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百日咳は、「百日咳菌(Bordetella pertussis)」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。いずれの年齢でも罹患する可能性がありますが小児が中心です。予防接種により乳児期の罹患リスクを低減できますが、予防接種を行っていない人や接種後年数が経過して免疫が減衰した人が発病することがあります。
7~10日程度の潜伏期間を経て、風邪症状がみられ、徐々に咳が強くなっていきます。乳児の場合、無呼吸発作など重篤になることがあり、死に至る危険もあります。成人では、咳は長期間続きますが、比較的軽い症状で経過することが多く、受診・診断が遅れることがあります。
主な感染経路は飛沫感染です。患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる細菌によって感染します。
抗生物質による治療が可能です。
有効な予防法は予防接種であり、予防接種法に基づく定期予防接種として5種混合ワクチン(※)の接種が行われています。軽症でも菌の排出はあるため、咳エチケットや適切な手洗いを心がける必要があります。予防接種をしていない乳児がいる場合は特に感染への注意が必要です。
※5種混合ワクチン:百日咳・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ・ヒブ感染症の混合ワクチン。2024年4月より、従前の4種混合ワクチンにヒブ感染症ワクチンを加えた5種混合ワクチンが定期接種の対象となりました。
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