ホーム > くらし・手続き > まちづくり・地域の活動 > まちづくり・市民活動 > 企業市民活動 > さっぽろまちづくりスマイル企業認定制度 > さっぽろまちづくりスマイル企業活動レポート > Case3-北土建設株式会社
ここから本文です。
ページ内リンク
1954年に札幌市で創業以来、企業理念として「会社の繁栄を通じ社会に貢献する」というスローガンを掲げています。私たちが仕事を進められるのは地域の皆さまあってのことですから、業務に余裕のある範囲内で社会に何らかの還元やお手伝いをしたいという思いがあります。そこで地域社会の一員として何か役立てないかと考え、まちづくり活動を始めました。まずは会社周辺の地域に貢献できる活動として、道路清掃を開始しました。
福祉除雪地域協力員での除雪ボランティア
特に印象に残っているのは道路アダプト清掃活動と福祉除雪地域協力員としての福祉除雪です。清掃活動は会社周辺のエリアで、4月から雪の降る前まで月に1回、子会社の社員と合同で行っています。ゴミを拾った後の爽快感は心地いいですし、特に大変な作業だとは思っていません。弊社だけではなく町内の方もボランティアでやっているようで、当初からきれいなエリアでしたが年々ゴミの量が減っています。
福祉除雪地域協力員としては、主に単身高齢者の方の世帯を受け持っており、道路除雪が行われた日の昼までに除雪しています。
<福祉除雪地域協力員>
各区社会福祉協議会に「地域協力員」として申込を行い、高齢の方や障がいのある方など、自力での除雪が困難な方の自宅に訪問し、間口部分や玄関先までの通路部分を除雪する制度。個人・団体・企業など多くの方が地域協力員として参加しています。
【お問い合わせ】各区社会福祉協議会まで
札幌市ホームページ:https://www.city.sapporo.jp/fukushijosetsu/boshu/index.html
里塚21号線災害復旧、復興イベントに協力
まちづくりの環境美化活動として2008年に参加してから現在まで、長く続けていることが理由です。また、清掃活動や除雪をしているときに地域の方から労いの声をかけられると「やっていてよかったな」と励みになります。
清掃は屋外での活動で天候の影響を受けるので、参加者確保のための日程調整には気を付けています。除雪は作業のタイミングが降雪量によって違いますし、年によってはドカ雪で苦労することもあります。
また、現場独自でも清掃活動やイベントの協力を常々行っています。これは社員が積極的に地域の方と交流して始めているものです。
定山渓かっぱウォークイベントで参加者の皆さんに飲み物と休憩スペースを提供
良かった点は、地域の方との交流が生まれることです。特に、清掃やイベントに参加して直接お話をする機会は貴重です。地域で仕事をする上で、スムーズに住民の方と話ができることは非常に大切です。現場では、通行止めや機械を使った音、埃が出る場合もあり、地域の方のご理解が欠かせません。日頃から地域住民の方とコミュニケーションを取ることで事前に対策を講じられます。やはりお互いに打ち解けているのとそうでないのでは、話の進みやすさが格段に違いますね。
夕日橋・木挽大橋、展望台へ休憩場とトイレの設置
既に各企業さんもやっていることですが、できる範囲内で無理なく、業務を生かして身近なところから取り組めばいいと思います。例えば建設業で重機を持っている会社さんなら、それを利用して学校や道路などのメンテナンスをするといったような活動です。本業以外から始めるのは大変だと思うので、会社の仕事に直結した社会貢献活動として地域のお手伝いができるといいと思います。
また、活動は会社の規模にもよります。大手さんのように人数がいればできることや、逆に少人数だからこそ密着してできることもあるはずなので、無理せず進められるのが一番です。
今後の活動については、各現場周辺の地域に協力することを継続したいです。弊社は土木関係の会社なので、そういった業務にリンクしたお手伝いを中心に行います。本社はもちろん現場レベルでも機会があれば積極的に参加し、またこちらからも声かけをしていきたいと思います。特に清掃活動と除雪は本社周辺で最も地域に密着した活動なので、力を入れて継続していきたいです。
このページについてのお問い合わせ
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.