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2月になりました。札幌では雪祭りが始まりますね!
真っ白な雪が、華やかで、様々な、精巧な造りの雪像に変化し、綺麗に並んでいる様子は、文字通りお祭り気分で、ワクワクします。
小学校2年生の頃、雪像ではありませんが、小さなかまくらを作ったことがありました。
あの日、学校のグラウンドは一面、雪で埋まっていました。
友達数人と、先生と、おうちの人がいたので、冬休みだったのか、子ども会の集まりだったか、はっきりとは覚えていません。スキーウェアを着たまま雪の上に横たわったり、穏やかな雪合戦を行ったり、雪に埋まった鉄棒に腰掛けてお話したり、各々、楽しく過ごしていました。そして、突然「かまくらを作ろう!」という話になったのです。
「かまくらって、どうやって作るのかな?」
みんな、テレビや写真、漫画で見たことはあっても、実物を見たことはなく、作るのも初めてでした。外側を固めて壁のように作っていくのだろうか、それとも固めた雪に穴を開けていくのだろうか。みんなで試行錯誤、協力しながら、なんとか、かまくらが完成しました。
子ども2人が入ってぎゅうぎゅうになるくらいの、小さなかまくらでしたが、気持ちとしては、とても大きな達成感を得られたのです。かまくらの中は温かく、中から覗くグラウンドの景色は、いつもと違うように感じました。
私は当時、「子どもだから」という理由で、なんとなく、まだ世の中の一員ではないような感覚がありました。まわりから何かを言われたわけではないのですが、「大人にならないと、ダメなんだ」という気持ちを強く抱えていたように思います。
しかし、かまくらを完成させたことで、ほんの少し、「やってみたら、できるんだ!」という自信につながったのです。みんなで協力して、ひとつのものを造りあげたのです。
大人、子ども関係なく、人にはそれぞれ、力があります。しかし、自分の持っている力を十分に発揮できない、一人で抱えてしんどくなってしまうことが、あるのではないでしょうか。
そんなとき、よければ、アシストセンターでお話ししてみませんか?
あなたの力が充分に発揮できるように、悩みを解決できるように、アシストでお手伝いできればと思っています。どうぞ、ご相談をお待ちしています。
令和7年2月4日
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