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代表取締役社長 田中 裕基さんにお話をお聞きしました
株式会社三五工務店では家づくりに留まらず、地域や北海道がより豊かに幸せになるような地域貢献活動を行っています。
清掃や除雪、森林保全活動のほか近隣の小中学校と連携しながら大工の出前授業や講話、職場体験の受け入れなど次世代の育成にも力を注いでいます。
大工の出前授業で真剣な眼差しでくぎ打ちに挑戦
森林清掃ボランティアで木が育つための環境を整備
株式会社三五工務店が続けている活動のひとつに「職場体験」があります。
この2年ほどはコロナ禍により中止を余儀なくされていますが、札幌市立北陽中学校の生徒を2013年から継続して受け入れています。設計プランニング体験など、参加する生徒に合わせて毎年担当者が独自のプログラムを組み、住宅ができるまでの仕組みや仕事の意義、大切さを伝えてきました。
仕事内容だけでなく同社の想いや情熱も伝える職場体験
昨年9月に過去の職場体験に参加した元生徒から、進路相談のメールが届きました。
当時の職場体験をきっかけに建設業界に興味を持ち、将来は同社への就職を希望しているという内容で、代表の田中さんは嬉しさと共に活動の意義を強く感じたと話します。
「社員と喜びを共有しました。子どもたちの将来に貢献するため、職場体験はぜひ続けたい」と語りました。
木、自然、北海道を愛する地域工務店として、良質で心地よい道産木材を使った家づくりにこだわる同社では、「豊かな自然を次世代に残すため」「家をつくることで自然を作るため」に森林サイクルに合わせて木を伐採し、家づくりが森林破壊につながることなく自然が循環するよう環境整備の手伝いをしています。田中さんと社員は時間を見つけて森を訪れ、清掃などの森林保全活動のボランティアに参加しています。
ナチュラルミネラルウォーター「KIMUN KAMUY WATER」もそんな想いから生まれた商品のひとつ。
北海道の自然を味わいながら守るため、売り上げの一部を森林保全活動に活用しています。
こうした多岐にわたる活動に共通するのは「地域を豊かにすることで、北海道に貢献する」という同社の強い想いです。
「KIMUN KAMUY WATER」の売り上げの一部は森林保全活動に活用
地域の小学校と連携し次世代の育成を支援する
~大工の出前授業で「なり手不足」解消にも貢献を~
大工さんによるくぎの打ち方レクチャーに子どもたちは興味津々
地域の青少年の健全な育成に向けた社会体験、子どもたちが建設業に興味を持つきっかけづくりとして、株式会社三五工務店では札幌市立和光小学校で大工さんの出前授業を実施しています。
工作キットや同社が用意した端材などを使用して、同校3年生が図工の時間に思い思いの作品づくりをしました。職人の技術紹介をする中で、釘を使わずにつながる「仕口・継手」をどう外すかという大工さんからの問題に、協力して力一杯外そうとする場面も。子どもたちは工作に取り組みながら、釘打ちのアドバイスをもらうなど大工さんとの交流を楽しみました。
長く受け継がれてきた熟練大工の技や職人の心を次世代に伝えたいという想いから、若い大工の育成も同社の使命のひとつと考え、「出前授業が『なり手不足』解消にもつながれば」と田中さん。
「子どもたちの自由な発想に刺激を受けています。地域への恩返しの気持ちを忘れず、このような活動を大切に続けたい」と話してくれました。
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