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更新日:2022年7月6日

一般・細菌検査係

微生物検査とは

微生物検査は、肺炎や下痢症などの感染症を起こしている患者さんから細菌、真菌(カビ)、ウイルスなど原因となっている微生物を見つけ出す検査です。感染症は、原因となる微生物を早く見つけて治療を開始することが大切なため、365日体制で検査を行っています。

一般細菌検査 

検査項目:グラム染色検査(顕微鏡検査)、細菌培養検査、真菌培養検査、薬剤感受性検査、各種迅速検査

各種細菌・真菌感染症の検査を実施しています。まず細菌を染めるグラム染色検査(顕微鏡検査)で原因菌の推定を行い、培養した菌の性状を確認して原因菌を特定します。
その後、薬剤感受性検査を行い、感染症の原因となっている細菌に有効な抗菌薬の選択を行っています。

colony

細菌を育てる"培地"

グラム染色の標本

グラム染色の標本

結核菌検査 

検査項目:結核菌染色検査、培養・同定検査、薬剤感受性検査、核酸同定(PCR)検査

近年、再興感染症として注目される結核菌の検査です。結核菌染色検査は顕微鏡を用いて短時間で菌を確認できますが、結核菌の詳細な決定は培養検査とPCR検査で行います。特にPCR検査は結核菌を24時間以内に検出できるので早期診断に有用です。

迅速検査 

迅速検査は検査時間が30分~1時間程度なので外来受診中に検査結果が得られ、効果的に感染症診療を行うことができます。インフルエンザウイルス検査、肺炎球菌抗原検査、レジオネラ抗原検査、マイコプラズマ抗原検査については365日24時間対応しています。また、2020年からSARS-CoV-2のPCR検査も開始しています。

検査項目

材料

検査時間

ロタ・アデノウイルス検出検査

便

30分

ノロウイルス抗原検査

便

30分

C.difficile抗原・トキシン検査

便

45分

RS/ヒトメタニューモウイルス抗原検査

鼻咽腔

30分

インフルエンザA、Bウイルス抗原検査

鼻咽腔

30分

アデノウイルス抗原検査

咽頭、結膜擦過材料

30分

クリプトコッカス抗原検査

血液、髄液

1時間

髄液中抗原検出検査

(髄膜炎を起こす菌の検出)

髄液

1時間

レジオネラ抗原検査

尿

30分

肺炎球菌抗原検査

尿

30分

A群溶血連鎖球菌抗原検査

咽頭

30分

マイコプラズマ抗原検査

咽頭

30分

便虫卵検査

便

1時間

マラリア迅速検査

血液

30分

デング熱ウイルス迅速検査

血液

30分

SARS-CoV-2 鼻咽頭・唾液等 3時間


血液中の細菌を培養する装置

細菌の種類や薬剤感受性を調べる装置 

 

細菌の種類や薬剤感受性を調べる装置

 

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尿一般検査

「尿」は、体の中を循環している血液が腎臓で、ろ過されてつくられます。このため、尿一般検査では尿がつくられる腎臓や尿路の異常を見つけるだけではなく、全身の情報を得る事ができます。この検査の大きな特徴は、患者さんの負担が少なく非侵襲的にできる検査であるというところです。

尿一般検査項目

尿定性検査

尿定性検査は、迅速に実施できるスクリーニング検査です。この検査ではおおまかに異常がないかを調べる検査です。試験紙と尿を反応させ、色の変化の程度を機械で見てそれぞれの項目で異常が無いかを判定しています。

測定項目 糖・蛋白・ウロビリノゲン・ビリルビン・pH・ケトン体・潜血・亜硝酸塩・白血球 (比重や尿の濁度、色調も測定しています)


尿定性検査で用いる試験紙


尿一般検査で用いる自動分析機器

尿沈渣検査

尿沈渣検査は、より詳しく尿中の成分を調べる検査です。
この検査では、尿を遠心分離にかけて赤血球や白血球、細胞、結晶成分などの固形成分を顕微鏡で観察します。尿が腎臓でつくられて尿路や膀胱を通る間には細胞などが剥がれ落ちたりして混入します。これを観察し、調べることで腎臓や尿路系の病気の種類や部位を推測することができ、腎臓や尿路系の病気の診断に重要な検査となっています。


尿沈渣を顕微鏡で観察

尿沈査

尿沈渣(写真左)は顕微鏡で見ると右の2枚の写真のように見えます