ホーム > 教育・文化・スポーツ > 文化・芸術 > 創造都市ネットワークの活用 > 関連プロジェクト・イベント情報 > メディアアーツ創造都市カリ(コロンビア)との連携事業「未来のさっぽろで遊ぶゆるキャラを作ろう」
ここから本文です。
札幌市は、2013年にユネスコの「メディアアーツ創造都市」に認定されて以降、ユネスコ創造都市ネットワークを活用した他加盟都市との連携事業に取り組んでいます。
2024年度は、カリ市(コロンビア)と未来のさっぽろで遊ぶゆるキャラを作るプロジェクトを実施しました。
札幌市からは、札幌市立もみじ台中学校美術部の生徒たちが、そしてカリ市からは、コロンビア日系人協会及びラス・アメリカス・スクールの子どもたちが参加してくれました。
※トップの写真は、この事業に取り組むもみじ台中学校美術部の皆さんの様子です。
このプロジェクトは、子どもたちが自分の都市に関する理解を深め、また、相手都市について学び、相手都市の特徴を踏まえたゆるキャラをデザインする交流事業です。
デザインされたキャラクターは札幌市が3DCG化し、未来の札幌を舞台にキャラクター同士が交流するCG映像を制作します。
都市間の違いの発見・理解による国際感覚の醸成を目的としており、また、参加者が描いた絵を3DCGで再現することで、青少年のメディアアーツへの興味をひきだす狙いがあります。
プロジェクトは、3つのセッションで構成されています。
<セッション1>
お互いの都市の子どもたちは、自分のまちの特徴について考えます。
自分のまちに関するキーワードを10個まで挙げ、それに対する説明や写真、絵を相手都市に送ります。
<セッション2>
相手都市からキーワードや説明、写真等を受け取った子どもたちは、相手都市がどんなまちなのかを想像します。
キーワードや、自分たちで進めた調査をもとに、相手都市についての想像を深め、相手都市をイメージしたキャラクターを描きます。
<セッション3>
3DCG化したキャラクターや映像を見て、メッセージやプログラムに参加した感想などをお互いに送り合います。
セッション1で札幌市とカリ市の子どもたちは、何を「自分の都市のキーワード」としたのでしょうか。
もみじ台中学校美術部の皆さんが考えてくれた「札幌市のキーワード」は以下の通りです。
キタキツネ | 雪 |
スープカレー | クラーク、羊ヶ丘展望台 |
初音ミク、雪ミク | 雪まつり |
ジンギスカン | YOSAKOIソーラン祭り |
時計台 | すずらん |
コロンビア日系人協会及びラス・アメリカス・スクールの皆さんが考えてくれた「カリ市のキーワード」は以下の通りです。
ペトロニオ・アルバレス・パシフィック・ |
チョラード ※カラフルな飲み物 |
ガトー・デ・テハダ ※彫刻(テハダの猫) |
ハチドリ |
ロマ・デ・ラス・トレス・クルセス ※三つの十字架がある丘 |
サルサ(ダンス、音楽等) |
パン・デ・ボノ ※少し塩気のある柔らかいパン |
リオ大通り |
パセオ・デ・オヤ ※川で「サンコチョ」という伝統的なスープを作る習慣 |
パンセ川 |
セッション2で相手都市の特徴を学んだ子どもたちは、どんなキャラクターをイメージしたのでしょうか?
もみじ台中学校美術部の皆さんが考えてくれたカリ市のキャラクターは、以下の通りです。
名前:カリドリ(Calidori)
性格:明るく元気、自然を愛する
特技:サルサ
趣味:音楽鑑賞、芸術鑑賞、「パンセ川」で「パセオ・デ・オヤ」をすること
好きな食べ物:チョラード
コンセプト:カリ市の鳥「ハチドリ」をメインにいろいろな要素を取り入れました。「チョラード」の帽子には「パン・デ・ボノ」がついており、その下には「サルサ」の衣装を意識した布がついています。お腹には「ロマ・デ・ラス・トレス・クルセス」の3つの十字架の模様があります。
コロンビア日系人協会及びラス・アメリカス・スクールの皆さんが考えてくれた札幌市のキャラクターは、以下の通りです。
名前:鈴あかね(Suzu Akane)
性格:賢く、機転が利き、カリスマ性がある。外向的で好奇心旺盛、何にでも熱心な性格です。
趣味:音楽とダンス。YOSAKOIソーラン祭りや雪まつりなどのイベントがお気に入りで、雪まつりでは子どもたちと遊んだり、雪だるまを作ることが大好きです。
好きな食べ物:札幌の最高のスープカレーを作るための秘訣を知り尽くしています。
コンセプト:北海道の高地に暮らしているキタキツネの女の子。赤いハイライトが入った白い髪は雪や、YOSAKOIソーラン祭りをイメージしています。服は、クラーク博士の彫刻や雪ミクをイメージしました。すずらんで作られた傘を持っています。
このたび、カリドリ及び鈴あかねの3DCG化が終了し、2体が登場する映像が完成しました。
Youtubeにて公開していますので、ぜひご覧ください。
この映像は、2025年2月1日から9日まで実施されるSapporo Parallel Museum 2025のチカホ会場でも放映いたします。
詳しくはこちら(外部ページ)をご覧ください。