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更新日:2016年4月27日

形成外科

形成外科について

当科は、生まれつきの変形やあざ、やけど(熱傷)・けが(外傷)・手術などによる皮膚の障害(潰瘍)、その後にできた傷あと(瘢痕)などをきれいに治したり、また皮膚に生じたできもの(腫瘍)を切除してきれいに治療する診療科です。
5名が常勤しており、日本形成外科学会専門医は3名で、日本形成外科学会認定施設として承認されています。
治療は、手術が中心となりますが、形成外科医は創傷治癒の専門家でもあるため、保存的治療にも長けております。長期間、傷が治らなかった患者さんでも、傷の状態を見て適切な治療を行うことで、治すことが可能です。

吉田哲憲医師が日本熱傷学会特別会員に推戴されました。

当科嘱託医(前院長)吉田哲憲医師は、平成24年5月に開催された第38回日本熱傷学会総会において日本熱傷学会特別会員に推戴されました。
特別会員とは日本熱傷学会に多大の貢献をした会員に与えられるもので、国内会員では9人目、北海道からは初めての推戴者であります。
これは、長年にわたる吉田医師の熱傷に関する研究、診療、教育活動が認められた結果であります。これからも、吉田医師はじめ市立札幌病院形成外科、救命救急センターでは、これまでの経験を生かし、さらに前進すべく診療を続けてまいりますので、どうぞ、宜しくお願いいたします。

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基本方針

患者さんのQOLの向上を念頭に、質の高い治療を目指しています。
治療は保険適応となるものが対象で、原則として美容外科などの自由診療については行っていません。
皮膚腫瘍、顔面変形の患者さんはご遠慮なくご相談下さい。手術後の傷が治らないなどのトラブルや、難治性潰瘍に関しましてもいつでも対応いたしますので、ご相談下さい。

当科独自の取り組み

外来では手術後も傷がよりきれいに治るように通院し、自宅でのスキンケアや適切な傷の手当ての方法をわかりやすく指導しています。

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こんな症状、疾患を診ています

先天異常

唇裂・口蓋裂や頭蓋変形、耳介の変形、手指・足趾の異常など生まれつきの形態異常です。出来る限り正常な状態に近づけるように手術します。小さな子供でも、麻酔科の協力の下に、安全に手術を行います。

術前

術後

外傷(けが)

交通事故や労働災害などでの顔面骨骨折や軟部組織損傷の治療を行います。顔面の骨折は形成外科が治療を担当します。形態と機能を同時に回復することが大切です。

骨

術中

熱傷(やけど)

通常の熱傷のほかに、電撃傷、化学損傷(酸やアルカリによるやけど)、凍傷などの治療を行います。小さな範囲であれば外来での治療も可能です。広範囲の熱傷で命に関わる場合は、救命救急センターに入院し、多科の協力の下に治療を進めます。現在、広範囲熱傷の治療が可能な施設は、札幌市内には数か所しかありません。

瘢痕(きずあと)、瘢痕拘縮(ひきつれ)

外傷や熱傷、手術後に生じる瘢痕、瘢痕拘縮、ケロイドの治療も形成外科で行います。手術による治療のほかに、外用剤による保存的な治療も重要です。

皮膚腫瘍

良性腫瘍(脂漏性角化症、表皮嚢腫など)、皮膚悪性腫瘍(皮膚癌など)、種々の皮膚・皮下腫瘍の治療を行います。他の科でも治療は可能ですが、当科ではより綺麗な仕上がりを目指します。

母斑(黒あざ、茶あざ)、血管腫(赤あざ)

色素性母斑、脂腺母斑、単純性血管腫、苺状血管腫などの治療を行いますが、当院では手術治療のみ行っています。レーザー治療は行っておりません。

皮膚潰瘍

褥瘡(とこずれ)、下腿潰瘍(閉塞性動脈硬化症、糖尿病等によるもの)などを治します。通常の治療では難治の患者さんが紹介されて受診してきますが、他科と協力の上、全身状態の改善と局所の治療を行います。

眼瞼下垂、腋臭症(わきが)

美容外科の治療にもありますが、保険診療が可能なものは当院でも治療します。腋臭症は入院の上、全身麻酔で手術します。眼瞼下垂は、視野が狭くなり物が見えにくくなったなどの症状があれば、保険診療が可能です。

顔面神経麻痺、乳房再建

手術後の顔面神経麻痺や原因不明の顔面神経麻痺が残存した場合にも治療は可能です。患者さんの状態によって、いろいろな治療法から最適な方法で手術します。乳がん手術後の乳房欠損に対する再建も行っています。乳腺外科との同時手術で、即時再建をすることも可能です。

顔面変形

種々の原因による顔面変形の治療も行います。骨の変形があれば、骨切や骨移植を行い土台の修復を行った後に、表面の軟部組織や皮膚を治します。基礎から治すことにより、より自然な形態を取り戻すことが可能になります。

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手術件数

平成24年の手術件数です。

手術コード

手術名

件数

K000

真皮縫合加算(露出部の創傷に限り真皮縫合を伴う縫合閉鎖を行った場合) 11

K0001

創傷処理(筋肉、臓器に達するもの(長径5センチメートル未満)) 20

K0002

創傷処理(長径5cm以上10cm未満 筋肉,臓器に達するもの) 8

K000-21

小児創傷処理(6歳未満)(筋肉、臓器に達するもの(長径2.5センチメートル未満)) 1

K000-25

小児創傷処理(6歳未満)(筋肉、臓器に達しないもの(長径2.5センチメートル未満)) 5

K000-26

小児創傷処理(6歳未満)(筋肉、臓器に達しないもの(長径2.5センチメートル以上5センチメートル未満 3

K0003

創傷処理(筋肉、臓器に達するもの(長径10センチメートル以上)) 20

K0004

創傷処理(筋肉、臓器に達しないもの(長径5センチメートル未満)) 29

K0005

創傷処理(筋肉、臓器に達しないもの(長径5センチメートル以上10センチメートル未満)) 10

K0006

創傷処理(筋肉、臓器に達しないもの(長径10センチメートル以上)) 1

K0011

皮膚切開術(長径10センチメートル未満) 123

K0012

皮膚切開術(長径10センチメートル以上20センチメートル未満) 12

K0013

皮膚切開術(長径20センチメートル以上) 17

K0021

デブリードマン(100未満) 41

K0022

デブリードマン(100以上3.000未満) 23

K0023

デブリードマン(3.000以上) 2

K0031

皮膚、皮下、粘膜下血管腫摘出術(露出部)(長径3cm未満) 2

K0031

皮膚血管腫摘出術(露出部)(長径3cm未満) 2

K0032

皮膚、皮下、粘膜下血管腫摘出術(露出部)(長径3cm以上6cm未満) 1

K0041

皮膚、皮下、粘膜下血管腫摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) 1

K0051

皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) 3

K0051

皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) 178

K0051

皮膚腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) 7

K0052

皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上,4cm未満) 2

K0052

皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上,4cm未満) 50

K0052

皮膚腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上,4cm未満) 1

K0053

皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上) 6

K0053

皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上) 13

K0053

皮膚腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上) 3

K0061

皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) 93

K0061

皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) 5

K0062

皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上,6cm未満) 31

K0062

皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上,6cm未満) 10

K0063

皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上) 4

K0063

皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上) 15

K0063

皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上) 2

K0071

皮膚悪性腫瘍切除術(広汎切除) 2

K0072

皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 65

K0081

腋臭症手術(皮弁法)

13

K0101

瘢痕拘縮形成手術(顔面) 6

K0102

瘢痕拘縮形成手術(その他) 12

K0111

顔面神経麻痺形成手術(静的なもの) 1

K0131

分層植皮術(25未満) 24

K0132

分層植皮術(25以上100未満) 31

K013-21

全層植皮術(25未満) 28

K013-22

全層植皮術(25以上100未満) 12

K013-23

全層植皮術(100以上200未満) 1

K0133

分層植皮術(100以上200未満) 24

K0134

分層植皮術(200以上) 23

K0151

皮弁作成術・移動術・切断術・遷延皮弁術(25未満) 15

K0152

皮弁作成術・移動術・切断術・遷延皮弁術(25以上100未満) 2

K0153

皮弁作成術・移動術・切断術・遷延皮弁術(100以上) 5

K016

筋(皮)弁術 2

K016

動脈(皮)弁術 3

K017

遊離皮弁術(顕微鏡下血管柄付きのもの) 6

K019

複合組織移植術 1

K022

組織拡張器による再建手術(一連につき) 1

K029

筋肉内異物摘出術 0

K0301

四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(下腿) 1

K0301

四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) 22

K0301

四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩) 3

K0301

四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(上腕) 4

K0301

四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(大腿) 5

K0302

四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(足) 1

K0311

四肢・躯幹軟部悪性腫瘍手術(躯幹) 1

K0332

筋膜移植術(その他のもの) 1

K034

腱切離・切除術(関節鏡下によるものを含む) 1

K043-33

骨髄炎手術(骨結核手術を含む)(足その他) 1

K0462

骨折観血的手術(下腿) 1

K0462

骨折観血的手術(前腕) 2

K0482

骨内異物(挿入物を含む。)除去術(その他の顔面) 2

K0501

腐骨摘出術(大腿) 4

K0502

腐骨摘出術(下腿) 2

K0503

腐骨摘出術(手) 3

K0503

腐骨摘出術(足その他) 13

K0523

骨腫瘍切除術(その他) 2

K0523

骨腫瘍切除術(指) 1

K0591

骨移植術(軟骨移植術を含む)(自家骨移植) 5

K0633

関節脱臼観血的整復術(指)(足) 1

K0701

ガングリオン摘出術(指)(手) 2

K0731

関節内骨折観血的手術(膝) 1

K0783

観血的関節固定術(指)(手) 3

K0842

四肢切断術(下腿) 7

K0842

四肢切断術(足) 3

K0842

四肢切断術(大腿) 8

K0843

四肢切断術(指(手,足)) 1

K0843

四肢切断術(指) 3

K0843

四肢切断術(指)(手) 3

K0843

四肢切断術(指)(足) 40

K0861

断端形成術(軟部形成のみのもの)(指)(足) 1

K0862

断端形成術(軟部形成のみのもの)(その他) 1

K0871

断端形成術(骨形成を要するもの)(指)(足) 6

K0872

断端形成術(骨形成を要するもの)(その他) 0

K089

爪甲除去術 2

K0911

陥入爪手術(簡単なもの) 32

K0912

陥入爪手術(爪床爪母の形成を伴う複雑なもの) 4

K097

足底異物摘出術 1

K099

指瘢痕拘縮手術 11

K099

瘢痕拘縮形成術(指に対して行う) 6

K1001

多指症手術(軟部形成のみ) 2

K1012

合指症手術(骨関節、腱の形成を要する) 2

K1012

合指症手術(骨関節の形成を要するもの) 2

K112

腸骨窩膿瘍切開術 1

K113

腸骨窩膿瘍掻爬術 1

K1801

頭蓋骨形成手術(頭蓋骨のみのもの) 1

K1931

神経腫切除術(指) 1

K1931

神経腫切除術(指)(手) 1

K1932

神経腫切除術(その他) 3

K193-23

レックリングハウゼン病偽神経腫切除術(露出部)(長径4センチメートル以上) 3

K193-33

レックリングハウゼン病偽神経腫切除術(露出部以外)(長径6センチメートル以上) 3

K200

涙嚢切開術 1

K214

霰粒腫摘出術 2

K2171

眼瞼内反症手術(縫合法) 1

K2172

眼瞼内反症手術(皮膚切開法)

2

K218

眼瞼外反症手術 4

K2191

眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) 16

K2192

眼瞼下垂症手術(筋膜移植法) 1

K2193

眼瞼下垂症手術(その他のもの) 13

K285

耳介血腫開窓術 2

K287

先天性耳瘻管摘出術 10

K288

副耳(介)切除術 13

K2961

耳介形成手術(耳介軟骨形成を要するもの) 2

K2962

耳介形成手術(耳介軟骨形成を要しないもの) 3

K333

鼻骨骨折整復固定術 10

K333-3

鼻骨骨折徒手整復術 8

K334-2

鼻骨変形治癒骨折矯正術 4

K4073イ

顎・口蓋裂形成手術(顎裂を伴うもの)(片側) 2

K419

口唇小帯形成手術 1

K419

舌小帯形成手術 1

K4212

口唇腫瘍摘出術(その他のもの) 2

K4232

頬腫瘍摘出術(その他のもの) 1

K4261

口唇裂形成手術(片側)(口唇のみの場合) 1

K4262

口唇裂形成手術(片側)(口唇裂鼻形成を伴う場合) 5

K426-23

口唇裂形成手術(両側)(鼻腔底形成を伴う場合) 2

K427

頬骨骨折観血的整復術 5

K427-2

頬骨変形治癒骨折矯正術 2

K4431

上顎骨形成術(単純な場合) 1

K467

頸瘻摘出術 1

K4742

乳腺腫瘍摘出術(長径5センチメートル以上) 3

K476-2

再建乳房乳頭形成術 6

K4762

乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 1

K476-32

乳房再建術(乳房切除後)(二期的に行うもの) 1

K477

胸壁膿瘍切開術 1

K6082

動脈血栓除去術(その他のもの(観血的なもの)) 2

K610-3

内シャント設置術 1

K6146

血管移植術(その他の動脈) 1

K6151

血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管)(止血術) 2

K6182

中心静脈栄養用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) 1

K6261

リンパ節摘出術(長径3センチメートル未満) 3

K6262

リンパ節摘出術(長径3センチメートル以上) 3

K6311

腹壁瘻手術(腹壁に限局するもの) 1

K6331

ヘルニア手術(腹壁瘢痕ヘルニア) 2

K6333

ヘルニア手術(臍ヘルニア) 4

K638

骨盤腹膜外膿瘍切開排膿術 1

K753

毛巣洞手術 6

K8502

女子外性器悪性腫瘍手術(皮膚移植(筋皮弁使用)を行った場合) 1

平成24年の手術件数の内訳

項目 総数
外傷

117件

 

先天異常

45件

腫瘍

553件

瘢痕・瘢痕拘縮・ケロイド

40件

難治性潰瘍

101件

炎症・変性疾患

62件

美容外科

0件

その他

2件

 

計                                              920件

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私たちが担当しています ~担当医紹介~

職名 氏名 専門分野 資格等
部長 川嶋 邦裕 先天性形態異常
顎顔面外科
顔面外傷
皮膚腫瘍
日本形成外科学会専門医
皮膚腫瘍外科指導専門医
副部長 堀内 勝己 難治性皮膚潰瘍
フットケア
再建
乳房再建
熱傷
日本形成外科学会専門医
日本熱傷学会専門医
創傷外科専門医
皮膚腫瘍外科指導専門医
医長 齋藤 典子 形成外科一般 日本形成外科学会専門医
日本がん治療認定機構がん治療認定医
医師 山津 幸恵 形成外科一般  

嘱託医師

吉田 哲憲 皮膚悪性腫瘍
熱傷
日本形成外科学会専門医・評議員
日本熱傷学会専門医・評議員
日本皮膚悪性腫瘍学会評議員
日本化学療法学会評議員
日本がん治療認定医機構暫定教育医
皮膚腫瘍外科指導専門医
日本熱傷学会特別会員
七戸 龍司 顔面神経
熱傷
皮膚腫瘍
日本形成外科学会専門医
日本熱傷学会専門医
皮膚腫瘍外科指導専門医

※当科嘱託医(元院長) 吉田哲憲医師はこのたび日本皮膚悪性腫瘍学会功労会員に推挙されました。
功労会員とは永年にわたって日本皮膚悪性腫瘍学会の役員を務め、功労があった会員に与えられるもので、これは永年にわたる吉田医師の「皮膚がんに関する診療、研究が広く認められた証であります。
これからも、 吉田哲憲医師をはじめ市立札幌病院形成外科においては、これまでの経験を生かし、さらに前進すべく努力していきますので、どうぞ、宜しくお願いいたします。 

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看護部から

形成外科とは、生まれつきの変形やあざ、やけど(熱傷)・けが(外傷)・手術などによる皮膚の障害(潰瘍)やその後にできた傷あと(瘢痕)などをきれいになおしたり、また皮膚に生じたできもの(腫瘍)を切除してきれいになおす外科系の診療科です。
指や足の潰瘍、巻き爪の治療も形成外科で行なっています。鼻骨骨折を含む顔面の骨折も形成外科で治療されます。
眼けん下垂や腋臭症(わきが)の治療なども行なっていますので、お悩みのかたは一度ご相談ください。

看護スタッフから

外来では安心して治療が受けられるように通院中の患者さんをサポートさせていただいています。
傷がきれいに治るように通院していただくと共に、自宅でのスキンケアや適切な傷の手当ての方法について、わかりやすい指導を心がけています。
また、平成21年度に「創傷・フットケア外来」が開設されました。
主に、難治性の潰瘍や褥瘡、糖尿病による神経障害や血管障害で足病変のリスクの高い方を対象に治療・指導を行っています。
形成外科医師と共に、皮膚・排泄ケア認定看護師、糖尿病看護認定看護師、外来看護スタッフ一同が、患者さんの生活を支援することを第一に創傷についての具体的なケアに加え、スキンケア指導から靴選び、日常生活の注意点などひとりひとりにあった方法を提供しています。
ひとりでも多くの患者さんの傷を治し、下肢救済を目指したいという熱い思いで治療・指導にあたっています。
創傷・フットケア外来は完全予約制です。
当科受診が初めてで紹介状をお持ちの方は地域医療室、地域連携センターで予約することができます。それ以外の方は形成外科外来にご相談ください。

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ほかの科との連携

救命救急センター、糖尿病代謝内科、循環器内科、心臓血管外科、耳鼻咽喉科・甲状腺外科をはじめ、ほぼ全ての診療科と協力して治療を進めています。しかし、当院には皮膚レーザー治療の機械が無く、「あざ」の治療だけは、他院にお願いしなければならないことだけは残念です。
フットケアの患者さんは、糖尿病や、動脈硬化症を合併していることが多く、糖尿病代謝内科、循環器内科、心臓血管外科との協力は欠かせません。また、人工透析を行っている人も多く腎臓内科にもお願いしております。札幌市内で、全身管理を必要とする難治性潰瘍の患者を治療できる施設は、当院以外にはほとんどありません。
また、通常の方法では縫合できない他科の手術後の創を閉鎖する手伝いに入ることも多々あります。市立病院の手術全体の底上げに、役立っていると考えています。

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こんなこともしています

フットケア外来:月曜午後、木曜午前

2009年より、フットケア外来を始め、閉塞性動脈硬化症などによる虚血性足病変や、糖尿病性足病変の患者さんの救趾をこころがけています。できる限り大切断を避けて患者さんのQOLを維持するのに大きな効果があります。足のキズを、専門医師、認定看護師のチームで専門に診察、治療しています。また、褥瘡などの難治性潰瘍の治療も行っています。

局所陰圧閉鎖療法

2010年4月から認可されたVACシステムの導入が、道内のどこよりも早くなされました。陰圧閉鎖療法を行うことにより、難治性潰瘍の創傷治癒が促進され、入院期間の短縮に役立っています。これまでは、遊離皮弁などの大きな手術しか方法がなかった患者さんが、VACシステムにより植皮が可能になるケースが出てきています。

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論文等

七戸龍司、堀内勝己、大澤昌之、川嶋邦裕、吉田哲憲:無数のハエ幼虫寄生を伴った頭部挫裂創の1例.日本形成外科学会誌 28:517-520,2008

七戸龍司、堀内勝己、大澤昌之、川嶋邦裕、吉田哲憲、高田明生、武内利直、松村哲理:爪下ケラトアカントーマの1例.Skin Cancer 23:36-40,2008

石山誠一郎、吉田哲憲、堀内勝己、須田亮、川嶋邦裕:リンパ節転移で診断された足底部悪性黒色腫の無担癌長期生存例.日本形成外科学会誌 28:593-597,2008

吉田哲憲、山本有平他:形成外科診療プラクティス形成外科医に必要な皮膚腫瘍の診断と治療.文光堂 2009

堀内勝己、川嶋邦裕、野崎愛、吉田哲憲:大切断の危険を伴った糖尿病性足壊疽における起炎菌の検討と初期抗生剤の選択.日本フットケア学会雑誌 7:23-26,2009

本間豊大、吉田哲憲、大澤昌之、小川弥生、佐藤英俊:外陰部に発症したangiomyofibroblastomaの1例.形成外科 9:1115-1121.2009