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更新日:2023年3月6日
令和5年度予算においては、新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)患者受入を継続しながらも、一般診療を極力制限しない方針であることから、新型コロナに対応する病床の確保に応じて交付される補助金の減少を見込み、収益的収入全体では13.9億円の減少としております。収入から給与費や材料費などの支出を差し引いた収益的収支差引は 0.9億円の純利益(黒字)を見込んでおります。
資本的支出については、令和4年度に見込んでいる総合医療情報システムの更新経費がなくなることから、建設改良費で16.5億円減少する一方、一般会計からの長期借入金償還金を25億円計上していることから、資本的収支差引は35.1億円の不足を見込んでおります。
なお、これらの収支差引に、現金を伴わない収益と費用等を加味した資金状況は、令和5年度単年度としては20.8億円の資金残となり、過年度分と合わせた令和5年度末の資金残は16.7億円を見込んでおります。
医療サービスの提供やこれに付随する事業など、病院の1年間の経営活動によって生じた収入を「収益的収入」といいます。また、この収入を生むために要した費用を「収益的支出」といいます。「収益的収支」とは、この収入と費用の差額のことで1年間の病院の経営成績を表します(収入が支出を上回れば「黒字」、下回れば「赤字」です)。収益的収入の主なものは、診療報酬や特別室の料金、札幌市の一般会計からの補助金などで、費用は職員の給与や薬品・医療材料の購入費、光熱水費、委託業者への支払い、企業債の利息などがあります。
医療器械の購入や施設整備に要する支出、また医療器械購入等のために行った借入金の元金返済に要する支出を「資本的支出」といい、この財源となる企業債や一般会計からの補助金を「資本的収入」といいます。「資本的収支」とはこの収入と費用の差額のことです。
印刷をご希望の方は、PDFをご利用ください。(PDF:423KB)
令和4年度札幌市病院事業会計予算(PDF:494KB)(令和4年3月30日可決)
令和4年度札幌市病院事業会計補正予算(第1号)(PDF:207KB)(令和4年6月6日可決)
令和4年度札幌市病院事業会計補正予算(第2号)(PDF:264KB)(令和4年12月13日可決)
令和4年度札幌市病院事業会計補正予算(第3号)(PDF:324KB)(令和5年2月28日可決)
令和3年度の病院事業会計決算は、前年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症患者受入対応で入院収益が予算に比べ減少する一方、病床確保促進事業費補助金55.8億円が交付されたことなどにより、20.7億円の黒字となりました。
資金の状況としては、令和3年度単年度の資金残は19.2億円、過年度内部留保資金・一般会計からの長期借入金を合わせた年度末資金残は51.8億円となりました。
【前年度との比較】
令和3年度札幌市病院事業キャッシュフロー計算書(PDF:44KB)
当院は、令和2年1月に北海道初の新型コロナウイルス感染症患者を受け入れて以降、一般診療を制限しながら多くの新型コロナウイルス感染症患者を受け入れてきました。そのため、病院事業会計では、令和2年度及び令和3年度の診療収益が、令和元年度と比較して大幅に落ち込んでいます。減収分は国からの補助金により補填されているものの、今なお感染拡大が続いており、先行きの不透明感が強い状況が継続しています。
令和5年度の予算編成にあたっては、職員一人ひとりがこのことを改めて認識し、例年以上に各業務の改善・整理・効率化等への取組や工夫を行い、収益の確保・向上、経費の削減を進めていきます。
平成28年度決算より、全国的に総務省から示された統一の様式である「経営比較分析表」により、病院事業の経営について分析を行い公表することとなりました。
経営および施設の状況を表す経営指標を活用し、経年比較や類似団体との比較により、札幌市病院局の現状やその背景について分析を行った資料となっております。
経営指標の概要などにつきましては、以下のリンクからご覧ください。
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