更新日：2021年2月26日

創造都市オースティン（米国）の取り組みについて

基本情報

都市概要

オースティン市では、創造部門は地域経済に欠かせない構成要素です。約90万人が住むテキサス州の州都として、地域の中小企業が栄える一方で芸術・音楽・デジタルテクノロジーの新たな潮流を発信する世界都市として注目を集めるようになりました。過去10年間で、地域の創造部門は40％の成長を果たし、その年43.5億米ドル以上の経済活動と約4万9千人の正規雇用を創出しています。

また、テキサス大学オースティン校など優秀な高等教育機関のある進歩的な都市としても評価されており、年々創造部門で働くたくさんの人をひきつけ、その手による楽曲、映画、作品、ビデオゲームやイノベーションが、テキサス州の知名度に貢献してきました。さらに、「SXSWミュージック・フィルム・インタラクティブ」、「Austin City Limits Music Festival」や「Fantastic Fest」などのイベントはオースティンの恒例の文化行事となりました。

個人アーティストやクリエイターから、非営利の芸術文化団体まで、オースティンに拠点を置く人材の存在は、豊かで多様な文化エコシステムの成長に拍車をかけています。オースティンの創造部門が拡大を続ける中で、その活気を支えているのは、音楽、映画、デジタル・エンターテイメント、ギャラリーやフェスティバルなど、地域の多くの営利創造産業と会場施設、投資家、指導者、観客です。

オースティン市は、創造経済の重要性を認め、「2012 Imagine Austin総合計画」の優先事項としました。本計画では、ゲーム、デジタル・メディア、映画を中心に、創造産業及びスマートグリッド・テクノロジーを、地域経済に欠かせない原動力としています。

（オースティン市提供）