ホーム > 教育・文化・スポーツ > 郷土史と文化財 > 博物館活動センター > センターの活動内容 > これまでの活動記録(2021年度~) > 2025年度の活動記録 > 「土曜市民セミナー『ヒナミクリ採集地Azumaの謎を解け!~フォーリー神父のラベルを辿る~』」で山崎学芸員がお話します。
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標本は未来へのレガシー(遺産)であり、一方で研究で利用する際には過去からの暗号と化すこともあります。今回紐解く「Azuma」の謎は、19世紀末に日本の植物を採集しまくったフォーリー神父がヒナミクリSparganium natansのラベルに書き残した「暗号」です。研究の発端は世界のミクリ属をまとめた論文で「唯一の日本産ヒナミクリ標本」としてフォーリーが採集した標本が引用されていたことです。
ミクリ属は水中に生える植物(水草)です。演者は日本産ミクリ属の中でも分類の整理が進んでいない浮葉をつくるヒナミクリほか3種類の外部形態の差異について研究を試みました。特にヒナミクリは日本産標本が少なく、フォーリーの標本が重要になります。その標本が誤って同定されていたら?モノグラフの分布図Azumaの位置は正しい?など、謎を解いていくプロセスとミクリ属の形態の研究についてお話しします。
講師:山崎真実
注)会場は北海道大学総合博物館です。
詳細は、北海道大学総合博物館ホームページ(市民向けイベント)をご覧ください。
2025年11月8日(土曜日)
13時30分から15時00分(開場13時00分)
北海道大学総合博物館1階ホール「知の交流」
(札幌市北区北10条西8丁目北海道大学総合博物館内)
どなたでも
70人(事前申し込み不要・先着順)
満席時は立ち見10人
無料
不要。当日先着順。
北海道大学総合博物館
〒060-0810札幌市北区北10条西8丁目
E-mail:museum-jimu*museum.hokudai.ac.jp
電話:011-706-2658
FAX:011-706-4029
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