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2021年第8週(2月22日~2月28日)のデータを掲載しました。
掲載している数値は、最新週現在の速報値です。速報値のため、後日数値が訂正される場合がありますので、ご了承をお願いいたします。
お知らせ:当ページの更新は、厚生労働省及び各都道府県等と更新時間を統一するため、毎週金曜日の午後に行います。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について
中華人民共和国湖北省武漢市を中心に発生していた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について、札幌市内でも患者発生報告があります。インフルエンザと同様に、マスク着用などの咳エチケット、手洗いやアルコール消毒などの予防対策を行いましょう。
最新の情報は、以下のページをご覧ください。
第8週の定点当たり患者報告数が2.00以上の疾患は、感染性胃腸炎が4.19(第7週:4.89)と前週よりも減少しました。(感染性胃腸炎の第7週の定点当たり患者報告数は4.24から4.89に訂正されました。)
感染性胃腸炎は2次感染が起こりやすいことから、注意が必要です。調理時や排便後などのこまめな手洗いの励行、調理時の食材の十分な洗浄としっかりとした加熱など、日常から感染予防を心がけましょう。
上記以外の定点当たり患者報告数が1.00以上の疾患は、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が1.84でした。
全数把握感染症について、第8週は結核の報告が5件、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症の報告が1件、梅毒の報告が1件ありました。
結核は過去5年間での全数把握感染症の中では最大の報告数となっています。治療可能とはいえ、治療には時間を要する疾病です。結核の知識や予防については札幌市保健所の感染症情報の結核のコーナーをご覧ください。
札幌市では2021年は第8週時点では麻しん患者は確認しておりません。2020年は麻しん患者を確認しておりませんが、2019年は麻しん患者を3名確認しました。
麻しんは感染力が強く、空気感染するため、手洗いやマスクのみでは予防できません。麻しんの予防接種が最も有効な予防法といえます。詳細は札幌市保健所の感染症情報の麻しん(はしか)のコーナーをご覧ください。
札幌市では2021年は第8週時点では風しん患者は確認しておりません。2020年は風しん患者を1名確認し、2019年は風しん患者を19件確認しました。詳細は札幌市保健所の風しんのページをご覧ください。
風しんは子供での症状は比較的軽度ですが、妊婦の方が感染すると先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれる可能性がありますので、注意が必要です。風しんの知識や予防については、札幌市保健所の感染症情報の風しんのコーナーをご覧ください。
詳細は以下のリンクからご覧ください
週報告の定点把握対象の感染症について、定点あたりの患者報告数推移のグラフと区別の患者報告数の表を掲載しています。現在注目すべき感染症に印、注意報レベルの感染症に
印、警報レベルの感染症に
印をつけています。疾病に罹りやすい年齢層についてのコメントは、集計値(小児科・性感染症)をもとに作成しています。
マイコプラズマ肺炎・クラミジア肺炎(オウム病を除く)・細菌性髄膜炎・無菌性髄膜炎の患者報告数を掲載しています。
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症・薬剤耐性緑膿菌感染症・ペニシリン耐性肺炎球菌感染症・薬剤耐性アシネトバクター感染症の患者報告数を掲載しています。
性器クラミジア感染症・性器ヘルペス感染症・尖圭コンジローマ・淋菌感染症の患者報告数を掲載しています。
結核、腸管出血性大腸菌感染症など全数把握対象の感染症の患者報告数を掲載しています。
病原体定点医療機関で採取された咽頭ぬぐい液等の試料から分離されたウイルスの検出状況を掲載しています。今流行しているインフルエンザの型など、流行の原因となっている病原体に関する情報が得られます。
札幌市の感染症発生動向調査における2020/2021シーズンのインフルエンザウイルスの検査において、3月3日現在、検出はありません。
全国的には、3月3日現在、AH1pdm09型が2件、AH3(香港)型が2件検出されています。
病原体定点医療機関で採取された試料から分離されたインフルエンザウイルス・アデノウイルス・エコーウイルス等の採取週別の検出状況を掲載しています。表の中で、単純ヘルペスウイルスはHSV、パラインフルエンザウイルスはPARAINFと略して記載しています。
微生物の電子顕微鏡写真
(厚生労働省ホームページ)
(厚生労働省検疫所ホームページ)
(国立感染症研究所ホームページ)
(北海道立衛生研究所ホームページ)
(札幌市保健所ホームページ)
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