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大田広域市は最先端科学の新興都市というイメージがありますが、大田地域からは先史時代の遺物と古代の壺が発見され、旧石器時代からの祖先が住んでいた悠久の歴史を持つまちなのです。
百済の時代には、都の置かれた公州に近接しており、いくつかの城壁が築かれました。李氏朝鮮の時代には「幾湖学派」という韓国儒教の書院の中心地となり、幾人もの著名な儒学者を輩出しています。
日韓併合の時代には、ソウルから釜山まで鉄道が建設され、大田は運送の要地となりました。大韓民国独立後の1949年に大田市が成立。朝鮮戦争により大田市は廃墟と化しましたが、1970年代にはソウルから釜山、ソウルから木浦をつなぐ高速道路の分岐点となり、再び物流の中心地となりました。
1973年には「大徳研究団地」の開発が始まり、以後、韓国科学技術院などの研究機関が集積されていきます。そして1993年には大田世界博覧会(科学エキスポ)が開催され、大田市は世界的な都市に飛躍していきます。1995年には広域市に昇格し、現在でも科学のメッカとして発展を続けています。
韓国科学の中心地である大徳研究開発特区は、「韓国のシリコンバレー」とも呼ばれ、韓国原子力研究院、韓国航空宇宙研究院、韓国電子通信研究院など、先端科学技術の象徴として注目を集める科学団地です。高等科学技術の人材養成や国家的な中長期研究開発のために設立された韓国科学技術院は、韓国科学技術分野における英才のゆりかごとも言われています。また、この団地は、未来の科学者となる子どもたちの生きた学習の場ともなっています。
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