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2022年度のさっぽろまちづくりスマイル企業「ゴールド企業」として表彰されたムトウ建設工業株式会社(札幌市白石区)。地元・白石を中心に同社が長年続けている地域や環境の取り組みについて取材しました。
『地元へ恩返しの気持ちで続けています』
白石区で創業して今年でちょうど50年、「札幌のまちづくりは私たちが担っている」という信念のもと、創業から10年経った頃から地域貢献活動を続けてきました。環境美化活動や福祉除雪、町内会への寄付など幅広いテーマにコツコツ取り組んでいます。
近年は、当社の活動を見た町内会の方々が率先して清掃活動や災害への備えをされるようになり、まちづくりの輪の広がりを少しずつ実感しています。
(画像)代表取締役 武藤 征一 さん
長年にわたって白石区を中心にまちづくりに取り組んできた武藤さん
たくさんの感謝状や表彰状が飾られています
「南郷13清掃隊」として地域の美化活動に取り組んでいます
ムトウ建設工業株式会社が、「創業以来お世話になってきた白石区に恩返しと、未来を担う子どもたちの健全な育成に役立ちたい」という思いから取り組んできた代表的な活動が「南郷13清掃隊」。白石区まち美化プログラムに10年前から参加し、近隣の企業とも協力しながら駅周辺の清掃活動を毎月行っています。年々ゴミの量が目に見えて減っており、「『地域が喜んでくれる』活動だと感じる」と代表取締役の武藤さんは語りました。
「白石区ふるさと会での活動も大切なまちづくりの一つです」と語る武藤さん。自らが会長となり、「白石区郷土館」の開設や白石命名150年の記録誌(全4巻)の刊行など、白石区の魅力を後世にまで伝えるための活動にも取り組んでいます。「地域の歴史に触れることで、より地域に愛着を持ってもらえる」と話しました。
近年は、白石区の小中学校の児童・生徒たちの作品を集めた冊子「ななかまど」の発行にも力を入れ、子どもたちが生き生きと楽しく成長できるまちを目指し、地域に根ざした活動を続けています。
白石区の歴史が詳細に分かる記録誌(上)
子どもたちの作品がまとめられた「ななかまど」(下)
建設業界の人材不足解消のため、「札幌市ワーク・ライフバランスplus企業認証」に登録し、働き方改革にも積極的に取り組んでいます。具体的には、仕事とプライベートの両立を目指して従業員就業規則を見直し、週休2日の実現のため、無理のない作業工程を組むなどを様々な角度から職場環境づくりを行っています。
「災害そなえ小屋」とは、大震災など万が一の時にそなえて発電機や食料品、水、スマホの充電器など必要なものを備蓄した小型の倉庫です。当社では、4年前に起こった北海道胆振東部地震以前から「災害そなえ小屋」を工事現場に積極的に設置し、災害に備える活動を続けてきました。近年は、町内会側から設置したいという声も上がり、地域住民に向けた防災品の取扱についての説明会では、熱心に聞いている姿も見られるそう。公園にも置くことができるようになり、「地域全体で災害に備えようという雰囲気が広がっている」と武藤さんは語りました。
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