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更新日:2016年2月22日

答申書3-4

 3-4 地域のまちづくりと合わせた交通施策の推進

 交通施策をより効果的、効率的に推進していくためには、今後は、まちづくりと一体的に取り組んでいくことが重要である。

  (1)地域特性に応じた地域の交通計画の策定
 都心や都心周辺あるいは郊外部などでは、交通の目的やサービス水準が異なることから、それぞれの地域や目的に応じた交通のあり方についてその認識が共有され、地域の特性に応じた交通計画をまちづくりと一体となって検討していく必要がある。

 【地域や目的に応じた交通のあり方】
 ■都心部
 都心から放射型に形成されている公共交通機関の充実や、都心内にある公共交通を活用することによって、過度な自動車利用の抑制を図る。
 ■都心周辺部
 公共交通の充実を図り、自動車からの転換を促進させ、自動車利用の低減を図る。
 ■郊外部(拠点地区)
 地区内の拠点と主要施設などを結ぶバスアクセスの向上および徒歩や自転車などの快適性向上により、特に短トリップの私用目的の自動車利用の低減を図る。
 ■郊外部(拠点周辺)
 郊外間における移動にはある程度自動車に依存せざるを得ないが、都心へのアクセスや近傍の拠点へのアクセスには駅接続型バスなどの充実により自動車利用の低減を図る。

 現在、都心や各拠点においては、市民、商業者、関係機関などが中心市街地の活性化や拠点の機能向上など、都心の魅力づくりや拠点の育成・整備に取り組んでおり、これらまちづくりと一体となった都心交通ビジョンや各拠点地区交通計画など地域の交通計画の策定に取り組む必要がある。
 また、その検討にあたっては、地域の住民・企業・行政などのパートナーシップにより共通認識を形成しながら、進めていく必要がある。

 地域や目的に応じた交通のあり方(模式図)(PDF:212KB)

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