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更新日:2023年12月28日
市立札幌病院は、安全で良質な高度急性期医療を提供し、患者さんや他の医療機関に信頼される地域医療支援病院としての役割を果たす使命があります。そのためには、質の高い医療の提供とともに、継続的に医療の質を改善していく取り組みが必要不可欠です。
組織横断的に医療の質を評価し取り組みを支援して医療の質全般を管理する部門として医療品質総合管理部が2016年4月に設置されました。医療品質総合管理部は、医療安全担当課、感染管理担当課、業務改善支援課の3課で構成し、相互に連携しながら活動しています。
私たちは「みえる」「つながる」「かわる」を大切に、医療の質向上に貢献します
業務改善支援課は、業務改善支援、クリニカルパス、診療支援に関する業務を看護職3名で行っています。医療の質を評価し、組織横断的に医療の質向上のための改善活動を推進しています。
業務改善支援係は、他部門・関係各署との共働により医療の質向上を目指します。組織として改善活動を継続する仕組みをつくり、当院の医療の質を可視化し、院内外に発信しています。
クリニカルパス担当係は、専従看護師を配置し、クリニカルパスの作成・改訂の支援をはじめ運用管理、審査、地域連携パス運用などクリニカルパスに関する業務全般を担当しています。チーム医療の推進と科学的根拠に基づいた医療の標準化と質の向上に貢献しています。
診療支援担当係は、2021年度より経営管理部医事課から、医療品質総合管理部に移管しました。医療秘書業務指導員3名を中心に、医療秘書(医師事務作業補助者)約55名で構成しています。医療秘書が医師の代わりに事務作業を行うことで、医師が患者さんと向き合う時間を確保し、患者満足度の向上や医療の質向上に貢献できるように取り組んでいます。専門知識の向上を図りながら、多方面から診療をサポートしています。
信頼される医療の実現のため院内におけるインシデント・アクシデントを総合的にマネジメントし、医療事故の防止及び医療安全の推進により安全文化の醸成を図ることを目的として設置されました。専従の医療安全管理者2名で、患者さんが安心し信頼される安全な医療の提供を目指して活動しています。
納得した医療を受けるためには、自分自身が医療に参加することです。治療や検査は内容を理解し、わからないときは医師や看護師にお尋ねください。
患者誤認防止のため、検査・処置、薬剤投与の際には、患者さん自身にお名前を名乗っていただいています。ご協力をお願いいたします。
~安全な入院生活を送っていただくためにご協力をお願いします~
入院中の患者さん全員にリストバンドを装着させていただいています。
転倒や転落を防ぐため、スリッパや樹脂製サンダルはご遠慮ください。
病院感染を制御し、高度医療を支える感染対策を推進します。
当院は、1977年から院内感染対策委員会(委員長:病院長)を設置し、病院感染対策に取り組んでいます。当課は、2004年4月病院長の直属の組織として新設された感染管理推進室から、2016年4月、より質の高い高度急性期医療を提供するために新設された医療品質総合管理部内の感染管理担当課となり役割発揮に邁進しています。現在、感染管理担当課は、専従看護職員5名(感染管理認定看護師3名)、臨床検査技師職員1名、医療事務職員1名が配置され、院内の多職種で構成された感染制御チーム(下図参照)と共に感染対策を推進し安全で質の高い医療を提供するために活動しています。
院内における感染管理全般の対応や調整を、多職種で構成されたメンバーとともに行っています。
演題名 | 出題者名 | 所属 | 学会名 | 発表月日 | 発表地 |
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院内伝播を防ぐための麻疹対策 ~病院職員におけるワクチンプログラムの一考察~ | 土佐 理恵子 | 医療品質総合管理部 感染管理担当課 |
第9回日本感染管理ネットワーク学会学術集会 |
2021年5月14日~6月13日 |
山口(Web) |
COVID-19クラスター対策 ~接触者調査票、リスク判定表活用による曝露後対応の成果~ |
土佐 理恵子 山本 謙太郎 佐藤 奈津子 仁木 恵美子 |
医療品質総合管理部 感染管理担当課 |
第59回全国自治体病院学会 | 2021年11月5日 | 奈良(Web) |
演題名 | 出題者名 | 所属 | 学会名 | 発表月日 | 発表地 |
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アイシールド装着による眼粘膜曝露予防効果 |
山本謙太郎土佐理恵子境谷真理 矢田美奈子 |
市立札幌病院 医療品質総合管理部 感染管理担当課 |
第60回 全国自治体病院学会 |
2022年 11月10日 |
沖縄 |
多職種協働による肺炎新型コロナウイルス感染症パス改訂への取り組み |
矢萩由香 山谷禎子 矢田美奈子 西川秀司 |
市立札幌病院 医療品質総合管理部 業務改善支援課 |
日本医療マネジメント学会 第21回北海道支部学術集会 |
2022年 10月8日 |
札幌 |
医師事務作業補助者の管理体制の見直し ―業務拡大をめざして― |
伊藤三紀 松本厚子 矢田美奈子 |
市立札幌病院 医療品質総合管理部 診療支援担当課 |
日本医療マネジメント学会 第21回北海道支部学術集会 |
2022年 10月8日 |
札幌 |
アイシールド装着による眼粘膜曝露予防効果 |
山本謙太郎 土佐理恵子 境谷真理 矢田美奈子 |
市立札幌病院 医療品質総合管理部 業務改善支援課 |
第60回 全国自治体病院学会 |
2022年 11月10日 |
沖縄 |
論文名 | 著者名 | 所属 | 雑誌名(書名) | 発表年 | 巻 |
ページ ~ |
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感染しない、させない 職員の安全を守る感染対策 |
仁木 恵美子 土佐 理恵子 佐藤 奈津子 山本 謙太郎 |
医療品質総合管理部 感染管理担当課 |
新型コロナウイルス ナースたちの現場レポート |
2021年3月発行 |
第1版 第1刷 |
103 | 112 |
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