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市立札幌病院公式ホームページ > 診療科・部門 > センター > 総合周産期母子医療センター

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更新日:2023年8月14日

総合周産期母子医療センター

総合周産期母子医療センター

胎児期から新生児への切れ目のない周産期医療を実現し、後遺症なき生存を目指します。

 当院は道央圏における周産期医療の基幹病院としての役割を担っております。平成18年(2006年)には総合周産期母子医療センターの指定をうけ、市内外からハイリスク妊婦を受け入れており(母体搬送は年間約110件)、産科と新生児科が連携し、母児の管理・治療に尽力しています。産科異常の治療のみならず、様々な合併症をお持ちの妊婦さんの治療や、新生児の異常についても関連診療科と連携をとり、当院の総合力を生かした診療を行っております。

病棟の紹介

1)MFICU/産科病棟

 9階東病棟は、総合周産期母子医療センターの産科病棟です。正常妊娠・分娩からハイリスク妊娠・分娩までの妊産褥婦の患者さんが入院しており、安全・快適に入院生活を送れるように支援させて頂いております。また、産婦人科医が常に当直しており、24時間対応できる体制をとっております。

・MFICU6床/産科30床
・医師9名(嘱託職員1名含む)、助産師39名、看護補助員3名、看護事務補助員1名

≪MFICU≫
 MFICUは妊娠早期から母体・胎児の管理治療を一貫して行う施設となっています。
 集中治療を行うにつき、十分な専用施設と専任の医師及び助産師(患者様3人につき1人以上)が常時勤務しています。部屋は個室となっており、医師の指示により一定期間入床となります。

MFICU_2    MFICU_1

≪産科≫
 妊娠期から産後まで様々な時期にある患者様が入院する病床です。全30床、うち個室は4床(1室重症室、3室差額個室)となります。

産科_1  産科_2  産科_3

 

【産科について】
 切迫早産、妊娠高血圧症、前置胎盤、胎児発育不全などの産科異常での入院症例が多いですが、分娩後出血性ショックなど他院から救命救急部に搬送される症例もあり、そのようなケースでは集中治療室(ICU)の医師や放射線診断科の医師とともに治療を行っております。また、母体合併症で各種薬剤を服用している場合には、産科担当薬剤師が母乳育児についての相談を妊娠期から行っており、できる限り産婦さんの希望に沿えるよう検討を行っております。

 *9階東病棟の部署紹介のページもご参照ください
 

2022年1月~12月 産科診療実績

内容 件数
分娩症例数総計 545
  単胎 493
双胎 51
品胎 1
37週未満早産 183
28週未満早産 23
極低出生体重児数(生産)

44

母体搬送

131

帝王切開術総計 284
  選択的 136
緊急 148
子宮頸管縫縮術総計 35
  予防的 11
緊急 24
主要産科合併症(重複あり) 妊娠高血圧症候群 60
HELLP症候群 3
常位胎盤早期剝離 2
妊娠糖尿病・糖尿病合併 85
前置胎盤 20
胎児発育不全 35

 

2)NICU/GCU

 歴史的には昭和42年(1967年)小児科の一部に「未熟児室」という名称で新生児部門が作られ、北海道医療の草分けとして多くの未熟児新生児を受け入れてきました。昭和54年(1979年)に「未熟児センター」として小児科から独立し、専任医師制、独立看護単位となりました。平成7年(1995年)現在地へ新築移転後平成8年(1996年)から「新生児科」と名称変更し、平成9年(1997年)に新生児特殊集中治療室(NICU)6床の厚生省認可施設となりました。平成18年(2006年)に総合周産期母子医療センターに認定され、周産期医療充実の社会的必要性が高まっていたことから平成21年(2009年)にはNICUを15床に増床しています。現在は「新生児内科」として常勤医6名おり、NICU15床とGCU(回復期病床)21床を合わせ、36床で入院を受け入れ、24時間診療にあたっています。

*9階西病棟部署紹介のページもご参照ください

NICU

 

 

 

 

 

 

 

 

リンクページ

・各部署(病棟・外来)紹介 9階東病棟 9階西病棟

助産師外来

令和4年4月 総合周産期母子医療センター長 平山恵美