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更新日:2022年4月18日
私たちが入職したのは、コロナ第一波の最中でした!公立病院で感染症の基幹病院でもある当院では、コロナ患者さんに対応するために、一般の診療がすごく縮小されました。それまでのような研修ができず、一番研鑽を積むべき時にかえって“暇”になってしまい、とても残念な気持ちになりました。「だからといって外には遊びにゆくわけにはいかないし、何したら良いんだ?」と思っていたある日、参加した「オンライン飲み会」で、他の病院の同期の話を聞く機会がありました。「こんな手技やった」「こんな疾患診た」など、みな日々の研修の様子を嬉しそうに語っており、成長している様子を目の当たりにしました(遅れている中オンライン飲みをしている場合ではないのですが(笑))。「みんな着実に成長しているんだな…」と思ったことが、その後の研修に対するモチベーションを上げてくれました。
それからは少しでも経験を積むため、わずかな機会も逃さず、できるだけ多くの患者さんを診られるよう意識しました。指導医の先生方も状況を不憫に思ってくださって、スキルトレーニングやレクチャーの場を多く設けていただきました。また、始めは近づけてもらえなかったコロナ病棟での診療機会を頂き、それをもって経験と為すことができたのも良かったです。弊害として、「帰った後に何かあったら、機会を逃してもったいないな」と思うようになり、毎日遅くまで残ることが多くなりました。(何かあったら連絡してもらうようにして、仕事が終わり次第さっさと家に帰りましょう。笑) )
当院の歴代研修医の中では「コロナ(ゆとり)世代」であることには変わりありませんが、やる気に応じて学びたいだけ学ぶことができ、コロナ禍でも研修環境を柔軟に適応させてくれた当院には感謝しかありません。これから当院に研修医として来られる皆さんにもイチオシのポイントです。人として、医療人として、社会人として、あらゆる面で成長させてくれる環境が、当院にはあると思います。
後輩となる研修医の皆さんが、素敵で実りのある研修生活を送れますよう応援しています。頑張ってください!
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