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本市の畜産は、都市化に伴う周辺住宅地との環境問題、後継者問題、貿易自由化による畜産物の価格低迷などにより、飼養戸数・頭数とも大幅に減少しています。各業態の数値は、令和3年2月1日時点となります。
酪農家は7戸(育成専門農家を含む)で、北区篠路、屯田地区、東区中沼、手稲区前田などで、主に乳用牛を飼育しています。また、肉用牛専業農家は1戸で51頭です。
乳用牛の飼育頭数は700頭で、1戸あたりの飼育頭数は100頭となります。
牧草等飼料作物の作付面積は、市内全農家の耕地面積全体の半分近くを占めており、市民に牧歌的風景を提供しています。
この他に、農業専門学校や大学等の研究機関計3戸(飼養頭数185頭)で、生乳を出荷しています。
近年、牛乳消費の低迷、穀類のバイオ燃料への利用による輸入飼料の高騰、原油・肥料価格の高騰などの要因が加わり、経営環境は厳しさを増しています。
このため、飼育管理技術や飼料作物の栽培管理技術の改善により、乳質の改善や生産性の向上、良質な粗飼料の安定確保、食品製造に伴う副産物の有効利用による生産コストの低減などの経営努力が払われています。
北区篠路酪農団地の写真
養豚農家は1戸で、繁殖と肥育を行う一貫経営を営んでおり、全飼養頭数は585頭です。
近年、飼料価格の高騰や輸入豚肉の増加など依然として経営環境は厳しい状況にあり、飼育管理技術の向上や経営管理の合理化などの経営努力が払われています。
乳を飲む子豚の様子
鶏を100羽以上飼養する養鶏農家は4戸で、採卵鶏4戸で飼育羽数は3,195羽です。
養鶏も他の畜産業と同様、飼料価格の高騰などにより、依然として厳しい経営状況が続いています。
従来、採卵鶏の飼養形態はケージ飼いが主流でしたが、平飼いによる小羽数飼養が増え、「有精卵」や「ブランド化」など商品の差別化や自動販売機の利用、宅配サービスなど都市近郊の有利性を生かした販売方法も行われています。
平飼いの養鶏場の写真
札幌市農業協同組合及びサツラク農業協同組合に所属する市内生産者及び関係団体で組織する生産者部会・振興会などが実施する各種共進会等に対し、市長賞を贈呈し活動を支援しています。
![]() 道央酪農祭乳牛品評会の様子 |
![]() デントコーンの収量調査の様子 |
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