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更新日:2023年5月23日

report05-株式会社札幌ドーム

地域の方々にとって、役立つ施設であるために

2020活動レポート5(札幌ドーム)

小学生を対象に親子で参加できる「生き物探検隊」

 

北海道最大の全天候型ドームとして国内外から多くの人を迎え、多彩なエンターテインメントを繰り広げてきた札幌ドーム。自然豊かなロケーションとドームならではのスケールを活かして、CSR活動においても札幌市民の広場として特別な感動体験を提供しています。

 

人々に開かれた場所としてっと身近に、親しみやすく

2020活動レポート5-1(担当者)

経営企画室経営企画課辺さん

札幌ドームは「とよひらまちづくりパートナー」の一員として、近隣町内会の清掃や花植え、お祭りや新年会のサポートなど、さまざまな活動に取り組んでいます。また、地域に開かれた施設として、広大な敷地を活かした自然観察会を実施。生態系の豊かさを身近に感じられると喜ばれています。

※とよひらまちづくりパートナー

地域のまちづくり活動への参加・協力の意欲を持った企業などに、「地域のためにできること」を登録してもらい、

「地域のパートナー」として、町内会をはじめとする地域団体の皆さんといっしょにまちづくり活動に取り組んでもらうことを通じ、多様な担い手によるまちづくりを推進することをめざす取組。

【札幌市ホームページ】https://www.city.sapporo.jp/toyohira/machi/partner/index.html

 

「札幌ドームが建っているのは、以前、農業試験場があった自然豊かな場所で、そこはまちと自然の境目といえる環境になっています」と渡辺さん。「自然を破壊して建てるのではなく、もとからあった自然を活かして建設しようというのが、札幌ドームのコンセプトです。鳥や虫など、より多くの生き物が訪れる場所となるよう、周辺の調査や分析を行い、敷地内に多様な環境を創出しました。専門家によるモニタリング調査の結果、現在では、鳥が36種類、チョウが35種類、トンボも30種類生息していることがわかっています」

近隣の小学校の授業の一環として敷地内で見られる生き物についての学びの場を提供したり、夏休みには子ども向けに昆虫採集ができる企画を実施。秋には大人にも楽しんでもらえるような野鳥観察会を開催するなど、幅広い世代に向けた、自然をテーマにした交流を積極的に行っています。こうした取組を通じて、札幌ドームそのものが生物多様性を考慮した設計になっていることを多くの人に知ってもらい、興味をもってもらう機会を設けています。

 

屋外テラスの夏まつりは盛り上がりました
これからも地域とのつながりを深めていきます

2020活動レポート5-2(取組)

社員の方々はみんな和気あいあいとした雰囲気

敷地内には散策路も整備され、市民の皆さまに喜んでもらえるよう樹木プレートが設置されており、散歩が楽しくなったという声も届いているそうです。

2019年には新たな取組として、屋外テラスを会場に、夏まつりを開催。屋台や縁日、各種アトラクション、コンサドーレのステージイベントなどで盛り上がりました。「豊平区を中心に周辺地域の方々との連携を深めることができました。今年は開業20周年なので今の状況に合わせて、新しいカタチで感謝を伝えたいと考えています」

 

喜んでもらうために今、何をすべきかCSRの視点を忘れない

2020活動レポート5-3(担当者2)

広報課課長代理田さんとの連携で、幅広い視点を持った業務を遂行

札幌ドームはプロスポーツやエンターテイメントを楽しむ非日常空間。同時に、「地域の方々のためにつくられた施設である、ということが第一にあり、経営そのものがCSRであり、まちづくりであると考えています」と渡辺さん。地域の人にとって役立つ施設であるために何をすべきか、どうしたら喜んでもらえるか、全ての企画はそこからスタートしています。

 

「みらいシート」や「絵画展」で子どもたちに夢と感動を

2020活動レポート5-4(メモリアルコーナー)

無料解放のメモリアル(展示)コーナーの前で

例えば、「札幌ドームみらいシート」。これは、札幌市内の小学生を対象に、親子で北海道コンサドーレ札幌か北海道日本ハムファイターズの試合を観戦できるプログラム。参加した子どもたちはスタジアムの臨場感に大興奮。「本当に楽しかった」という感想が多く寄せられています。また、昨年10回目の開催となった「札幌ドームこども絵画展」では、イベントが軒並み中止されるなか、担当した渡辺さん自ら町内会や児童会館に参加を依頼し、多くの作品を集めたそう。「とくに近隣の子どもたちには、イベントをやっているときだけ行く場所ではなく、札幌ドームを日常生活の中にある身近な存在として感じてもらえることを目標にしています。敷地内は基本的に年中自由にお入りいただけます。いつでも気軽に足を運んでいただけるよう、地域とのかかわりを大切にしながら、活動を続けていきたいと思っています。また今後はドームならではのスケール感を活かした、コロナ禍にあっても安心して楽しんでいただける方法についても考えたいですね」と語ってくれました。

 

 

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