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更新日:2024年2月2日

産婦人科

産婦人科について 

産婦人科は、胎児期から更年期・老年期に至るまで、女性の一生を対象としています。周産期(産科全般)、婦人科腫瘍(悪性・良性腫瘍)、生殖・内分泌(不妊症、不育症など)、女性のヘルスケア(更年期、骨盤臓器脱、その他婦人科疾患)に分かれます。
医師は常勤10名です。産婦人科疾患に広く対応できる体制を整えています。
婦人科では、地域がん診療連携拠点病院として婦人科悪性腫瘍の治療を集学的に行っています。治療成績の向上はもとよりQOL(生活の質)の改善を目指し、リンパ節郭清後の下肢リンパ浮腫の軽減・予防にも力を入れています。2010年からは子宮脱センターとして、メッシュを使用した腹腔鏡下手術(LSC)なども取り入れ、骨盤臓器脱の個別化した治療を行っています。良性疾患には腹腔鏡下手術を積極的に取り入れ、低侵襲の治療を目指しています。
産科では、総合周産期母子医療センター(2006年指定)として市内外からハイリスク妊婦を受け入れています(平均年間母体搬送120件)。切迫流早産、多胎妊娠、合併症妊娠、産科救急症例など様々な症例に対し、新生児内科をはじめ院内各科・各部門と連携して対応しています。

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基本方針 

やさしさ、明るさ、解りやすさに基づく医療を提供し、安心・安全で心の通う療養環境の実現を目指します。

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私たちが担当しています~担当医紹介~ 

職名 氏名 専門分野 資格等

部長

センター長

平山 恵美ヒラヤマ エミ 産婦人科一般
周産期医学

日本産科婦人科学会専門医・指導医
日本周産期・新生児医学会暫定指導医
日本女性医学学会暫定指導医
母体保護法指定医

副部長 首藤 聡子スドウ サトコ

産婦人科一般
婦人科腫瘍学
生殖医学

日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療専門医
日本婦人科腫瘍学会専門医
日本臨床細胞学会細胞診専門医
日本がん治療認定医機構認定医

医長 早貸 幸辰ハヤカシユキトキ 産婦人科一般
婦人科腫瘍学
日本産科婦人科学会専門医
日本がん治療認定医機構認定医
母体保護法指定医
箱山 聖子ハコヤマ ミナコ

産婦人科一般

周産期医学

日本産科婦人科学会専門医・指導医
日本周産期・新生児医学会専門医・指導医

副医長 川端 公輔カワバタコウスケ 産婦人科一般

日本産科婦人科学会専門医・指導医
日本周産期・新生児医学会専門医・指導医
日本がん治療認定医機構認定医
日本ロボット外科学会専門医(国内B級)
新生児蘇生法「専門」コースインストラクター

山口 正博ヤマグチ マサヒロ

産婦人科一般

日本産科婦人科学会専門医
日本周産期・新生児医学会専門医
母体保護法指定医
日本女性医学学会女性ヘルスケア専門医

一般職 橋本 大樹ハシモト ヒロキ 産婦人科一般 日本産婦人科学会専門医
安藤 里沙アンドウ リサ 産婦人科一般 日本産婦人科学会専門医
佐藤 元哉サトウ ゲンヤ    

今泉 翠

   
渡邊 碧    
嘱託医 奥山 和彦オクヤマ カズヒコ 産婦人科一般
周産期医学
日本産科婦人科学会専門医・指導医
母体保護法指定医

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こんな症状、疾患を診ています 

産科

当科医師が24時間常駐(当直制)し、急変の起こりうるハイリスク妊婦さんの管理を可能にしております。また、当院には各科専門医が多数おりますので、幅広い合併症妊娠の管理に対応できます。新生児専門医も充実しており、超低出生体重児の出産が予想される妊娠/分娩の管理も可能です。妊娠に不安を持っている方の妊娠前相談も行っておりますのでお気軽にご相談下さい。

  • 正常妊娠/分娩
  • 異常妊娠/分娩
    • 切迫流産
    • 切迫早産
    • 子宮頸管無力症
    • 多胎妊娠
    • 子宮内胎児発育遅延
    • 前期破水
    • 妊娠高血圧症候群
    • 合併症妊娠/分娩
    • 子宮筋腫/腺筋症合併妊娠
    • 糖尿病合併妊娠
    • 甲状腺疾患合併妊娠
    • 心疾患合併妊娠
    • 血栓症合併妊娠
    • 血液疾患合併妊娠
    • 悪性腫瘍合併妊娠
  • その他

当院は「総合母子医療センター」の役割を担い、ハイリスク妊婦さんの受け入れを積極的に行なっていますが、合併症などの無い妊婦さんの妊娠・分娩管理も行っておりますので気軽に受診ください。

 また、里帰り出産をご希望の方は、里帰り後、妊娠32週までには、紹介状をご持参の上受診してください。

妊婦保健指導について

通院中の妊婦さん全員に、個別の保健指導をおこなっております。
また、母親教室も開催しています。

 

婦人科

「最近、おなかが出てきたな。太ったのかしら?(→大きな腫瘍のことがあります)」

「最近月経が不順で、量も少ないわ・・・(→月経ではなくて癌の不正出血のことがあります)」

「最近、おりものが多いけど大丈夫かな(→感染症による帯下のことがあります)」

「最近、なにか腟のあたりに触るものがある・・・(→性器脱かもしれません)」

など気になる症状があってもなかなか受診できずにいませんか?婦人の自覚する月経異常や不正出血や腹部の膨瘤感には重大な病気が潜んでいることもしばしばあります。いつもと違う気になる症状が有るときは、まずは受診し、異常がないか調べてもらいましょう。

良性疾患

  • 子宮筋腫
  • 子宮内膜症、子宮腺筋症
  • 性器脱(子宮脱、膀胱瘤、直腸瘤、子宮摘出後の腟脱)
  • 卵巣腫瘍
  • 骨盤内感染症
  • 性感染症
  • 不妊症(ただし体外受精は行っておりません)
  • 帯下の異常
  • 月経異常、不正出血
  • 更年期障害

悪性疾患

  • 子宮癌(頸癌、体癌)
  • 卵巣癌、卵管癌、腹膜癌
  • 絨毛性疾患
  • その他

子宮脱センター

2010年1月子宮脱センターを開設しました。
膣内の違和感・尿もれなどの症状でお悩みの方は、一度婦人科の受診をお勧めします。

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診療実績 

令和4年度臨床実績

婦人科

内容   件数  
悪性腫瘍手術 子宮頸がん 2
子宮体がん 15
卵巣がん 17
円錐切除術・レーザー蒸散 40
良性腫瘍手術 腹腔鏡 121
開腹 22
膣式 4
子宮鏡 8
ロボット支援下手術 48
骨盤臓器脱 ロボット支援下膣仙骨固定(RASC) 12
NTRなど 20

産科

内容 件数
分娩症例数 525
(内訳) 単胎 476
双胎 49
品胎 0
28週未満早産 18
極低出生体重児 39
母体搬送 119
帝王切開 緊急 142
選択的 125
子宮頸管縫縮 予防 11
治療的 24

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学会・研究会等発表演題 

令和4年

演題名

出題者名

所属

学会名

発表月日

発表地

妊娠中に腎機能障害が進行したアルコール性肝硬変合併妊娠の一例

大中一矢

平山恵美

金川明功

山口正博

川端公輔

箱山聖子

早貸幸辰

首藤聡子

奥山和彦

市立札幌病院産婦人科

第19回

北海道周産期談話会

2022/7/2

札幌

出血が遷延した絨毛膜下血腫18例の検討

箱山聖子

大中一矢

金川明功

山口正博

川端公輔

早貸幸辰

首藤聡子

奥山和彦

平山恵美

市立札幌病院産婦人科

第19回

北海道周産期談話会

2022/7/2

札幌

妊娠初期に頸管ポリープを認めた症例の臨床像

平山恵美

山口正博

川端公輔

箱山聖子

奥山和彦

市立札幌病院産婦人科

第58回

日本周産期新生児学会

2022/7/10-12

横浜

妊孕性温存を希望する子宮体癌および子宮内膜異型増殖症患者に対する子宮内膜全面掻爬に子宮鏡下子宮内膜腫瘍摘出術を併用する試み

首藤聡子

吉瀬馨

能代知美

山口正博

川端公輔

箱山聖子

早貸幸辰

菅原照夫

奥山和彦

平山恵美

市立札幌病院産婦人科

第74回

日本産科婦人科学会

2022/8/5-7

福岡

当院におけるロボット支援下腹腔鏡下仙骨固定術の導入経験

首藤聡子

大中一矢

渡邊碧

金川明功

山口正博

川端公輔

箱山聖子

早貸幸辰

平山恵美

市立札幌病院産婦人科

第22回

北海道産婦人科低侵襲手術研究会

2022/9/17

札幌

原因不明の大量性器出血を来し、子宮全摘後の検体で子宮動静脈奇形が疑われた1例

山口正博

平山恵美

大中一矢

金川明功

山口正博

川端公輔

箱山聖子

早貸幸辰

首藤聡子

市立札幌病院産婦人科

第99回

北海道産科婦人科学会

2022/10/30

札幌

妊娠中に腎機能が増悪したアルコール性肝硬変合併妊娠の1例

大中一矢

平山恵美

金川明功

山口正博

川端公輔

箱山聖子

早貸幸辰

首藤聡子

奥山和彦

市立札幌病院産婦人科

第69回

北日本産科婦人科学会

2022/10/15-16

盛岡

産科出血とIVR

平山恵美

市立札幌病院産婦人科

第22回

北海道IVR談話会

2022/12/3

札幌
 

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論文等 

令和3年

論文名

著者名

所属

雑誌名
(書名)

発表年

ページ

Cervical polyps in early pregnancy are a risk factor for late abortion and spontaneous preterm birth: A retrospective cohort study.

Emi Hirayama,

Yasuhiko Ebina,

Kei Kato,

Kinuko Akabane-Nakagawa,

Kazuhiko Okuyama.

Department of Obstetrics and Gynecology, Sapporo City General Hospital.  Department of Obstetrics and Gynecology,  Hokkaido University Graduate School of Medicine Int J Gynaecol Obstet. 2021

156巻

1号

64 70

お知らせ 

日本産科婦人科学会 婦人科腫瘍委員会婦人科悪性腫瘍登録事業及び登録情報に基づく研究に対するご協力のお願い

研究代表者 所属 日本産科婦人科学会 婦人科腫瘍委員会
職名 委員長 氏名 永瀬 智

このたび、日本産科婦人科学会 婦人科悪性腫瘍登録事業ならびにそれにより得られた婦人科腫瘍登録データベースを用いた下記の医学系研究を、日本産科婦人科学会臨床研究審査委員会の承認ならびに理事長の許可のもと、倫理指針および法令を遵守して実施しますので、ご協力をお願いいたします。なお、この研究は個別に同意をいただかずに、通知・公開を行うことで実施することが国の指針によって認められています。
この研究を実施することによる、患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨を診療を受けた施設までお申し出下さいますようお願いいたします。

  1. 対象となる方
    承認日より2026 年12 月31 日までの間に、婦人科腫瘍登録加盟施設(下記参照)で婦人科悪性腫瘍(子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌・卵巣境界悪性腫瘍・卵管癌・卵管境界悪性腫瘍、腹膜癌、外陰癌、腟癌、子宮肉腫、子宮腺肉腫、絨毛性疾患)に対する治療を受けた方
  2. 研究課題名
    日本産科婦人科学会の許可番号  2017-70-1(承認番号65)
    研究課題名 日本産科婦人科学会 婦人科腫瘍委員会 婦人科悪性腫瘍登録事業及び登録情報に基づく研究
  3. 研究実施機関
    婦人科腫瘍登録加盟施設(http://www.jsog.or.jp/public/shisetu_number/index.html
    (登録参加施設は日本産科婦人科学会ホームページにおいて公開)
  4. 本研究の意義、目的、方法
    子宮頸癌、子宮体癌、卵巣・卵管悪性腫瘍、卵巣・卵管境界悪性腫瘍、腹膜癌、外陰癌、腟癌、子宮肉腫、子宮腺肉腫、絨毛性疾患の方の臨床情報を収集解析することにより、1)わが国における婦人科がんの進行期・病理学的分類,2)診断・治療の実態,3)治療成績(5年生存率),4)登録罹患数や治療指標などの年次推移を解析、公表し、婦人科癌患者の医療・福祉に貢献することを目的とします。また、登録された情報を、日本産科婦人科学会で審査・承認された研究に二次利用されることにより、国内の臨床研究や国際比較研究の発展につなげていきます。
    方法は、下記に示す項目について、対象の方の診療録よりデータを抽出して、WEB 登録を行います。

    (登録される項目)
    年齢、疾患名、治療開始日、進行期分類(FIGO分類およびTNM分類)、組織分類、局所進展、所属リンパ節転移、遠隔転移、治療内容と手術術式、予後 など
    収集されたデータは日本産科婦人科学会で管理されます。登録されたデータをもとに、患者年報と治療年報を作成し、日本産科婦人科学会誌や日本産科婦人科学会ホームページなどで公表されます。さらに、3~5年に一度、毎年公表する患者年報より詳細な解析を行い、論文として公表します。
    なお、本研究に登録されたデータを利用した二次研究は倫理審査委員会の承認を必要とし、そのうえで、日本産科婦人科学会婦人科腫瘍委員会および臨床研究審査委員会にて研究内容の妥当性や安全性を協議し、二次利用の可否が決定されます。二次利用では上記の項目が提供されますが、その際個人情報につながるような情報が提供されることはありません。
  5. 協力をお願いする内容
    4で示した情報を診療録より抽出して登録します。
    これらの情報については、婦人科腫瘍登録だけでなく、別の臨床研究で二次利用することもあります。
  6. 本研究の実施期間
    承認日から2027年12月31日まで
  7. プライバシーの保護について
    本研究で取り扱う患者さんの情報は個人情報をすべて削除し、第3者にはどなたのものか一切わからない形で日本産科婦人科学会へ提供され、使用します。患者さんの情報と個人情報を連結させることはありません。
  8. お問い合わせ
    本研究に関する質問や確認のご依頼は、下記へご連絡下さい。
    また本研究の対象となる方またはその代理人(ご本人より本研究に関する委任を受けた方など)より、情報の利用や他の研究機関への提供の停止を求める旨のお申し出があった場合は、適切な措置を行いますので、その場合は診療のために受診された施設へのご連絡をお願いいたします。

研究代表者
日本産科婦人科学会 婦人科腫瘍委員会
委員長 永瀬 智
日本産科婦人科学会事務局

TEL: 03-5524-6900
FAX: 03-5524-6911
Email: nissanfu@jsog.or.jp