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更新日:2013年6月12日

平成24年11月5日 狸小路(施工段階)

概要

 1 実施日時

 平成24年11月5日(月曜日) 10時00分~11時30分 

 2 事業概要 

 狸小路(南2・3条中通線)歩道バリアフリー整備

 狸小路歩道バリアフリー整備の内容(PDF:347KB)

 3 チェック時期

  施工段階

 4 チェック場所

  現地視察と会議室(札幌市役所本庁舎14階第1号会議室)でのチェック

 5 事業実施部局

  札幌市建設局土木部道路課(交通安全施設係)

 6 チェック実施者

  ・社)札幌市身体障害者福祉協会7名、介助者1名
  ・社)札幌市老人クラブ連合会2名

 7 チェック視察者

   札幌市福祉のまちづくり推進会議 優しさと思いやりのバリアフリー部会委員5名 

主なチェック内容と市の考え方

箇所 主なチェック内容 考え方
1丁目中通

他都市では、横断歩道内にエスコートゾーンを設置している事例があるが、導入できないか。

※エスコートゾーン

横断歩道を利用する視覚障害者に対し、安全で利便性を高めるために、横断歩行の手がかりとする突起体の列を敷設した設備

エスコートゾーンは全国的には導入されておりますが、北海道では除雪の問題があるため、普及しておりません。狸小路はアーケードで覆われており降雪の影響が少ないためエスコートゾーンの設置を検討しましたが、除雪車が通ることで突起を削ってしまうため、維持管理が難しいと判断いたしました。
1丁目中通 中通りの前後に「止め」の視覚障がい者誘導用ブロックは入れるのか。 「止め」の視覚障がい者誘導用ブロックを設置します。そこで一旦止まっていただいてから、交差点内へ真っ直ぐ進んでいただくことになります。
車両の通行 24時間規制の通行許可証は商店街が発行するのか。 通行車両は警察で許可証を発行してもらい、フロントウィンドウに掲示して通行することになります。
車両の通行 狸小路を通過する自転車にも車両の通行ルールを適用させるのか。 規制は自転車及び歩行者専用ではなく、歩行者専用なので、自転車は通行できません。今後は自転車通行禁止の周知も検討する予定です。
車両の通行 現在、「oriチャリ、oshiチャリ」の看板があるが、文字が小さいために見づらく、問題があると思う。 以前のバリアフリーチェックでもoriチャリ、oshiチャリの意味が分かりにくいと指摘をいただきました。いただいたご意見を地元にもお伝えいたします。
舗装 張り替えた舗装は今後、どのようにメンテナンスしていくのか。汚れた場合の清掃体制などはどのようにするのか。 市で特別な清掃を行う予定はありません。ゴミ拾い等の美化活動は地元でも行う予定と聞いております。
舗装 御影石の輝度比はとれているか。 輝度比2.0以上が確保される配色にしております。
舗装 縦断方向には勾配があまり無いように見えたが、清掃で水を使う際など、排水は問題ないのか。 狸小路はアーケードがあり雨水があまり入らないため、大きな縦断勾配は設けておりません。部分的に若干の縦断勾配や排水設備を設け、排水ができるように設計しております。
舗装 以前の10cm四方のタイルは振動が大きかったが、整備箇所は目地幅、勾配が解消されており良かった。 貴重なご意見をありがとうございます。
舗装 点字周辺の舗装の色を変えることで歩行者の空間1.5mが確保されていることに加え、景観にも配慮されており、非常に良かった。 今回、商店街の方にもご理解いただき、景観に配慮した中で、障がい者の方に配慮したデザインとすることができました。
舗装 狸小路に限らずに舗装を掘り起こした後、復旧させるルールがないのであれば景観上、安全上好ましくないので作るべき。 現状と同じ状態に復旧するのが原則となっておりますが、緊急工事で掘り起こした場合は一旦、アスファルト舗装した後にタイル等を敷設することもあります。
舗装 舗装の張り替えに合わせて、マンホール蓋の加工は行わないのか。 マンホール蓋は、基本的に舗装面と同じ御影石で仕上げます。現在、工事順序の関係で古いマンホールのままの箇所もありますが、最終的には舗装面と同じ御影石の仕上げになります。
舗装 仮舗装は擦り付け部分など段差が多く、ベビーカーや車いすでの通行が大変なので、丁寧に仕上げるようにしてほしい。 貴重なご意見をありがとうございます。今後の参考といたします。
その他 1~2丁目や5~6丁目はトイレが少なく、不便である。トイレの設置や案内看板を設置するなどの対策を進めてほしい。 街づくりにも貢献できることであると思うので、このような事例を参考にできればと思います。いただいたご意見を、地元にもお伝えいたします。
その他 奈良市の商店街では、商店が「おもてなしトイレ」として貸し出しを行い、トイレ不足の問題を解決、商店街の賑わいに貢献した事例がある。ぜひ検討していただきたい。 街づくりにも貢献できることであると思うので、このような事例を参考にできればと思います。いただいたご意見を、地元にもお伝えいたします。
その他 商店街が熱心であるということなので、ハード整備だけでなく心のバリアフリー(注意喚起、標識など)も併せて進めてほしい。 いただいたご意見を、地元にもお伝えいたします。
その他 真ん中に置いてあったベンチは、整備後どうするのか。 ベンチは視覚障がい者誘導用ブロックの支障とならないよう、アーケード柱側に寄せるなどして設置することも考えていると地元に聞いております。
地下街出入口 3丁目の地下街出入口について、1段目(一番下の段)の踏み幅が狭く感じた。靴の全面が載るように奥行を確保してほしいが、改良は可能なのか。 地下街出入口は市の設備ではなく、地下街を管理する都市開発公社の設備であり、公社からは、構造上の理由でこのような形状になったと聞いております。今回いただいたご意見を都市開発公社にもお伝えいたします。

現場写真(PDF:139KB)

 

 

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