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更新日:2025年4月7日

高齢者帯状疱疹ワクチンの定期接種

令和7年4月1日から、高齢者帯状疱疹ワクチンが予防接種法に基づく、定期の予防接種となりました。
 令和7年度定期接種対象者の方へは、令和7年7月頃に札幌市保健所から、お知らせ文を発送する予定ですが、お知らせ文が届く前でも接種を受けていただけます。

高齢者帯状疱疹ワクチンリーフレット(厚生労働省)(PDF:319KB)

令和7年度高齢者帯状疱疹ワクチン定期接種のお知らせ(説明書)(PDF:590KB)


【関連リンク】
帯状疱疹ワクチンについて(厚生労働省)

帯状疱疹とは

 帯状疱疹は、過去に罹った水痘(みずぼうそう)のウイルスが加齢や疲労、免疫の低下により、再活性化することで、水疱が神経に沿って帯状に出現する疾患です。症状の特徴として、皮膚症状の出現2~3日前から痒みやピリピリとした痛みなどの症状が出た後に、水疱が現れるほか、発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの症状も出現するようになります。
 また、50歳以上で帯状疱疹を発症した方の約20%が、皮膚症状が治った後も3か月以上痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」になるといわれています。
 成人のほとんどの方が、帯状疱疹の原因となるウイルスに感染しているといわれ、誰もが帯状疱疹を発症するリスクがあり、70歳代で発症する方が最も多くなっています。

定期接種の対象者

 (1)年度内に65歳になる方
 

 (2)接種日時点で60歳から64歳の方であって、「ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能 
   に障がい」をお持ちの方(身体障害者手帳1級相当)

 

 (3)令和7年度~令和11年度の5年間の経過措置として、その年度内70歳、75歳、80 
    歳、85歳、90歳、95
歳、100歳になる方
    
101歳以上の方が定期接種対象者となるのは令和7年度のみです

  ※令和7年度~令和11年度の対象者については、高齢者帯状疱疹ワクチン対象者一覧(PDF:45KB)をご確認ください。

  ※令和12年度以降は、接種日時点で65歳の方のみが対象になります。
   
※過去に帯状疱疹にかかったことがある方も定期接種の対象となります。

令和7年度 定期接種の対象者

 令和7年度は、以下の生年月日に該当する方が対象となります。対象者は年度によって異なり、令和7年度の定期接種対象者が、一部公費負担で接種を受けられるのは、令和7年度の1年間のみとなります。接種の機会を逃さないようにご注意ください。

65歳】:昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生まれの方

70歳】:昭和30年4月2日~昭和31年4月1日生まれの方

75歳】:昭和25年4月2日~昭和26年4月1日生まれの方

80歳】:昭和20年4月2日~昭和21年4月1日生まれの方

85歳】:昭和15年4月2日~昭和16年4月1日生まれの方

90歳】:昭和10年4月2日~昭和11年4月1日生まれの方

95歳】:昭和5年4月2日~昭和6年4月1日生まれの方

100歳】:大正14年4月2日~大正15年4月1日生まれの方

101歳以上※】:大正14年4月1日以前の生まれの方

※101歳以上の方が定期接種対象者となるのは令和7年度のみです。

 

 

 

 

 

 

 
 

接種実施期間

 令和7年4月1日から令和8年3月31日まで

 ※令和7年度の接種対象者は、生ワクチン(1回接種)、組換えワクチン(2回接種)ともに、令和8年3
 月31日までに接種を受けた場合は定期接種になりますが、令和8年4月1日以降に接種を受ける場合は任
 意接種となり、接種費用は全額自己負担となりますので、ご注意ください。

接種場所

 市内実施医療機関
 ※高齢者予防接種実施医療機関名簿のページをご確認ください。
 ※医療機関によって扱うワクチンが異なります。また、予約が必要な場合や再来の方のみ受付する場合が
 ありますので、事前に医療機関にお問い合わせください。

接種料金と接種回数

 【生ワクチン(ビケン)】
 ・接種料金:4,500円
 ・接種回数:1回

 【組換えワクチン(シングリックス)】
 ・接種料金:10,800円(2回接種で21,600円)
 ・接種回数:2回(通常、2か月以上の間隔を空けて接種(※)
 ※病気や治療により、免疫の機能が低下した方、低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要
 と判断した場合、接種間隔を1か月に短縮できます。

 ※生活保護受給世帯の方、世帯全員が市民税非課税の方については、接種料金が免除されますので、こちらをご覧ください。

定期接種に使用されるワクチン

 帯状疱疹ワクチンには、以下の表のとおり「生ワクチン」と「組換えワクチン」の2種類があります。
 ワクチン毎に予防効果や副反応等が異なりますが、どちらも帯状疱疹とその合併症に対する予防効果が認められていますので、接種を希望される際は、以下の表を参考に医師とご相談の上、ワクチンを選択してください。
※どちらか一方のみを選択して規定の回数の接種を完了していただく必要がありますので、ご注意ください。
※免疫機能に異常のある疾患を有する方及び免疫抑制をきたす治療を受けている方は、生ワクチンの接種を受けることができませんので、ご注意ください。

ワクチンの種類
(※1)

生ワクチン

(製品名:ビケン)

 組換えワクチン

(製品名:シングリックス)

接種回数 1回       

2回(※2)
(通常、2か月以上の間隔を空けて接種)   

接種料金 4,500円 10,800円/回(2回接種で21,600円)
接種方法 皮下注射 筋肉内注射
予防効果

接種後1年時点で約60%
接種後5年時点で約40%

接種後1年時点で約90%以上
接種後5年時点で約90%

 接種後10年時点で約70%

副反応

(※3)

30%以上:注射部位の発赤

10%以上:注射部位のそう痒感・熱感・ 腫張・疼痛・硬結

1%以上:発疹、倦怠感

70%以上:注射部位の疼痛

30%以上:注射部位の発赤、筋肉痛、疲労
10%以上:注射部位の腫れ、胃腸症状、悪寒、発熱

1%以上:痒み、倦怠感、その他の疼痛

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(※1)各ワクチンの詳細については、添付文書(独立行政法人医薬品医療機器総合機構ホームページ)をご覧ください。
・生ワクチン(ビケン)【添付文書(外部サイト)】
・組換えワクチン(シングリックス)【添付文書(外部サイト)】

(※2)組換えワクチンの1回目を任意接種で受けている場合は、残りの接種が定期接種となります。

(※3)まれに、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。接種後、これらの症状が強く現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。

予防接種の副反応について

 予防接種の後、上記の表に記載している副反応がみられることがあります。また、まれに、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。接種後、これらの症状が強く現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。

健康被害救済制度について

 予防接種に伴い、疾病や障害が生じたり、死亡した場合において、その健康被害がワクチン接種を受けたことによるものと厚生労働大臣が認定した時には、予防接種法に基づく救済を受けることができます。

 詳細は、厚生労働省ホームページ「予防接種健康被害救済制度について」(外部ページ)をご参照いただくか、以下担当までお問い合わせください。

<担当>札幌市保健所感染症総合対策課(予防接種担当):電話番号:011-211-8189(受付時間:平日8時45分~17時15分年末年始を除く)

接種料金の免除

 高齢者帯状疱疹ワクチン定期接種の対象者で、以下に該当する方は、それぞれ証明書類を持参することで接種料金【生ワクチン4,500円、組換えワクチン10,800円(2回接種で21,600円)】が免除されます。

※接種料金の免除については、証明書類を接種当日に医療機関に提出することが必要です。後日、料金を返金することはできませんので、ご注意ください。

料金が免除される方

持参する証明書類(主なもの)

生活保護受給世帯の方

・生活保護受給証明書

・保護変更決定通知書 ※一番近い月のもの(世帯主のみ)

世帯全員が市民税非課税の方

・介護保険料納入(特別徴収決定・変更・停止)通知書

〔通知書の2枚目に記載されている保険料段階が第1~第3段階のもの〕
 

・後期高齢者医療限度額適用・標準負担額減額認定証

〔有効期限内のもの〕

※お持ちでない方は、限度額の区分が記載された資格確認書が必要です。
 

・後期高齢者健康診査受診券

〔受託実施者が「札幌市」で後期高齢者健康診査の自己負担額が「0円」である方〕

※高齢者用帯状疱疹ワクチン接種のための、受診券再発行はできません。

<市・道民税・森林環境税に係る「課税証明書」について>
 市・道民税・森林環境税に係る「課税証明書」は、世帯の課税状況が確認できないため、原則、免除の証明書類とすることはできません。
 ただし、以下のいずれかに該当する場合は、市・道民税・森林環境税に係る「課税証明書」を証明書類として取り扱います。この場合は、必ず、世帯全員分(高校生以下の世帯員を除く)の市・道民税・森林環境税に係る「課税証明書」を医療機関に提出してください。

  • 65歳未満の方
  • 65歳になったばかりの方または札幌市外から転入した方で、介護保険料段階が決定していない方
  • 介護保険の適用除外施設に入所されている方
  • 介護保険料納入通知書等、上記の証明書類を紛失してしまった方(各区保険年金課で介護保険料段階の電話での問い合わせ等には対応いたしませんので、ご注意ください)

予防接種を受けるときに持って行くもの

 予防接種を受ける際に医療機関に提示してください。

  • 氏名、生年月日、住所を確認できる書類(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証(または資格確認書)など)
  • 上記「定期接種の対象者」の(2)に該当する方は、身体障害者手帳(1級)または医師の診断書等(診断書料金は自己負担)
  • 接種料金の免除を希望する方は、該当する証明書類(上記の表を参照してください)

  ※予防接種を受ける際に記入する予診票は、実施医療機関に用意されています。
  (参考)高齢者帯状疱疹ワクチン定期予防接種予診票(PDF:1,153KB)

原発避難者特例法に基づく対象者への予防接種について

 原発避難者特例法に基づき、指定市町村から札幌市に避難し、所定の届出を行っている方は、札幌市民と同様、高齢者帯状疱疹ワクチンを定期接種として受けていただけます。
 マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証(または資格確認書)等の身分証明書と併せて、「届出避難場所証明書」をお持ちください。
 なお、接種料金の免除を受ける場合には、別途、上記【接種料金の免除】に掲げる証明書類をお持ちください。

お問い合わせ先

 高齢者帯状疱疹ワクチン予防接種に関する一般的な注意事項や実施医療機関は、札幌市コールセンターでご案内しています。

 札幌市コールセンター ☎222-4894 [年中無休 8:00~21:00]

 予防接種に関するご相談などは実施医療機関や各区保健センターにお問い合わせください。
 ※各区保健センターの電話受付:月~金(祝日除く) 8時45分~17時15分

  電話番号 住所

中央保健センター(健康・子ども課)

205-3351 060-8612 中央区南3条西11丁目
北保健センター(健康・子ども課) 757-1185 001-0025 北区北25条西6丁目
東保健センター(健康・子ども課) 711-3211 065-0010 東区北10条東7丁目
白石保健センター(健康・子ども課) 862-1881 003-0025 白石区南郷通1丁目南8
厚別保健センター(健康・子ども課) 895-1881 004-8612 厚別区厚別中央1条5丁目3-2
豊平保健センター(健康・子ども課) 822-2469 062-8612 豊平区平岸6条10丁目
清田保健センター(健康・子ども課) 889-2047 005-8613 清田区平岡1条1丁目2-1
南保健センター(健康・子ども課) 581-5211 005-0014 南区真駒内幸町1丁目
西保健センター(健康・子ども課) 621-4241 063-0812 西区琴似2条7丁目
手稲保健センター(健康・子ども課) 681-1211 006-8612 手稲区前田1条11丁目

 

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このページについてのお問い合わせ

札幌市保健福祉局保健所感染症総合対策課(予防接種担当)
〒060-0042 札幌市中央区大通西19丁目WEST19ビル3階
電話番号:011-211-8189
FAX番号:011-622-5168
※緊急の対応が必要な場合は、直接お電話にて御連絡を願います。