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更新日:2019年5月14日

平成28年10・11・12月

10月

 


参加者のロールプレイ

 市立札幌病院では、平成25年度から新採用助産師の教育プログラムをスタートさせています。新卒からの3年間を研修期間に設定して、助産師として求められる総合的な実践能力の育成が目標です。基礎的実践能力の育成のために、1年目は、新採用助産師研修を実施しています。当院の16名のクリニカルラダーレベルⅢ認証制度のアドバンス助産師が中心となり、講師を担っています。
 この研修には、院外の助産師も参加していただいており、今回も2施設から6名の参加がありました。講師は、梅田 和歌子助産師と教育プログラム1期生の高橋 麻里恵助産師でした。研修は、「母乳育児支援」の1場面の事例を3グループに分かれて、アセスメントしケアを話し合い、それぞれのグループがロールプレイを行いました。お母さん役、助産師役それぞれが迫真の演技で、実際の場面のようでした。その後、講義があり講師とファシリテータのデモンストレーションを見て実践を学びました。日頃のケアやかかわりの中での疑問について質問もあり、積極的に参加していただけました。

 

 終了後の感想では、「授乳支援について悩む機会が多く、今回のロールプレイでは実際によくある場面と実践的なケアを学べて良かったです」「リバースプレッシャー法は学生の時もしていなかったので大変学びになりました」等の記載がありました。また、「分娩介助を含むアセスメントの研修があれば参加したい」というリクエストもありました。

 

第5回目は11月21日(月曜日)「分娩期の助産ケア」です。多くの方の参加をお待ちしております。(地域連携センターから連携医療機関宛に案内されます)

 


講師陣のデモンストレーション

 

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 今年度、市立札幌病院では、看護部研修委員会と精神科リエゾン・認知症ケアチーム運営部会の共催で認知症ケアの研修を実施しています。9月20日に、第2回目のキャリアアップセミナー「認知症患者さんとの関わり方入門」が開催されましたので報告します。講師は、当院3階外来 東谷 敬介精神看護専門看護師でした。参加者は、院外 15名・院内 158名の合計 173名で大変多くの方に興味を持っていただきました。
講義は、認知症の定義からBPSD(行動・心理症状)を引き起こす経過までの内容でした。さらに「問題行動としない考え方」として具体的な事例からアセスメントの方法、望ましいコミュニケーションについて解説があり、「認知症患者さんとの関わり方」を学びました。

 

 

 

 終了後の感想では、「事例をもとに対処方法の説明がありとても分かりやすかった」「今まで漠然とした知識しかなかったが、今後はこの学びを活用して認知症患者さんにかかわっていきたい」等の記載がありました。また、「より実践に近い形で学びたい」「在宅でのかかわり方についても知りたい」というリクエストもありました。
第3回目は11月17日(木曜日)「急性期病院における認知症患者さんへのケア」です。多くの方の参加をお待ちしております。(看護職員対象です)

 

 11月

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281130_2.jpg医療安全における『グッドジョブ』とは、「何か変だな」ということに早く気づき、うまく対処して事故を回避する「成功」を増やすことを指します。いわゆるインシデントのゼロ報告のことですが、現在「変化に対して早く気づき、うまく対処できた」ことに対して、褒める・認めるなどで肯定的に受けとめるポジティブな評価をすることの重要性が、クローズアップされています。10階東病棟では、医療安全担当係長からこの4月に異動になった佐藤亜紀看護師長のもと、『グッドジョブ』に注目した取り組みを行っています。
看護師長が、リーダーナースが話していることに「それ、グッドジョブだよ!」などと自ら声をかけたり、スタッフ全員が『グッドジョブ』の考え方を理解できるところから、スタートしました。
11月現在で、ゼロ報告は40件と昨年度1年間の28件を上回りました。この取り組みが、スタッフの医療安全のリスク感性を高めていること・当然と思って実施していたことが医療安全であると承認されポジティブにとらえられてきていると、
佐藤看護師長は実感しています。

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  私は、自分がチームリーダーの時には「コミュニケーション不足の281130_4.jpg
インシデントは起こさない」という意識を持ち仕事をしています。
先日、眼科手術の前処置の指示が、通常とは異なる内容で医師
から出されました。手術室に入る順番の2つ前の患者さんが呼ば
れたときに実施するということなど、とても複雑でした。当日に伝え
ると混乱するかもしれないと思い、前日に手術担当Ns、チームの
Ns、違うチームのNsにも伝達して誰が電話を受けてもわかるように手配しました。その時に師長さんから「それって、グッドジョブ!」と言われました。自分では、当然のことと思っていましたが、周りのスタッフもそうだね、と褒めてくれました。
普段何気なく行っていることを意識することが、インシデントを防ぐために大切なことなんだと、病棟全体に浸透してきていると感じています。
                                             谷内看護師           佐藤看護師長                                         
                                             

12月

 

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7階東病棟は、耳鼻咽喉科・皮膚科・糖尿病内分泌内科・短期入院病床の看護を担っています。昨年11月に現在の病床に再編され、看護師7名(全体の4分の1)の異動がありました。その結果、部署経験が3年未満の看護師が20名(74%)という構成になったことから、石田 弘美病棟看護師長は看護の質を高めるためには看護師それぞれが自分の持つ能力を発揮し、お互いを補完できる環境づくりが必要であると考えました。そこで、比較的若い世代の看護師の成長を部署全体で支援すること、中堅以降のベテラン看護師の持つ能力を最大限発揮し後輩に伝達することを課題として、「姉さん会議」を発足しました。「姉さん会議」のメンバー(下の写真の3名)は、部署内の各係のサポートを複数担当する体制をとり、係活動以外でも日々の業務の中で経験の浅い看護師へのサポートを行っています。
メンバーのひとりの佐藤さんは「今までも後輩の指導は行っていましたが、役割を意識することで、より後輩が成長していくことにかかわっているという実感があります。成長を感じるととても嬉しいですね」と語っています。
卒後3年目看護師今井さんからは「姉さん会議のメンバーの先輩がいるだけで心強く感じます。業務リーダーの役割についてまだ日が浅いのですが、先輩からいつもさりげなく声をかけてくれるし私からも聞きやすいので、確認しながら『これでいいんだ』と自信を持って仕事ができます。また、色々な視点で看護を考えるヒントをくれることが多いのでとても勉強になります」と支援を受けながら成長していることが伝わる言葉が聞かれました。
石田看護師長は「7階東は看護師が互いに信頼し合い思いやりを持って仕事するすばらしい部署だと思います。そういう環境をひとり一人が作ってくれていて、私は、副看護師長さんをはじめ看護師全員に本当に感謝しています。」と今年度の取り組みの成果を実感しています。

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                村上副看護師長  木村看護師 沼田看護師 佐藤看護師  石田看護師長

 

 

 

 

 

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電話番号:011-726-2211

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