ホーム > 健康・福祉・子育て > 健康(からだ・こころ) > 感染症・予防接種 > 感染症 > エキノコックス症
ここから本文です。
お知らせ
令和4年7月、市内の飼い犬で、エキノコックス症の感染が確認されました。
犬の場合、エキノコックスに感染した野ネズミを食べることにより感染します。
飼い主の皆様におかれましては、「犬の飼い方」を参考に飼い方にご注意ください。また、感染が疑われる場合はかかりつけの動物病院を受診し、獣医師にご相談するようお願いいたします。
エキノコックス症とは、エキノコックスと呼ばれる寄生虫の卵が、ヒトの口から体内に入り、幼虫となって肝臓などに寄生し、肝機能障害などを起こす病気です。
エキノコックスの幼虫の発育は非常に遅く、自覚症状があらわれるまで数年から10数年かかるといわれています。
現在では、血液検査などで早期に発見でき、手術によって治すことができます。
ヒトの体内にエキノコックスの卵が入るのは、エキノコックスが寄生したキツネやそのふんに直接さわるなどの場合が考えられます。
また、キツネのふんで汚染された山菜を生で食べたり、沢水・わき水を飲んだりした場合が考えられます。
ヒトからヒトに感染することはありません。
エキノコックス症の感染予防のために、以下のことに注意しましょう。
各区保健センター(健康・子ども課)では、小学生以上の札幌市民の方を対象とした、無料の検診(血液検査)を実施しています。
検診の実施日及び受付時間については、お住まい又は受検を希望される区保健センターにお問い合わせください。
エキノコックス症に関すること及び検診に関するお問い合わせ先 | 検診申込 | |
---|---|---|
札幌市保健所感染症総合対策課 | 011-622-5199 | × |
中央保健センター(中央区健康・子ども課保健予防係) |
011-205-3351 | ○ |
北保健センター (北区健康・子ども課保健予防係) |
011-757-1185 | ○ |
東保健センター (東区健康・子ども課保健予防係) |
011-711-3211 | ○ |
白石保健センター(白石区健康・子ども課保健予防係) |
011-862-1881 | ○ |
厚別保健センター(厚別区健康・子ども課保健予防係) |
011-895-1881 | ○ |
豊平保健センター(豊平区健康・子ども課保健予防係) |
011-822-2400 | ○ |
清田保健センター(清田区健康・子ども課保健予防係) |
011-889-2400 | ○ |
南保健センター (南区健康・子ども課保健予防係) |
011-581-5211 | ○ |
西保健センター (西区健康・子ども課保健予防係) |
011-621-4241 | ○ |
手稲保健センター(手稲区健康・子ども課保健予防係) |
011-681-1211 | ○ |
札幌市以外の北海道内各市町村が実施する健康診断(血液検査)や、北海道以外にお住まいの方がエキノコックス症の検査を希望される場合については、以下ホームページをご確認願います。
近年、キツネを住宅地で見かけるとの情報が寄せられおり、その際にキツネの駆除(殺処分)や捕獲(生けどり)をしてほしいとのご意見・ご相談をいただくことがあります。
野生動物であるキツネの駆除や捕獲をする場合には、「鳥獣保護管理法」による許可が必要になりますが、本市においては人間の生活環境とキツネの生息圏との間に一定の距離を保ちながら共存を図ることを基本としており、エキノコックス症対策を目的としたキツネの駆除(殺処分)は実施しておりません。
また、捕獲(生けどり)についても、出没地域がキツネに好まれる環境である場合、仮に捕獲が成功したとしても、他のキツネが入り込み、効果が一時的なものになる可能性があるなどの課題があります。
このため、まずは、キツネやエキノコックスについての正しい知識のもと、地域ぐるみでキツネを近づけない環境づくりをすることが大切になります。
対策等の詳細なご相談は、お住まいの区保健センターにお問い合わせください。
なお、特定の公有施設敷地内における営巣等のご相談は、リンク先の施設案内のページ(札幌市公式ホームページ)をご確認のうえ、それぞれの施設を管轄する部局にお問い合わせください。
また、個人での捕獲・駆除について希望される場合は以下の(一社)北海道ペストコントロール協会にご連絡ください。
キツネ等の媒介動物への対策に関する問い合わせ先(公有施設を除く) | |
---|---|
中央保健センター(中央区健康・子ども課生活衛生一係、生活衛生二係) |
011-205-3356 |
北保健センター (北区健康・子ども課生活衛生係) |
011-757-1183 |
東保健センター (東区健康・子ども課生活衛生係) |
011-711-3213 |
白石保健センター(白石区健康・子ども課生活衛生係) |
011-862-1883 |
厚別保健センター(厚別区健康・子ども課生活衛生係) |
011-895-5921 |
豊平保健センター(豊平区健康・子ども課生活衛生係) |
011-822-2478 |
清田保健センター(清田区健康・子ども課生活衛生係) |
011-889-2408 |
南保健センター (南区健康・子ども課生活衛生係) |
011-581-5213 |
西保健センター (西区健康・子ども課生活衛生係) |
011-621-4247 |
手稲保健センター(手稲区健康・子ども課生活衛生係) |
011-688-8598 |
札幌市保健所食の安全推進課 | 011-622-5170 |
※個人での捕獲・駆除を希望される場合は(一社)北海道ペストコントロール協会(電話番号:011-826-5737)にご連絡ください。
イヌ科動物(犬、キツネ、タヌキ)は、エキノコックスに感染した野ネズミを食べた場合に感染することがあります。犬が感染すると、エキノコックスの虫卵を糞便中に排泄し、ヒトへの感染源となるため、犬を飼育されている場合には、以下のことに注意しましょう。
犬の飼い方に関するお問い合わせ先 | |
---|---|
011-736-6134 |
ヒトはエキノコックスの虫卵で汚染された水や食物の飲食によっても感染します。
虫卵はエキノコックスに感染したキツネや犬の糞便に含まれるため、井戸水を飲用に使用する場合には、水源付近に動物を侵入させないようにしましょう。
飲料水に関するお問い合わせ先 | |
---|---|
011-622-5165 |
道路上の死体回収や農業被害等に関するお問い合わせ先は、「カラス、キツネ、アライグマなどに関する相談」をご覧ください。
札幌市におけるエキノコックス症の予防と患者の早期発見・早期治療のための諸対策の強化を図ることにより、市民の健康保持に努めることを目的として、本要領を定めております。
札幌市は、各関係機関の協力を得て、衛生教育、検診、媒介(宿主)動物対策等の事業を実施しております。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
このページについてのお問い合わせ
※緊急の対応が必要な場合は、直接お電話にて御連絡を願います。
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.