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更新日:2024年4月1日

リチウムイオン電池を使用した家電製品や危険物を容器包装プラスチックに出さないでください

リチウムイオン電池を使用した家電製品を容器包装プラスチックに出さないで!

リチウムイオン電池を使用した家電製品を、誤って容器包装プラスチックに出してしまうと、選別施設やリサイクル工場での大きな火災事故につながる恐れがあります。

リチウムイオン電池を使用した家電製品の適切な出し方や、プラスチックの分別方法を改めてご確認をいただき、事故防止のための適切な分別にご協力をお願いいたします。

【リチウムイオン電池が原因の発火や火災事故の例】

発火原因となったリチウムイオン電池内蔵のデジタルカメラ

リサイクル工場の処理工程で、内蔵のリチウムイオン電池が発火したデジタルカメ

火災事故の様子

リチウムイオン電池を使用した家電製品による発火が原因で、建屋が燃えたリサイクル工場

(写真出典:公益財団法人日本容器包装リサイクル協会)

リチウムイオン電池を使用した家電製品の出し方を確認しましょう

リチウムイオン電池はどんな製品に使われているの?

リチウムイオン電池は、小型の家電製品などに広く使われています。「充電できる製品」や「コンセントにつながなくても動く・光るなどする製品」には、リチウムイオン電池が使用されている可能性があります。

リチウムイオン電池を使用した電化製品(モバイルバッテリー)

モバイルバッテリー

リチウムイオン電池を使用した電化製品(加熱式たばこ・電子たばこ)

加熱式たばこ・電子たばこ

リチウムイオン電池を使用した電化製品(携帯ゲーム機)

携帯ゲーム機

リチウムイオン電池を使用した電化製品(電気シェーバー)

電気シェーバー

リチウムイオン電池を使用した電化製品(電動歯ブラシ)

電動歯ブラシ

リチウムイオン電池を使用した電化製品(ロボット掃除機)

ロボット掃除機

リチウムイオン電池を使用した電化製品(デジタルカメラ)

デジタルカメラ

リチウムイオン電池を使用した家電製品の適切な出し方

リチウムイオン電池を取り外せる家電製品

リチウムイオン電池を取り外して、家電製品本体は小型家電の無料回収や、燃やせないごみにお出しください。

乾電池や、リチウムイオン電池以外の充電式電池が使用されている家電製品も、電池を取り外せる場合は、必ず電池を取り外してから、家電製品本体を小型家電の無料回収や燃やせないごみにお出しください。

取り外したリチウムイオン電池・モバイルバッテリー本体

リチウムイオン電池のリサイクルマーク(スリーアローマークにLi-ionの表示)

取り外したリチウムイオン電池は、ごみステーションで収集しないごみです。このリサイクルマークがついたリチウムイオン電池は、ホームセンターや家電量販店、電器店などの一般社団法人JBRC回収協力店にお持込みください。また、モバイルバッテリー本体も同様の取扱いです。

なお、リサイクルマークがついていても破損、膨張、液漏れしたもの及びリサイクルマークのないものは、札幌市役所本庁舎12階(循環型社会推進課)、清掃事務所地区リサイクルセンターリサイクルプラザ宮の沢のほか一部の回収協力店で引き取りを行っています。回収場所の一覧は以下のとおりです。

 破損・膨張・液漏れ、リサイクルマークのないもの等の回収場所(PDF:35KB)

関連ホームページ

ニカド電池、ニッケル水素電池のリサイクルマーク(スリーアローマークにNi-CdまたはNi-MHの表示)

リチウムイオン電池以外の充電式電池(ニカド電池、ニッケル水素電池)も、リサイクルマークがついたものは一般社団法人JBRCの回収協力店で回収しています。

リチウムイオン電池を取り外せない家電製品

リチウムイオン電池が内蔵されていて取り外せない家電製品を、無理に解体・分解して、中身の電池を取り外そうとすると危険です。リチウムイオン電池がついたまま、小型家電の無料回収にお出しいただくか、燃やせないごみにお出しください。

加熱式たばこ・電子たばこ

リチウムイオン電池を取り外せない家電製品のうち、加熱式たばこ・電子たばこは、燃やせないごみの日に、燃やせないごみとは別の透明または半透明の袋に入れて、ごみステーションにお出しください。小型家電の無料回収や燃やせないごみには出せません。(※吸い殻は燃やせるごみに出してください)

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刃物や注射針などの危険物も容器包装プラスチックに出さないでください

危険物を容器包装プラスチックに出さないで!

刃物や注射針などの危険物が容器包装プラスチックに混入していることがあります。

選別施設での選別作業は、作業員が手作業で行っているため、刃物や注射針などの危険物が容器包装プラスチックに混入していると、作業員がけがをしたり、感染症に罹患する危険性がありますので、絶対に容器包装プラスチックに出さないでください。

容器包装プラスチックに混入した危険物の例

容器包装プラスチックに混入していたはさみ、カミソリ、カッターなどの危険物

はさみ、カミソリ、カッターなど

容器包装プラスチックに混入していた包丁

包丁

容器包装プラスチックに混入していた注射針

注射針

容器包装プラスチックに混入していたペットボトルに入れた注射針

ペットボトルに入れた注射針

  • 包丁やはさみは、厚紙などで包んで「キケン」と表示して「燃やせないごみ」に出してください。
  • 家庭から出る在宅医療廃棄物のうち、医療系ビニールバッグ(CAPDバッグや点滴バッグ)は容器包装プラスチックとして出すことができます。(家庭から出る医療系ビニールバッグの分別の仕方
  • 注射針等の鋭利なものは、かかりつけの医療機関へお持ちください。

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プラスチックの分別方法を確認しよう

プラスチックごみ=「容器包装プラスチック」ではありません
一口にプラスチックといっても、その使われ方はさまざまで、どのような用途で作られたプラスチックかによって、ごみの出し方も異なります。プラスチックの正しい分別方法を確認しましょう。

種類

プラマーク(がついたプラスチック製の容器・包装・緩衝材で、中身の食料品や日用品を使用したり、取り出した後に不要になるもの

それ自体が商品のプラスチック製品
出し方 容器包装プラスチック 燃やせるごみ
具体例

容器包装プラスチックの具体例

  • パック・カップ・トレイ類
  • プラスチック製ボトル類
  • つめかえパック・チューブ類
  • ポリ袋・ラップ・ネット類
  • 梱包用発泡スチロール

など

製品プラスチックの具体例

  • ポリタンク、ポリバケツ
  • プランター
  • CD・CDケース、ビデオテープ
  • 歯ブラシ、ハンガー
  • 食品保存用容器

など

ポイント

プラマーク

容器包装プラスチックに出すプラスチック製の容器や包装には、プラマークが表示されています。まずプラマークがついているか確認しましょう。

バケツやプランター、食品保存用容器のように、容器として使用されたプラスチック製品でも、それ自体が商品のプラスチック製品は、燃やせるごみに出しましょう。

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こうして起こる、リチウムイオン電池が原因の火災事故

選別施設やリサイクル工場の処理工程では、破袋機(ごみステーションに出すときに容器包装プラスチックを入れた袋を破るための機械)や、ベール解砕機(選別して圧縮・梱包した容器包装プラスチックを解体する機械)などの機械を使用しています。

容器包装プラスチックに本来あるはずのない家電製品が混入していると、これらの機械の刃などによって、家電製品に内蔵されたリチウムイオン電池に強い衝撃が加わり、ショートして発火することがあります。一度発火してしまうと、周りに燃えやすいプラスチックがあるため、なかなか消火することができず、大きな火災事故につながる恐れがあります。

プラスチック選別施設の破袋機でのリチウムイオン電池を使用した家電製品による発火イメージ
(この写真の破袋機は、実際に中沼プラスチック選別センターで使用されているものです)

火災が発生すると、工場作業員に危険が及びますし、容器包装プラスチックの選別施設は札幌市内に1カ所しかないため、事故の発生による影響は計り知れません。

重ねてになりますが、リチウムイオン電池を使用した家電製品を容器包装プラスチックに出さないよう適切な分別にご協力をお願いいたします。

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このページについてのお問い合わせ

札幌市環境局環境事業部循環型社会推進課

〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目 札幌市役所本庁舎12階

電話番号:011-211-2928

ファクス番号:011-218-5108