第4回緑の基本計画部会
平成21年12月10日(木曜日)10時から札幌すみれホテルにて、第4回緑の基本計画部会が開催されました。
審議内容については、以下のとおりです。
議事
事務局から、資料1「審議スケジュール(予定)」(PDF:19KB)、資料2「前回の部会のとりまとめ」(PDF:39KB)、資料3「中間報告(案)」(ページ下部配布資料を参照ください)の説明を行いました。
「札幌市緑の基本計画の中間報告(案)」に対する各委員から意見の概要は、以下のとおりです。
意見概要
2ページについて
- 「財政的な話だけでなく、「市民との協働や参加」や「環境」についてもっと強調してもいいのではないか。
4ページについて
- 緑の基本計画は「緑」関連の法律に基づくのだろうが、1ページあたりに「みどりの定義」を持ってくるとわかりやすい。
7ページについて
- 基本理念の記述で、どの部分が「基本理念」なのか不明瞭である。また、基本理念そのものがスローガンのように感じる。
- 「生活にうるおいや安らぎ」の部分は文言として若干偏りがあると思う。
- 基本理念の説明文は非常に大事であるので、もう少し整理したほうがよい。
14、15ページについて
- 14ページの協働の担い手部分が、読み方によっては「対象」を限定しているような印象を受ける。新しい担い手をつくっていこうとしているなら、もう少し工夫が必要ではないか。
- 「担い手の連携」の図は、今のままではわかりにくい。3Dにするとか。現状の図では関係性がよくわからない。実際の活動はこの矢印通りにはならない。3者もしくは4者が重なり合って活動していく。
- 行政の役割は、市民あるいはほかの担い手と同一ではないのではないか。
22、23ページについて
- コリドーの現状と具体的な将来イメージ、生物の移動空間、人々へのうるおいといった部分をもう少し明確にした方がいいのではないか。生物多様性、レクリエーション、防災、景観的に効果のあるコリドーとするべき。
- 野生動物などの移動空間確保のためにも「みどりのつながり」を強調してほしい。
- 指標の部分で、「コリドー」に関するもの、ネットワーク率などが必要ではないか。
- 単につないでいくだけでなく、どのレベルを目標にするか。最低限のつながり目標にするか、ポイント(河川、道路)ごとのつながりを目標にするか、あるいは、動物の移動にとってどういう状況か、人が利用できる形になっているかなど、「連続性」という定義をつくる必要がある。
24ページについて
- 「土地利用に合わせたみどりの創出」は「まちづくりに合わせたみどりの創出」ではないか。
24,25ページについて
- 「北国特有の色鮮やかな」という表現は、園芸種などのイメージが強くなるので、在来種との関係もあることから、誤解のない書き方に変えたほうがよい。
- 生物多様性に悪い影響があっては困るが、33ページで配慮されていれば問題ない。25ページでは「うるおいやにぎわいをつくり出す」といった表現にしてはどうか。
34ページについて
36ページについて
- 「設置許可」や「PFI」の二つが民間資金の活用にならないので、文言を見直したほうがよい。
38ページについて
- 学校から公園までの距離などの誘致圏について、指標があってもよい。
39ページについて
- 公園は使われることが重要であることから、進行管理に公園の利用に関することがあらわれるとよい。
43ページについて
43ページ以降について
- 活動事例が、新しい展開を導く形につくられるとよい。
- 制度・行政による支援メニューがわかりにくい。
77~80ページについて
- 評価指標にもう少し定性的な評価を入れたほうがよい。
- 評価については、施策・事業の実施状況の把握を行政が行い、その評価と点検を協働で行うのがよい。
全体について
- 今回は1冊の体裁で進めていく事とするが、40ページの冒頭に39ページまでのつながりが分かる文章を加えてはどうか。
- 1冊にするのであれば、支援メニューを主体とした事例を示すかたちがわかりやすいのではないだろうか。
- 「公園緑地」、「公園や緑地」と使っているが、都市施設の「緑地」としてとらえているのか、それとも一般的な広い意味の「緑地」としてとらえているのか、使い方が混同しているようにみえる。
- 現計画を受け継ぐものと改定してしまおうというものがあり、例えば、現計画の地域制緑地を広げていこうという目標が消えているので、現計画とこの計画のかかわりについてもう少し説明した方がよい。
配布資料
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