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月に1回、本社周辺の道路清掃を実施
2009年のISO14001(環境規格)取得から、具体的な目標を持ってまちづくり活動を行うようになりました。1952年の創業以来、インフラ整備を中心に社会貢献を実践してきましたが、地域に生きる建設業として地域(特に東区)にしっかり根ざすということが大切だという思いがあります。
会社や仕事は地域の皆様やまちの上で成り立っているという意識を職員全員が持ち、会社全体で地域に貢献しようという雰囲気があります。
また、他にはない独自性のあるまちづくり活動を行うことも、「やらされた感」を感じず、プライドを持ってまちづくり活動を行っている理由の一つです。
病院などに寄贈している車椅子
本社や各作業所から発生するリサイクル資源物(新聞紙、雑誌、アルミ缶、スチール缶、ペットボトルなど)を集めポイント化し、貯まったポイントで車椅子を寄贈するという、株式会社マテックの「リサイクルポイントシステム」を利用した活動です。2010年7月から毎年継続して市内の病院や区役所に寄贈を行っています。
これは株式会社マテックのラジオCMを聞いた職員からの提案で始めた活動です。金銭的なもので何かを買って寄付するわけでなく、リサイクルから生まれたものが社会貢献にも環境活動にもなる。特に建設業界で仕事をさせてもらっていると、環境への負荷の軽減は大きな課題の一つです。すべての方が幸せになれるような活動であるということで、社内でも快く受け入れられました。
<リサイクルポイントシステムとは>
株式会社マテックが行っている、資源物の重量に応じてリサイクルポイントが貯まり、貯まったポイントが、環境に配慮された様々な商品と交換することができるシステム。交換した商品は、病院や福祉施設などに寄付されるなど社会貢献活動としても利用されています。
【お問い合わせ】株式会社マテック代表番号:0155-37-5511ホームページ:http://www.matecland.jp/
リサイクル資源の回収
リサイクル制度を活用した車椅子の寄贈ということで、すべてを幸せにする活動ということが印象に残る理由です。
ただ、弊社では「資源物をなるべく出さない」リデュースにも取り組んでいるため、ポイントを増やすことが年々難しくなるという問題が出てきました。そこで、業務中に発生した資源物以外に、従業員の家庭で不要になった電子機器、新聞紙、ダンボール等を従業員自ら持ち込んでもらい、ポイント増へ解決を図っています。また、収集にはペットボトルや缶類は洗ってから集めるというひと手間がかかりますが、各自が作業所や家庭で洗ってくれています。
すべて全職員の協力があってこその活動です。目標を持って、社長をはじめ全社で活動を行っていこうという思いを全職員が共有できているのだと思います。
寄贈したソーラー電波時計は自ら東区の公園に設置
寄贈している車椅子は、通常の車椅子に比べ座椅子の幅が広く、軽量で扱いやすいため、病棟で使用している患者さんだけでなく医療スタッフの方々にも喜んで頂けているようです。また、寄贈するという物理的な効果の他に、寄付先の方にもこの活動を知ってもらうことで、皆のまちづくりや環境に対する意識が高まっていることが良かった点です。
更には、リサイクルポイントシステムの利用や、東区内の公園に設置するソーラー電波時計の寄贈などの独自性を出した活動を行うことは、社長の方針でもあります。他にはないことを先行してやっていくことで、職員のモチベーションを高めることに繋がっています。
杉原建設の社訓の「結(ゆい)」の精神は、職員がひとつになり、結び付き、まとまるという意味があります。この精神の元、会社全体でひとつのことをしっかりやろう。自分のことだけではなく、他人のために貢献していくことが大事だという考えが徹底されています。
とにかく全職員が協力して継続して活動していくことが大切だと考えています。活動を継続することによって、職員だけでなくその活動にかかわる全て方々のまちづくり活動の意識も向上します。
今後も車椅子やソーラー電波時計に限らず、皆様に喜ばれる物の寄贈を考えていきたいです。また、地域と連携しながら、新しい活動にも取り組んで参りたいと思っています。
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