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更新日:2023年12月13日
糖尿病・内分泌内科では、糖尿病等の生活習慣病と多彩な内分泌疾患を診療しています。当科のモットーは「生活習慣病に潜む内分泌疾患を見逃さない」ことです。内分泌疾患は間脳・下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、膵内分泌、性腺など多岐にわたり、患者さん自らが気づくのは困難であり、かかりつけ医との連携が重要です。さらに内分泌疾患の確定診断には複雑な検査が必要となることがありますが、総合病院の医療資源を活かしてそれらに取り組んでいます。特に高血圧患者の10%を占めると考えられる原発性アルドステロン症は、治療方針の決定に副腎静脈サンプリングが必要となりますが、放射線診断科と連携して多数行っており、手術が必要な場合は泌尿器科と連携しています。甲状腺疾患についてはアイソトープ治療、手術ができる数少ない施設として、治療困難なバセドウ病等に対応しています。
当科では伝統的にチーム医療による糖尿病診療を行っており、眼科、腎臓内科、形成外科等と連携して合併症、併発症のある糖尿病、妊娠糖尿病に対応しております。また各部門に多数の糖尿病療養指導士が在籍し、積極的に患者さんに関わっています。
治療方針が定まった糖尿病・内分泌疾患の患者さんについては逆紹介を心がけており、地域の医療機関の先生にはご指導を賜りますようお願い申し上げます。
糖尿病・内分泌疾患の領域で、総合病院という特徴を活かし、院内他科・他部門と連携した質の高い専門医療を目指します。
代表的な取り組みをいくつか御紹介します。
インスリンポンプを使った治療法で、インスリンポンプとは、24時間を通じて超速効型インスリンを注入する携帯型の小型機器です。携帯電話や携帯音楽プレイヤーほどの大きさで、皮下に留置された細いチューブとカニューレ(注入セットと呼ばれます)を通してインスリンを注入します。もちろん注入するインスリンの量は、お使いの方が変えることができます。主に1型糖尿病の患者さんで従来の頻回注射療法でなかなかコントロールできない方やライフ・スタイルにあわせたインスリン療法を御希望なさる方などが対象となります。インスリンポンプの使用を始める前には、必ず医師や看護師と話し合い、この機器の使用方法やトラブル対処についてのトレーニングを十分受けることが重要です。
お腹などの皮下組織に専用のセンサを装着し、連続的に皮下のグルコース(ブドウ糖)濃度を記録する新しい検査方法です。今まで一般に用いられてきた1日に数回の自己血糖測定器による測定に比べ、測定回数が格段に多いことが特徴です。グルコース濃度の推移(変動)を見ることができるため、より適切で安全な糖尿病治療を行うための指標となることが期待されています。
当院産科はハイリスクの妊婦さんが多く、妊娠糖尿病、糖尿病合併妊娠もその一部となります。そのため産科と連携し、きめ細かい糖尿病治療を行うことで、妊婦や新生児に関わる合併症を少しでも軽減することに取り組んでいます。
以前から運営している糖尿病患者さんの友の会であり、診療とともに患者さんの親睦や情報交換等の場として活用をしていただいています。日本糖尿病協会「友の会」ですので入会されると月刊『糖尿病ライフさかえ』の購読ができます。また2ヶ月に1回、第3土曜日を中心に糖尿病教室を行っています。参加は無料で会員以外の方も出席も大歓迎です(予定やタイトルは外来掲示板をご参照ください)。
代表的な取り組みを2つご紹介します。
日本の高血圧の患者数は4000万人と推定されていますが、そのうちの5~10%はアルドステロンという副腎から分泌される血圧を上げるホルモンの過剰による原発性アルドステロン症という疾患であることが分かってきました。原発性アルドステロン症は、普通の高血圧より脳梗塞、心筋梗塞、慢性腎臓病を起こしやすく、また適切に治療すれば治すことができる可能性があるので、高血圧の患者様の中から原発性アルドステロン症を適切に見つけ出すことが重要です。当科では原発性アルドステロン症の診断、治療に力を入れており、放射線診断科と連携して副腎静脈サンプリングによる原因となる副腎の正確な局在診断を行い、泌尿器外科と連携して腹腔鏡下手術による治療を行っております。アルドステロン拮抗薬による薬物治療も多数行っております。
バセドウ病の治療には、抗甲状腺薬の内服以外に手術、放射性ヨード内用療法(アイソトープ治療)があります。当科では放射線診断科と連携してアイソトープ治療に力を入れております。アイソトープ治療は、抗甲状腺薬が副作用のため飲めない場合か抗甲状腺薬では甲状腺機能が正常に維持できない場合に行いますが、甲状腺を小さくしたい場合や抗甲状腺薬の服用を確実に止めたい場合も対象になります。この治療はカプセルに入った放射性ヨード(ヨウ素131)を内服するもので、治療そのものは1日で終わりますが、用量決定のための検査や準備としてのヨード制限食が必要になります。この治療は患者さんの病状やご希望に合わせて外来でも入院でも行うことができます。
徴的な細小血管障害によるQOLの低下(網膜症による失明、腎症による透析、神経障害の進行による壊疽と下肢切断)をもたらし、心筋梗塞、脳血管障害などの動脈硬化疾患を基盤にした大血管障害の増加に結びつきます。糖尿病は静かに、深く進行する疾患でそのまま放置しておくと恐ろしい疾患です。糖尿病の多くは遺伝的素因の上に、過食、運動不足、肥満などの生活習慣が重なり発病します。当科では初期糖尿病の方には食事療法と運動療法を十分に行っていただき、改善のない方には経口糖尿病薬の投与を行い、それでも血糖コントロールが不良な方には、インクレチン療法やインスリン療法を導入しております。
当科では古くから糖尿病専門外来を開設しており、また外来診療に加え、2週間クリティカルパスに沿った糖尿病教育入院コースを実施しています。糖尿病慢性合併症の管理必要となった患者様については、眼科(糖尿病網膜症)や腎臓内科(糖尿病腎症)、循環器内科(虚血性心疾患)、形成外科(糖尿病性壊疽)などと連携し、合併症の予防と進行の阻止を目標に掲げております。
内分泌疾患には、視床下部・下垂体疾患(先端巨大症、下垂体前葉機能低下症、尿崩症など)、甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病、甲状腺腫瘍など)、副甲状腺疾患(原発性副甲状腺機能亢進症など)、副腎疾患(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫など)、膵内分泌疾患(インスリノーマなど)、性腺疾患(性腺機能低下症など)といった多数の疾患が含まれます。当科では、総合病院であるという特徴を活かし、院内各科、各部門と連携して幅広い内分泌疾患の診断・治療ができるよう心がけております。実際には、患者数が多く長い診療実績がある甲状腺疾患の受診が多く、また最近特に力をいれて取り組んでいる原発性アルドステロン症を始めとする副腎疾患の受診が増加しております。内分泌疾患は、患者さん自身が症状から病気を思い浮かべる事が難しいのが特徴です。生活習慣病と思われている高血圧、糖尿病や脂質異常症の中に内分泌疾患が潜んでいることもあります。内分泌疾患が発見されるきっかけとして、健診での指摘や、かかりつけ医が問診・診察や一般的検査の異常から気づくことが多いので、当科の内分泌診療には病診連携が重要と考えております。健診で甲状腺など内分泌疾患が疑われた方、既に何らかの内分泌疾患との診断はついていても治療方針が決まっていない方はかかりつけ医からの紹介状をお持ちの方は、予約の上当科を受診してください。
職名 | 氏名 | 専門分野 | 資格等 |
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部長 | 和田 典男 | 原発性アルドステロン症等の二次性高血圧 糖尿病及び慢性合併症 内分泌代謝疾患 |
日本内科学会認定総合内科専門医・指導医 日本内分泌学会内分泌代謝専門医・指導医・評議員 日本糖尿病学会専門医・指導医・評議員 日本甲状腺学会専門医 |
副部長 | 小原 慎司 | 内分泌代謝疾患全般 糖尿病及び慢性合併症 |
日本内科学会認定医 |
副医長 | 三次 有奈 | 内分泌代謝疾患全般 糖尿病及び慢性合併症 |
日本内科学会認定内科医・指導医 日本糖尿病学会専門医 日本糖尿病学会研修指導医 内分泌代謝科(内科)専門医・指導医 日本骨粗鬆症学会認定医 日本医師会認定産業医 難病指定医 小児慢性特定疾病指定医 日本動脈硬化学会動脈硬化専門医 日本肥満学会認定肥満症専門医 |
菅原 基 |
糖尿病 内分泌代謝疾患全般 |
日本内科学会認定医 日本糖尿病学会専門医 |
|
一般職 | 馬場 周平 |
糖尿病 内分泌代謝疾患全般 |
日本内科学会認定医 |
毎日1~2名が専門外来担当しています。再来患者さんの数も多いので、初診の方はできるだけかかりつけ医、または近くの医療機関からの紹介状を持ち、地域連携センターまたは地域医療室で予約を取っていただくと、待ち時間を短縮できますので御協力ください。
多くの患者様はクリティカルパス*に沿って、糖尿病教育入院(2週間コース)、合併症の管理・治療入院、内分泌疾患の検査・治療入院などを中心に診療を行っています。病棟では多くの臨床研修医がスタッフとともに患者さんの診療に携わっています。
*クリティカルパスとは?;医療の内容を評価・改善して、質の高い医療を患者さんに提供することを目的として、入院から退院までの計画を立てたものです。患者さん用には、検査の予定や治療の内容、リハビリテーションの計画、いつ頃どの様な状態になれば退院することができるかなどを、一覧表にしてご説明しております。
患者さん向けの糖尿病教室
糖尿病チームカンファレンス
外来、病棟においては医師の診療とともに、日本糖尿病療養指導士(CDEJ)*の資格を持つコメディカルが患者さんの生活指導に取り組んでいます。外来では形成外科とも協力したフットケアやインスリン治療者への療養指導にも力を入れ、実施しております。
*日本糖尿病療養指導士(CDEJ)とは?;糖尿病とその療養指導全般に関する正しい知識を有し、医師の指示の下で患者に熟練した療養指導を行うことのできる医療従事者に対し、日本糖尿病療養指導士認定機構が与える資格です。一定期間の研修と試験などをクリアして取得されており、日夜研鑽も続けている糖尿病療養指導のエキスパートです。当院には20名前後の有資格者がおります。
入院患者内訳 | 件数 | |
---|---|---|
糖尿病 | 1型糖尿病 | 9 |
2型糖尿病 | 46 | |
その他の糖尿病 | 3 | |
内分泌疾患 | 原発性アルドステロン症 | 12 |
その他の副腎疾患 | 17 | |
下垂体疾患 | 16 | |
甲状腺疾患 | 12 |
検査・治療内訳 | 件数 |
---|---|
甲状腺超音波検査 | 210 |
アイソトープ治療 | 19 |
副腎静脈サンプリング | 12 |
演題名 | 出題者名 | 所属 | 学会名 | 発表月日 | 発表地 |
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新しいガイドラインによる原発性アルドステロン症診療 | 和田典男 | 市立札幌病院糖尿病・内分泌内科 | ミネラルコルチコイド受容体関連疾患研究会 |
2022年 1月29日 |
WEB開催 |
RIA測定値から換算したLC-MS/MS相当値、CLEIA相当値によるアルドステロン・レニン比の検討 | 和田典男 | 市立札幌病院糖尿病・内分泌内科 | 札幌市医師会医学会 |
2022年 2月19日 |
WEB開催 |
RIA測定値から換算したCLEIA相当血漿アルドステロン濃度によるアルドステロン・レニン比の検討 |
和田典男 馬場周平 菅原基 三次有奈 小原慎司 |
市立札幌病院糖尿病・内分泌内科 | 第29回日本ステロイドホルモン学会 |
2022年 2月19日 |
WEB開催 |
新しいホルモン測定法で変わる原発性アルドステロン症診療 | 和田典男 | 市立札幌病院糖尿病・内分泌内科 | 富士フイルム和光純薬WEBセミナー第3回 |
2022年 3月3日 |
WEB開催 |
3回目のコロナワクチン接種後に亜急性甲状腺炎を発症した1例 |
和田典男 馬場周平 菅原基 三次有奈 小原慎司 |
市立札幌病院糖尿病・内分泌内科 | 第38回北海道甲状腺談話会 |
2022年 7月23日 |
札幌 |
インフルエンザワクチン接種後に亜急性甲状腺炎を発症した1例 |
和田典男 三次有奈 馬場周平 菅原基 小原慎司 |
市立札幌病院糖尿病・内分泌内科 | 第38回北海道甲状腺談話会 |
2022年 7月23日 |
札幌 |
副腎静脈サンプリングを省略して副腎摘出術が施行しうる原発性アルドステロン症症例の予測 |
和田典男 馬場周平 菅原基 三次有奈 小原慎司 |
市立札幌病院糖尿病・内分泌内科 | 第26回臨床内分泌病理学会総会 |
2022年 10月2日 |
東京 |
3回目のCOVID-19ワクチン接種後に亜急性甲状腺炎を発症した1例 |
和田典男 馬場周平 菅原基 三次有奈 小原慎司 |
市立札幌病院糖尿病・内分泌内科 | 第65回日本甲状腺学会学術総会 |
2022年 11月2日 |
大阪 |
インフルエンザワクチン接種後に亜急性甲状腺炎を発症した1例 |
和田典男 馬場周平 菅原基 三次有奈 小原慎司 |
市立札幌病院糖尿病・内分泌内科 | 第32回臨床内分泌代謝UPDATE |
2022年 11月11日-12日 |
東京(WEB) |
PAの新ガイドラインによるカプトプリル負荷試験前後の判定の検討 |
和田典男 馬場周平 菅原基 三次有奈 小原慎司 |
市立札幌病院糖尿病・内分泌内科 | 第32回臨床内分泌代謝UPDATE |
2022年 11月11日-12日 |
東京(WEB) |
原発性アルドステロン症の病型診断における複数の機能確認検査 |
兼子大輝 馬越洋宜 和田典男*他 |
九州大学大学院医学研究院病態制御内科、市立札幌病院糖尿病・内分泌内科* | 第32回臨床内分泌代謝UPDATE |
2022年 11月11日-12日 |
東京(WEB) |
専門医更新のための指定講演8 新しい測定法による原発性アルドステロン症の診断 |
和田典男 | 市立札幌病院糖尿病・内分泌内科 | 第32回臨床内分泌代謝UPDATE |
2022年 11月11日-12日 |
東京(WEB) |
論文名 | 著者名 | 所属 | 雑誌名(書名) | 発表年 | 巻号 | 頁 |
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Subacute thyroiditis associated with thyrotoxic periodic paralysis after COVID-19 vaccination: a case report |
Mone Murashita Norio Wada Shuhei Baba Hajime Sugawara Arina Miyoshi Shinji Obara. |
Department of Diabetes and Endocrinology, Sapporo City General Hospital | Endocrinology, Diabetes & Metabolism Case Reports ※Published online |
2022 | 2022(1) | - |
高齢で診断された原発性アルドステロン症の治療方針 | 和田 典男 | 市立札幌病院糖尿病・内分泌内科 | 糖尿病・内分泌代謝科 | 2022 | 55(3) | 272-278 |
レニン, アルドステロンの新規測定法と原発性アルドステロン症診療への影響 | 和田 典男 | 市立札幌病院糖尿病・内分泌内科 | 日本生殖内分泌学会雑誌 | 2022 | 27 | 24-27 |
原発性アルドステロン症と肥満 | 和田 典男 | 市立札幌病院糖尿病・内分泌内科 | 肥満研究 | 2022 | 28(3) | 106-111 |
レニン、アルドステロンの新規測定法と原発性アルドステロン症診療への影響 | 和田典男 | 市立札幌病院 糖尿病・内分泌内科 | 日本生殖内分泌学会雑誌 | 2022 | 7 | 24-27 |
高齢者の糖尿病・内分泌代謝疾患マネージメント 高齢で診断された原発性アルドステロン症の治療方針 | 和田 典男 | 市立札幌病院 糖尿病・内分泌内科 | 糖尿病・内分泌代謝科 | 2022 | 55(3) | 272-278 |
原発性アルドステロン症と肥満 | 和田 典男 | 市立札幌病院 糖尿病・内分泌内科 | 肥満研究 | 2022 | 28(3) | 106-111 |
Primary aldosteronism with mild autonomous cortisol secretion increases renal complication risk. |
Takuyuki Katabami Norio Wada *et al. |
Department of Diabetes and Endocrinology, Sapporo City General Hospital* | Eur J Endocrinol | 2022 | 186(6) | 645-655 |
Machine learning-based models for predicting clinical outcomes after surgery in unilateral primary aldosteronism |
Kaneko H Umakoshi H Wada N* et al. |
Department of Diabetes and Endocrinology* | Sci Rep | 2022 | 12(1) | 5781 |
Japan Endocrine Society clinical practice guideline for the diagnosis and management of primary aldosteronism 2021. |
Naruse M Wada N* et al. |
Department of Diabetes and Endocrinology* | Endocr J | 2022 | 69(4) | 327-359 |
Subacute thyroiditis associated with thyrotoxic periodic paralysis after COVID-19 vaccination: a case report. |
Murashita M Wada N Baba S Sugawara H Miyoshi A Obara S. |
Department of Diabetes and Endocrinology, Sapporo City General Hospital | Endocrinol Diabetes Metab Case Rep | 2022 | 2022 | 22-0236 |
Association of cardiovascular disease risk and changes in renin levels by mineralocorticoid receptor antagonists in patients with primary aldosteronism | Motoko Nomura Norio Wada* JPAS/JRAS Study Group, et al. | Department of Diabetes and Endocrinology, Sapporo City General Hospital * | Hypertens Res. | 2022 | 45(9) | 1476-1485 |
The metabolic phenotype of patients with primary aldosteronism: impact of subtype and sex - a multicenter-study of 3566 Caucasian and Asian subjects | Eur J Endocrinol. | Department of Diabetes and Endocrinology, Sapporo City General Hospital * | Eur J Endocrinol. | 2022 | 187(3) | 361-372 |
Effect of Intraprocedural Cortisol Measurement on ACTH-stimulated Adrenal Vein Sampling in Primary Aldosteronism. |
Mitsuhiro Kometani Norio Wada* et al. |
Department of Diabetes and Endocrinology, Sapporo City General Hospital*. | J Endocr Soc, | 2022 | 6 | 1-11 |
Association of achieved blood pressure after treatment for primary aldosteronism with long-term kidney function. |
Haze T Wada N et al. |
Department of Diabetes and Endocrinology, Sapporo City General Hospital * | J Hum Hypertens. | 2022 | 36(10) | 904-910 |
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