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更新日:2019年2月18日

体調の波はあるものの、お給料を貰って働く事はボランティアではないけれど、やっぱり私も「人の役に立ちたい」のです!(.BBA(びーびーえー)さん)

ご本人の希望により顔写真は掲載しておりません。

業種 サービス業
名前 .BBA(びーびーえー)
障がい種別・程度 発達障害(自閉スペクトラム症/ASD、注意欠如・多動症/ADHD)、2種B-

記載日:平成30年12月18日

業務内容を教えてください。

某一般企業の障害者雇用枠で事務補助と清掃業務を行っております。

一日のスケジュールを教えてください。

6時30分 起床、洗髪等の身支度
7時45分 朝食
8時15分頃 自宅アパートを出発
8時50分 出社
9時00分 就業
12時00分~12時30分の間 60分の昼休憩
16時00分 終業、6時間勤務、残業なし
16時10分頃 退社(会社自体は辞めていない)
16時40分頃 帰宅
18時30分~19時00分の間 夕食、その後最低限度の洗い物等と余暇を満喫
23時00分頃 就寝

職場で配慮されていること(嬉しかったこと)を教えてください。

前の職場で引き継がれている配慮として、業務全般の指示する人が決まっている事で不安や混乱は減り、作業が減りやすくなった事です。

他にも昼休憩は一人で外食に行ったり、デスク(机)の上で動画、スマホアプリゲーム、SNSチェックをしながら食事を取ってリラックスしております。また、就業時間内に5~10分リセットタイム(小休憩)を取ることで、作業が過集中した際に気持ちの切り替えがしやすくなり、支援者を介して会社に認めて頂けた事が何より嬉しかったです。

仕事をする上で、ご自分で行っている工夫を教えてください。

前の会社では、就業時間をiPadでアラーム設定し、音量を小さく鳴らして時間がわかるよう工夫していました。

私は一つの事に集中してしまうと、時間を忘れて没頭してしまう反面、途中で集中力が途切れる事があります。そんな時は一旦作業の手を止めて10秒間天井の上を見上げたり、手足をストレッチしたり、気持ちを切り替えてから再び作業を続けております。

また、職場の雑談・談笑の声が苦手で業務中は「イヤーマフ」と「クアイエット(ノイズキャンセリング)耳栓」を同時に付けております。それでも雑談・談笑の声が耳障りになって、「うるさい!」と怒鳴って周囲から迷惑行為とレッテルを貼られる前に作業の手を止め、離席してタイミングを見ながらデスクに戻って作業を続けております。また、至近距離で人と向かい合わせや隣同士で作業すると、人の目が気になってしまい、時には攻撃的になりやすくなるため、こちらも支援者を介して会社に「パーティション」を横1枚設置して頂いた事で、気兼ねなく作業に取り組めております。(後者は必要な配慮に近いですが・・・。)

活用した(している)支援機関を教えてください。

  • 就労:
    就労移行支援事業所
    北海道障害者職業センター
    札幌障がい者就業・生活支援センターたすく(現在は生活面でサポートを受けています。)
  • 余暇:
    就業・生活応援プラザとねっと/わーくカフェジョイン(主に愚痴聞き?ほぼ毒吐き?)

ご自分が仕事で困ったときに、相談できる相手はいますか。それはどのような関係の人ですか。

北海道障害者職業センターの女性ジョブコーチ2名の方です。主に仕事の困り事を職業準備訓練の時からお世話になっているジョブコーチお手製の用紙に記入してメール送信、相談内容によって職場訪問で聞き取りや職業センターに来所し、過去に職業準備訓練の講座で行った問題解決技法の面談形式で、その都度必要なサポートを受けております。

余暇(業後や休日)の過ごし方を教えてください。

休日は自宅アパートでボーッと過ごしていると、チコちゃんに叱られますよ~(笑)
「ボーッと生きてんじゃねーよ!!」
冗談はさておき、以前は休止中のASD女性当事者の会に参加し、時には有名な専門家の先生の勉強会や講演会に行って聴講し、情報収集や自己研鑽(じこけんさん)しております。
余談ですが、2016年の夏に「第1回スピーチマラソン」のイベントを聴講した影響で、同年10月に障がい当事者講師の会「すぷりんぐ」に入会、その後、年次有給休暇を活用して、札幌市社会福祉協議会「障がい者講師養成講座」8期受講・修了。呼ばれる回数は多くないですが、仕事の合間に講師活動やiPadで「すぷりんぐ」の会報のお手伝いを行っております。
※自身も「第2回スピーチマラソン」に登壇経験あり。

また、業務終了後はまっすぐ帰宅する事が多いですが、たまに外食したり大好きなB’zのライブに行ってストレス発散しています!
気が向いた時には就業・生活応援プラザとねっと/わーくカフェジョインへの顔出しやレクリエーションに参加したり、たまにWSA(当事者研究)というプログラムにも参加しております。

また、サボり気味?だった夜の手話講座を再開しており、手話で日常会話ができるようになりたいです。
※MOS試験とユニバーサルマナー検定3・2級取得を目指すのが今後の目標。

障がい者雇用を考えている企業の方にメッセージをお願いします。

発達障害(ASD、ADHD)は、見た目では全くわかりません!
障害を持つ方の就労・職場定着、長く働き続ける事はそう簡単な事ではないと思っております。
体調の波はあるものの、お給料を貰って働く事はボランティアではないけれど、やっぱり私も「人の役に立ちたい」のです!
得意・できる事は少ないですが、得意・できる事は自分の力(ちから)で努力し、不得意・できない事は支援者の方々にサポートを頂きながら、日々の業務をこなしております。また、企業と関係機関と働く障害当事者3者がWin-Winな関係構築ができたらいいなと思います。
「障害を持つ人=奇声・大声をあげる、怖い」と、先入観を持たず、病院や障害があるだけで敬遠せずに、まずは試飲試食(聞き取りや触れ合い)していただけると幸いです。
それから、精神遅滞/知的障害(を伴う自閉症・発達障害も含む)があるだけで単純作業が向いている。と、決めつけないでほしいです。職場実習やステップアップ(正社員等の登用試験)、1日4時間未満で働く「超短時間雇用」がSNSや公共放送のテレビ番組で取り上げられている中で、今後は障害のある方が多様な働き方を選択できることや風通しの良い職場環境を望みます。
何卒、ご考慮の程よろしくお願いいたします。

これから一般就労をしたいと考えている障がいのある方にメッセージをお願いします。

私も人の事を言える立場ではないのは重々承知ですが、性別、年齢、障害種別、一般就労経験に関係なくお伝えしたい事が3つあります!

1つ目は、他者の気持ちに立って考えて行動し、大切に思っていますか?
私も、自分(相手)がされて嫌な事は人に(自分に)しない事を心掛けております。
例えば、自分の障害特性を支援者や家族等に「理解しろ!」と、大柄な態度で連呼されると、相手は心身ともに疲弊してしまい、ソッポを向かれてしまう事があるので要注意。

2つ目は、社会人として必要最低限の挨拶「ありがとう」、「ごめんなさい」、「お願いします」等を言う事が損をすると思っている方も多いと思いますが、私も以前は同じ思いでしたが、私が勤務する会社の職場環境をみて、挨拶の必要性を改めて思い知りました。

3つ目は家事仕事(洗濯、掃除、炊事)は、本当にやっておいた方がいいと思います!!
当時の勤務先で人生経験が豊富な方から指摘された言葉が、家でやっていることは必ず会社で出るとおっしゃっていました。単独で動画やスマホアプリを活用して自発的に家事をこなすのも良いですが、できることなら、ご家族の方やヘルパーさんの知恵をお借りして、少しでもできるようになってほしいです。のちに、職場の方々から後ろ指を指されづらくなるからです(経験者語る)。努力しても治らない特性はあると思いますが、この先の未来、「障害があるから、特性だから、何言っても(何やっても)良い」は通用しないと、個人的に言いたいです。

「どうせ無理」から「少しでもできるようになる!」

と言う受け取り方や意識を変える事で新しい発見や気づきがあります。
焦らず無理しないで頑張ってくださいね。

 

(この記事は、ご本人から提出していただいた原稿を基に作成しています。)

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