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更新日:2021年2月24日

歴史

修道院の村から芸術の街へ

  ミュンヘンは、10世紀にベネディクト派の僧侶がイザール河畔につくった集落が起源で、「修道僧の住むところ」という言葉が名前の由来となっています。
  ミュンヘンの街の歴史は、1158年にハインリヒ獅子王がイザール川に新しい橋を架け、塩の取引きには必ずミュンヘンを通るようにしたことから始まります。修道院のある小さな村だったミュンヘンは、この通行税で豊かになり、発展していきました。

  1180年にはヴィッテルスバッハ家の支配下に置かれ、王宮所在地としてドイツの首都となったこともあり、美術を愛したヴィッテルスバッハの大公たちが収集した美術品は、今日にも多く残されています。
  17世紀から18世紀にかけて、ミュンヘンは「ドイツのローマ」と呼ばれ、バロック様式の建物が盛んに建設されました。
  1806年に王国となったバイエルンでは、「ミュンヘンをドイツの誇りになる都市にしたい」として、古典主義の建築物を市内に完成させました。

第2次世界大戦では、ミュンヘンの45%ががれきの山と化しましたが、見事に復興を果たし、1972年には夏季オリンピックが開催されました。この大会を機に地下鉄や郊外電車が整備され、今日の経済発展へとつながりました。

 オリンピック公園 (Olympiapark)

  1972年、ここで第20回オリンピック競技大会が開催されました。
  オリンピックスタジアムは、オリンピックのメインスタジアムとして使用されたほか、1974年の西ドイツW杯など、数々の大会で使用されています。高さ290mのオリンピック塔は、アルプスまで一望できるミュンヘンで一番高い展望台です。
  多くの施設がレジャー用に開放されていて、休日はたくさんの人がスポーツを楽しんでいます。

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