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我が国では、これまで人権に関する様々な施策を推進してきましたが、今日においても様々な人権問題が生じております。アイヌ民族にかかわっては、令和元年(2019年)5月に「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」が施行され、その目的において、アイヌ民族が日本の先住民族であるとの認識が示されるとともに、アイヌ施策の推進に関し、基本理念、国・地方公共団体の責務等が規定されました。学校教育においては、アイヌ民族の人権を尊重し、アイヌ民族の歴史、文化、伝統及び現状に関する認識と理解を深める指導の充実に努めていきます。
平成19年(2007年)9月に国連総会において採択された「先住民族の権利に関する国際連合宣言」や令和元年(2019年)5月に施行された「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」などの動向を踏まえ、学校におけるアイヌ民族に関する指導が、正しい認識のもとに行われることにより、個性や多様性を尊重しながら共生する社会の実現に資するよう、人間尊重の教育の一層の充実を図るため、令和2年(2020年)3月に本指導資料を発行しました。
本指導資料では、アイヌ民族の歴史・文化等に関して、指導のために必要な基本事項についてまとめるとともに、研究開発事業等におけるこれまでの研究成果を踏まえた授業実践例や体験的活動等を行う際の参考資料を掲載しています。
【 内 容 】
■第1章_アイヌ民族の歴史・文化等に関する指導を行うに当たって(PDF:2,144KB)
■第2章_アイヌ民族の歴史・文化等に関する指導実践例(PDF:9,719KB)
■第3章_アイヌ民族の歴史・文化等に関する体験的活動と関連施設等の活用(PDF:3,771KB)
■第4章_札幌市民族教育に関する研修会等について(PDF:758KB)
■第5章_北海道アイヌ協会等の活動について(PDF:617KB)
この研修会は、市立学校教職員を対象に、アイヌ民族の歴史・文化等について理解を深め、指導力の向上に資するために昭和57年(1982年)から行っている事業です。この他にも札幌市教育センターにおいて、初任者教員を対象にアイヌ文化や民族教育の基礎について学ぶ研修会を実施しています。
令和元年度は、8月30日に、札幌市アイヌ文化交流センター「サッポロピリカコタン」において実施しました。5名のアイヌ民族の方と20名の教職員の参加がありました。はじめに、札幌アイヌ協会の阿部会長から、アイヌ民族の歴史・文化・人権と学校教育について講演をしていただきました。その後は、昨年度研究開発事業における小学校4年生の実践発表をしていただくとともに、アイヌ文様入りストラップの製作体験を行いました。
令和元年度「札幌市民族教育に関する研修会」開催要項(PDF:148KB)
【実践発表】
小学校社会科(第4学年)における実践について…千葉拓士教諭(市立平岡公園小学校)(PDF:4,014KB)
小学校社会科(第4学年)における実践について…山田透教諭(市立信濃小学校)(PDF:937KB)
○アイヌ文化を発信する空間「ミナパ」
○札幌市アイヌ施策推進計画(札幌市役所HP)
○北海道環境生活部アイヌ政策推進局アイヌ政策課
○ウポポイ(民族共生象徴空間)
○アイヌ民族文化財団
○北海道アイヌ協会
○北海道博物館
○内閣官房アイヌ総合政策室
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