難病患者の災害に対する備え
医療機器を使用している方の備え
医療機器の定期点検と、バッテリー等の状態の確認を行いましょう。
お使いの医療機器の状態がわからない方は、メーカー・取扱業者にご相談ください。
停電時にすぐ連絡が取れるよう、メーカー・取扱業者の連絡先を確認しておきましょう。
また、障がい福祉課では「災害対策用品購入費助成事業」という非常用電源の購入費の助成事業を行っております。詳しくは障がい福祉課のホームページをご覧ください。
→ 障がい福祉課のホームページ(災害対策用品購入費助成事業)
人工呼吸器使用の方
- 内蔵バッテリーの有無・バッテリーの寿命の確認をしましょう。
- 外部バッテリーもしくは予備機の備えをしましょう。
- アンビューバックが用意できる場合は用意しましょう。
- 車のシガーソケットから充電可能な機器の場合は専用のアダプターを備えましょう。
- 予備のチューブや衛生セットを持ち運べる状態で保管しておきましょう。
吸引器を使用している方
- 内蔵バッテリーの有無・バッテリーの寿命の確認をしましょう。
- 外部バッテリーもしくは予備機の備えをしましょう。
- 電源を使用しない手動式・足踏み式の吸引器の備えをしましょう。
- 予備のチューブや衛生セットを持ち運べる状態で保管しておきましょう。
在宅酸素療法をしている方
- 予備の酸素ボンベの備えをしましょう。
- 火気厳禁なので、使用方法・保管場所にも注意をしてください。
- 移動用のキャリーを備えましょう。
- 予備のチューブや衛生セットを持ち運べる状態で保管しておきましょう。
人工透析中の方
- 在宅で人工透析をしている方は、内蔵バッテリーの有無・バッテリーの寿命の確認をしましょう。
- 外部バッテリーの備えをしましょう。
- 低カリウム・エネルギーの多い非常食(カロリーメイト・減塩タイプの保存食)を備えましょう。
- 水分補給ができるよう保存水を備えましょう。
薬剤その他の備え
インスリン・成長ホルモン等の冷蔵保存を要する薬剤を使用している方
- 冷蔵保存状態確保のため、クーラーバッグ、保冷剤の備えをしましょう。
- 薬剤の保管方法については病院・薬局や薬剤メーカーにお問い合わせください。
※冷凍してはいけないものもあります。
服薬中の方
- 非常時に持ち出せるよう、携帯用に予備の薬を備えましょう。
体温維持が困難な方
- 気温上昇に伴う、体温上昇に備え、クールベスト、保冷剤(保冷枕)、クールマット、冷却マットの備えをしましょう。
- 気温低下に伴う、体温低下に備え、カイロ・アルミブランケット・毛布などを備えましょう。
共通事項
- ライト、非常食や水、携帯用ラジオ、現金等の非常時必要なものを整理しておきましょう。
(参考)「災害に備える」(危機管理対策室のページ)
- お薬手帳がある場合には、お薬手帳に疾患に関すること・緊急連絡先をメモしておきましょう。
- 緊急避難先・通院先の病院・介護事業所等の連絡先を確認し、メモしておきましょう。