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2024年第28週より警報レベルとなっています。
手足口病は、口腔粘膜や手や足に、水疱性発疹が出現することを特徴とする感染症で、コクサッキーウイルスA6・A10・A16、エンテロウイルス71などのエンテロウイルスの感染により発症します。主な感染経路は、飛沫感染・接触感染・糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入ることによる感染)で、3~4日の潜伏期間を経て、発症します。札幌市においては、主に夏季を中心に6月中旬~11月中旬にかけて患者報告が増加する傾向にあり、流行の程度は年毎に異なります。患者報告は乳幼児が多く、1~2歳と3~5歳までの患者報告が、それぞれ報告の40%を占めています。感染力が強いウイルスですが、現在のところ実用化されたワクチンがないため、予防には、流行時のうがいと手洗いの励行が重要です。さらに、この疾患では、主な症状が消失した後も長く糞便中にウイルスが排泄されることがあることから、患者のおむつなどを取り扱った際は注意しましょう。手足口病はウイルスが感染していても症状がでないこと(不顕性感染)も多く、また、症状が治まってからも長期に渡り便中にウイルスが排出される疾患です。外出後の手洗いとうがいの励行や、排便後の手洗いなど、日常から感染予防を心がけましょう。
36の小児科定点医療機関から報告された患者数は以下のファイルをご覧ください。
2024年:報告数(PDF:24KB)・報告数(CSV:2KB)
2024年:定点当たり報告数(PDF:26KB)・定点当たり報告数(CSV:11KB)
2023年:報告数(PDF:16KB)・報告数(CSV:2KB)
2023年:定点当たり報告数(PDF:18KB)・定点当たり報告数(CSV:13KB)
※2022年以前のデータは過去のデータのページからご覧ください。
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