ホーム > くらし・手続き > まちづくり・地域の活動 > まちづくり・市民活動 > 企業市民活動 > さっぽろまちづくりスマイル企業認定制度 > さっぽろまちづくりスマイル企業活動レポート > report04-安田興業株式会社
ここから本文です。
継続こそ力なり。あいさつ声かけ20年
あいさつ声かけ運動で地域の通勤や通学を見守る
「地球環境と建設の調和を願い」をキャッチフレーズに、創業以来58年間培ってきた技術と信頼で、顧客と地域と社会のニーズを満たす良きパートナーとして、数々の公共事業に携わってきました。東区東苗穂に本社ビルを構える同社は、あいさつ・声かけ運動やこども110番、消防団活動など、20年以上の長きにわたって、よりよいまちづくりに貢献しています。
代表取締役安田謙一さん
安田興業は、東区が取り組む「あいさつ声かけ運動」のスタート当初から、社長自ら先頭に立ち、積極的に運動を推進しています。通勤や現場への行き帰りで、地域の方にあいさつをするのはもちろん、20年以上前から子どもや高齢者の見守り活動にも取り組んでいます。「地域での活動は、長年こつこつとやってきました。もう20年以上になると思います。電線地中化の仕事をしていた頃、ただ事務所と現場を往復しているだけではなく、ゴミが落ちていれば拾いましょうよ、と始めたのがきっかけです。社員が東区役所の辺りの道でゴミを拾っていたら、区役所のガードマンだと思われた、なんてこともありました(笑)」
社員の方々はみんな和気あいあいとした雰囲気
多岐にわたる活動の中で、とくに認知症については、全社員が正しい知識をもって対応できるよう、専門の講師を招いて『認知症サポーター養成講座』※1を開き、言葉のかけ方や手助けの方法を実践的に学んでいます。また、本社ビルや現場事務所、工事車輌に「こども110番」や「認知症見守り隊」のステッカーを貼り、緊急時の駆け込み寺としての役割も担っています。
※1認知症サポーター養成講座
認知症について正しく理解し、認知症の方やその家族を見守り、支援する応援者を養成する講座。認知症の基礎知識や認知症の人への接し方などを習得する内容で、10名以上の企業・団体には無料で講師を派遣(会場のみご用意ください)。
【お問い合わせ】札幌市保健福祉局高齢保健福祉部介護保険課
札幌市ホームページ:https://www.city.sapporo.jp/kaigo/k100citizen/k160dokuji.html#sien5
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、講師派遣の受付を中止している場合があります。最新情報は上記URLをご覧ください。
東区に本社を置く企業のトップとして、安田社長は東区災害防止協力会や札幌地区暴力追放センター協議会など、公的な組織で会長職を歴任。「地域ぐるみの活動は、個人と協会、そして区や警察などの公的機関と連携して取り組むことが大切です。習慣として長く続けることで、交通安全の啓発や犯罪の抑止、防災にもつながる。簡単そうにみえて実はとても奥が深い取組だと考えています。一方で、社員にとってもいい経験が積み重なります。社内はいつも明るくていい雰囲気ですよ」
月に1回、社員総出で行うパープルロードの清掃活動
さまざまな地域貢献に取り組んできた安田興業。なかでも清掃活動については、2014年4月スタートの『東区まち美化プログラム』に参加し、伏古拓北通(パープルロード)の清掃から関連施設の破損調査に至るまでを担っています。
また2005年にポイ捨て条例が施行されたのに合わせて、クリーンパトロール隊を結成して、東区役所周辺とパープルロードの2カ所で活動を続けてきました。全社員で朝7時から約1時間、5月から11月まで月1回のペースで行っています。
※2アダプト・プログラム
道路清掃などの環境美化活動を希望する企業・団体と区役所が覚書を交わして、協働で地域のまちづくりに取り組む制度。札幌市では、中央・北・東・白石・豊平・清田・西区で実施。登録要件や手続き方法は区により異なるため各区のホームページを参照。
【お問い合わせ】アダプト・プログラムを実施している区の地域振興課まで。
地域で活動するときに着用するグリーンのベスト姿で
「じつはこの地域だけではなく、北区のアダプト・プログラムにも参加しています。北区にはチョボラ会という高齢者の方たちが活動する組織があります。彼らが旧琴似川の河川敷の、のり面という傾斜になったところの草刈りを機械でやっておられるところをたまたま見てしまったんです。これは危ないなと思い、危険な部分はわれわれがやることにして、平なところと花壇の草取りやゴミ拾いをお願いしますということで北区と協定を結び、さらにチョボラ会とも協定を結びました。2.5キロの河川を往復で作業するとなると、5〜6人でびっしり1週間くらいかかります」心からの、なんとかしてあげたい、という真心は、区を超えた活動にも自然と広がっていました。
地元では、お揃いのグリーンのベスト姿で行う清掃活動が、お馴染みの光景になっています。散歩やランニングで通る人から、「いつもごくろうさま」と、声をかけられる毎日です。「継続こそ力。活動の輪がさらに大きく広がることを期待します」(安田社長)
このページについてのお問い合わせ
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.