市長表彰/ゴールド企業-北海道コカ・コーラボトリング株式会社

2021年度のさっぽろまちづくりスマイル企業「ゴールド企業」として表彰された北海道コカ・コーラボトリング株式会社（札幌市清田区）。限りある資源を次世代に繋げていくため、同社が長年続けている地域や環境の取り組みについて取材しました。

どさんこ企業として、いまできることを

地域や環境をめぐる課題と向き合い 「北の大地とともに」歩む

「さわやかさと潤いを提供し、道民の皆さまから愛され続ける企業」を目指す北海道コカ・コーラボトリング株式会社。「サスティナブルな社会・経営」の実現に向けて、安心で安全な地域づくりを応援する取り組みなど、市民に寄り添った多様な活動を続けています。

（画像）広報・サスティナビリティ推進部　地域連携責任者　部長　鈴木 大介さん

北海道で流通する自社製品のほとんどを製造する札幌工場（札幌市清田区）

サスティナブルな視点を持ってさまざまな角度から市民の生活をサポート

「い・ろ・は・す天然水」の水源でもある白旗山で植樹活動

■環境保全活動

北海道コカ・コーラボトリング株式会社は「北の大地とともに」をスローガンに、どさんこ企業としてサスティナブルな視点を持ちながら、環境問題や地域課題の解決に向けた取り組みを続けています。

例えば「い・ろ・は・す天然水」の水源でもある清田区の白旗山では、植樹を実施しています。山や森の豊かな自然を守ることで美しい水が将来にわたって循環し続けることを願って、長く続けている活動です。

また、清田区のシンボルのひとつ、厚別川では清掃活動とともに「リバーコーミング」を実施しています。河川付近の清掃を行うと同時に、集めた河川ごみを分類・分析して、自社資材を改良するための研究に役立てています。

厚別川を清掃し河川ごみを研究に活かす「リバーコーミング」

■新型コロナウイルス感染症への取り組み

同社では、新型コロナウイルス感染症に関しても積極的な取り組みを行っています。北海道内の児童養護施設全23施設への不織布マスク30万枚の寄贈や、北海道庁、道立施設、札幌市役所・各区役所の庁舎内に抗菌・抗ウイルス施工を実施するなど、市民がより安心して生活できるようサポートしました。また、道内のフードバンク10団体を通じて製品寄贈を行い、地域の子ども食堂や生活困窮者支援団体などへの支援を行いました。

近年は、オンラインでの取り組みにも注力しています。小学校の社会科学習向け「オンライン工場見学」は対象範囲を拡大し、より多くの団体が利用できるようリニューアル。小学校の冬休み時期には、YouTubeでオンライン工場見学などの動画を公開しました。製造現場の映像や、同社製品で作るノンアルコールカクテル「モクテル」の作り方紹介など、自由研究に活用してもらえるような工夫もしています。

多くの団体が利用できるように「オンライン工場見学」をリニューアル

POINT!豊かな自然を未来に「北海道e-水プロジェクト」

“100%リサイクルペットボトル”で環境負荷を低減

北海道コカ・コーラボトリング株式会社では、北海道の豊かで美しい「水」を中心とした自然環境を守り次世代へと引き継ぐことを目的とする「北海道e-水プロジェクト」に取り組んでいます。事業者、行政などが協働するプロジェクトで、同社ではその一環として、販売している北海道の天然水「い・ろ・は・す天然水555㎖PET」の売り上げの一部を公益財団法人北海道環境財団に寄付し、道内各地域で水辺の環境保全活動に取り組む団体や流域ネットワークの活動を支援しています。プロジェクトは令和3年に12年目を迎えました。

「い・ろ・は・す天然水555㎖PET」は、同社札幌工場の地下から汲み上げられた天然水を使用しています。札幌市清田区南西方向にある白旗山方面から、長い年月をかけてゆったりと深い地下を流れてきた水で、厳しい品質管理を経て私たちの手に渡ります。“100%リサイクルペットボトル”を使用し、ペットボトル1本あたりのCO²排出量を60%削減するなど、環境に配慮した製品です。

 

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