更新日:2024年11月6日

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先輩教員の声(特別支援学校教諭)

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特別支援学校教諭 鈴木さん

(令和4年4月採用)

※令和6年度時点の情報です。

「札幌で先生になろう」と思ったきっかけを教えてください。

 企画したり、運営したりすることが好きで、メディアに関わる仕事を目指したこともありました。

 初めのうちは、父の影響で履修していた教職課程でしたが、特別支援学校でのボランティアや実習を通して、自分の考えた工夫に子どもが答えてくれた経験や、特別支援学校で楽しそうに働く先生方を見ているうちに、障がいのある子どもたちの教育に本気で関わりたいという気持ちが大きくなりました。

やりがいや、印象に残ったエピソードなどを教えてください。

 今年度は、1年生のころから担任として関わっている中学部3年生の担任をしています。

 学校としても久しぶりの2泊3日の見学旅行の担当となり、学習内容や生徒の体調を把握しながら、綿密に考えて計画を立てました。

 学年の職員はもちろん、外部の施設の職員や派遣看護師さん、生徒の保護者など、たくさんの方と連携することで、無事、全員が体調を崩すことなく見学旅行を終えることができました。

 生徒の達成感にあふれる良い表情を見ることができ、頑張ってよかったという思いと同時に、大きなやりがいを感じることができました。

札幌の教育のどこが魅力だと思いますか。

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 特別支援教育の専門性の高さが魅力だと感じています。札教研や、専門研修等の研修の機会が充実しているため、自身の専門性を磨きやすい環境だと思います。

 また、特別支援に関わる職員も多いため、生徒との関わり方や指導のポイントを多くの視点で考えることができます。

日々のお仕事の中で心掛けていることや、教員として大切にしていることを教えてください。

 子どもとも、同僚ともよく笑い合うことを心掛けています。いろいろな場面でユーモアを取り入れ、笑顔になりやすい雰囲気づくりを大事にしています。

 一緒に笑い合うことは、共感力を高めたり、互いを理解したりするうえで大切なことだと思っています。

職場の雰囲気について教えてください。

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 教員だけでなく、PT(※)、OT(※)、看護師、介護員などの多職種の職員が、それぞれの専門性を生かしながら、日常的に連携しています。

 「子どものために」という意識が強く、自分自身がやってみたいことにチャレンジさせてくれて、それを支えてくれる、とてもやさしい職場だと感じています。

※PT:理学療法士(Physical Therapist)

※OT:作業療法士(Occupational Therapist)

余暇はどう過ごされているか教えてください。

 生徒の車いすの移乗など体を使う場面があるため、ジムトレーニングをしています。

 また、映画、ゲーム、テレビなど趣味から子どもたちとの会話につながることもあり、子どもの興味関心を高めながら、自分も楽しんでいます。

これから、どのような教員になりたいですか。

 特別支援教育の専門性を伝えていける教員になりたいと考えています。

 先輩教員から教えてもらったことを、他の環境でも広めていくことで、より多くの子どもたちの自立を支えていきたいと考えています。

 これから教員を目指している方へのアドバイスやメッセージをお願いします。

 教員になってすぐは、不安なこともあると思いますが、不安を減らせるように準備することが大切です。

 寄り添って支えてくれる先輩教員や、こちらの発問やねらいなどに素直に応えようとする生徒との出会いが、少しずつ自信につながっていきます。

 一人で抱えようとせず、感じたことを周りと共有し、自分の考えを整理していけたらよいと思います。

一日の簡単なスケジュール

   8:45 学部打ち合わせ
   9:00 職員朝会
   9:20 登校指導
   9:30 担任学級の学習指導(※数学・美術・体育(プール学習含む)の教科指導、栄養注入・サクション等の医療的ケアを含む自立活動の指導、トイレ指導などの日常生活の指導)
 12:10 給食指導(※摂食の指導、医療的ケアなど)
 13:30 午後の学習指導
 14:15 下校指導
 14:50 職員会議、事務作業など

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札幌市教育委員会学校教育部教職員課

電話番号:011-211-3854

ファクス番号:011-211-3857