

笠原郁美

辻隆裕

皆内康一郎

山本聡

市立札幌病院血液内科

病理診断科

第54回日本血液学会秋季北海道地方会

2022年

9月17日

札幌/

WEB

Clinical impact of renal impairment on the outcome in patients with diffuse large B cell lymphoma

笠原郁美

森木朝子

皆内康一郎

山本聡

市立札幌病院血液内科 第84回日本血液学会学術集会

2022年

10月16日

福岡/

WEB

ハイリスク染色体を有するDLd治療後の再発MMに対する治療選択 山本聡 市立札幌病院血液内科 多発性骨髄腫フォーラム in 北海道

2022年

10月26日

札幌/

福岡/

WEB

がん治療における心血管合併症のマネージメント〜造血器腫瘍を中心に〜 山本聡 市立札幌病院血液内科 Onco-Cardiology〜がんと高血圧・心血管障害治療治療のこれからを考える〜

2022年

10月27日

札幌/

WEB

ページの先頭へ戻る

論文等 

令和2年(2020年)

論文名 著者名 所属 雑誌名
(書名)
発表地   ページ

Continuous lenalidomide treatment after bortezomib-melphalan-prednisolone therapy for

newly diagnosed multiple myeloma.

Ishida T, Kimura H, Ozaki S, Kubo K, Sunami K, Takezako N,

Fujita H, Hayashi T, Kiguchi T, Ohashi K, Yamamoto S, Takamatsu H,

Kosugi H, Ohta K, Sakai R, Handa H, Kondo S, Abe Y, Omoto E, Mitani K, Morita S, Murakami H,

Shimizu K. 

 Department of Hematology, Japanese Red Cross Medical Center. Sapporo Medical University.  Sapporo

City General Hospital. Gunma University Graduate School of Health Sciences. Higashi Nagoya National Hospital. et al.

Annal of Hematology.  2020 99  1163 1072
 Association of Epstein-Barr virus with regression after withdrawal of immunosuppressive drugs and subsequent progression of iatrogenic immunodeficiency-associated lymphoproliferative disorders in patients with autoimmune diseases.

Fujimoto K, Hatanaka KC, Hatanaka Y, Kasahara I, Yamamoto S,

Tsuji T, Nakata M, Takakuwa Y, Haseyama Y, Oyamada Y, Yonezumi M,

Suzuki H, Sakai H, Noguchi H,

Mori A, Nishihara H, Teshima T, Matsuno Y.

Department of Hematology, Graduate School of Medicine, Hokkaido University. Department of Hematology, National Hospital Organization Hokkaido Cancer Center. Department of Surgical Pathology, Hokkaido University Hospital. Department of Hematology, Sapporo City General Hospital, Department of Pathology, Sapporo City General Hospital. Department of Translational Pathology, Graduate School of Medicine, Hokkaido University. et al.

Hematolo

gical Oncology

2020 38 799 807
Feasibility and efficacy of low-dose pegfilgrastim for CD34+ cell mobilization in lymphoma..

Goto H, Hidaka D, Yamamoto S, Hayasaka K, Michimata R, Kagawa I, Sunagoya K, Iijima H, Hayase E, Shiratori S, Okada K, Sugita J, Onozawa M, Hashimoto D,

Kahata K, Fujimoto K, Endo T, Shimizu C, Teshima T; North Japan Hematology Study Group (NJHSG)

Department of Hematology, Faculty of Medicine, Graduate School of Medicine, Hokkaido University. Department of Hematology, Sapporo City General Hospital. Division of Laboratory and Transfusion Medicine, Hokkaido University Hospital. Clinical Research and Medical Innovation Center, Hokkaido University Hospital. Journal of Clinical Apheresis 2020 35 413 419
A novel nutritional index "simplified CONUT" and the disease risk index independently stratify prognosis of elderly patients with acute myeloid leukemia.

Senjo H, Onozawa M, Hidaka D, Yokoyama S, Yamamoto S, Tsutsumi Y, Haseyama Y, Nagashima T,

Mori A,

Ota S,

Sakai H, Ishihara T, Miyagishima T,

Kakinoki Y, Kurosawa M, Kobayashi H, Iwasaki H, Hashimoto D,

Kondo T, Teshima T.

Department of Hematology, Faculty of Medicine, Hokkaido University.  Department of Hematology, Sapporo City General Hospital. Blood Disorders Center, Aiiku Hospital. Department of Hematology, Sapporo Hokuyu Hospital. et al. Scientific report 2020 10 19400  
Refractory Erdheim-Chester disease with central nervous system lesion complicated by central diabetes insipidus

Yamamoto S,

Kasahara I, Yamaguchi K,

Sakai T, Wada N.

Department of Hematology, Sapporo City General Hospital. Department of Diabetes and Endocrinology, Sapporo City General Hospital Rinsho Ketsueki 2020 61 1476 1481