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元々この白石の地で仕事をしてきて、地域のイベントへの参加や様々な寄付、清掃活動、交通安全運動など、当たり前のようにまちづくり活動をしてきました。私自身は13年前から白石区ふるさと会(白石区内で活動するまちづくり団体)の会長を務め、弊社も会員として活動しておりますが、その中で町内会連合会の方々のお話をする機会が多くあります。ふるさと会などのまちづくりを行う仲間と連携して、地域の要望に沿った活動を行っています。
弊社のまちづくり活動は、常に白石区の地域の皆さんとつながって歩んできた流れがあります。
南郷13清掃隊による清掃活動
白石区ふるさと会として多くのまちづくりイベントに参加し地域の方々を知ることができたことや、企業連合として南郷13清掃隊を結成し美化活動をしていることです。南郷13清掃隊として白石区まち美化プログラム(アダプト・プログラム)に参加しており、会社の前の南郷通に面した人たちと共に、冬場を除いて毎月清掃を実施しています。社員も長く参加しているので、自社の敷地周辺だけでなく全域の清掃をしっかり行う姿勢が身についています。
定期的に続けていくと、面白いことにゴミの量が減っていきます。ゴミを拾うことはその場の問題解決だけでなく、次のゴミが捨てられることへの抑止力にもなります。社員からは「地域が喜んでくれる活動なのでやりがいがある」という感想もあり、月に1回の清掃活動以外のものでも生活の一部として美化活動に取り組んでくれています。
<アダプト・プログラム>
道路清掃などの環境美化活動を希望する企業・団体と区役所が覚書を交わして、協働で地域のまちづくりに取り組む制度。札幌市では、中央・北・東・白石・豊平・清田・西区で実施。登録要件や手続き方法は区により異なるため下記の各区ホームページを参照。
【お問い合わせ】アダプト・プログラムを実施している区の地域振興課まで
白石区複合庁舎前での交通安全運動の様子
南郷13清掃隊を挙げたのは、身近なこととして弊社が取り組んでいることだからです。普段自分たちが使っている道路が汚れているとやはり気になるものですね。
また、白石区ふるさと会や南郷13清掃隊のように世代も職業もさまざまな人達と活動する上では、お互いを知ることが重要だと感じています。「人を知る」ということは単純に顔や名前を知るという意味だけでなく、頼み頼まれる関係を築くという意味も含んでおり、お互いを知っていないと何事も円滑に進みません。これはまちづくり活動に限らずどんな事業にも通じる必要不可欠な部分かもしれません。
白石区ふるさとまつり・片倉鉄砲隊に参加
以前に、会社としての寄付に加え、他企業や個人からも寄付を募って白石郷土館の設置に取り組んだことがありましたが、地域の歴史に触れることで愛着を持って取り組める点も、まちづくり活動の魅力のひとつだと感じました。
まちづくりをする中で特に影響を受けたのは、「有償ではなく無償でボランティア活動をする」という考えです。教えてくれたのは特別な人たちではなく、弊社と同じような普通の中小企業の親父さんたちです。大企業のように大きなことはできませんが、志を持ってやるべきことを平然となすという心構えに感動し、先輩方の思いを引き継ぐ意味も込めて活動しています。
また、これまでは活動に対する評価を受けることは考えずにやってきましたが、会社としてスマイル企業の認定を受けたことは励みになりました。申請したいという声が社内からあがったことも、長年やってきた活動が良いものだと内部に理解されていたのかなと感じ、嬉しかったですね。
弊社のように他企業や団体と協力してまちづくりを行うときは、やはり透明性・公平性・合理性が大切です。協同して活動するためには、特定のメンバーに負担が偏ることがあってはなりません。無理のないかたちで気持ちよく参加してもらえるよう、常に情報を共有し公正に進めていく必要があります。そうしないと、どんなに素晴らしい活動でも綻びが出てしまいます。
今後も、主に白石区のまちづくりに根ざした活動を継続していきます。これまでさまざまな取組ができたのは地域の皆さんの理解と助けがあったからです。これからも人とのつながりを大切にしながら、活動を行っていきたいです。
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