ここから本文です。
2024年第10週(3月4日~3月10日)のデータを掲載しました。
当ページの更新は、厚生労働省及び各都道府県等と更新時間を統一するため、毎週金曜日の午後に行います。なお、掲載している数値は、最新週現在の速報値です。速報値のため、後日数値が訂正される場合がありますので、ご了承をお願いいたします。
第10週現在、インフルエンザ、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が警報レベルとなっています。
定点当たり患者報告数が2.00以上の疾患は、インフルエンザが44.35(第9週:36.16)、新型コロナウイルス感染症が6.51(第9週:8.34)、咽頭結膜熱が2.25(第9週:2.49)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が13.56(第9週:11.32)、感染性胃腸炎が4.92(第9週:3.38)となりました。
インフルエンザは、前週より大きく増加しています。引き続き「インフルエンザ警報」が発令中です(札幌市保健所のページ)。最も報告数が多い年齢層は5~9歳となっています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎も前週より増加しました。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、例年に比べ報告数が非常に多くなっています。報告される患者の年齢は6歳児が最も多く、次いで5歳児となっています。
新型コロナウイルス感染症、咽頭結膜熱は前週から減少しましたが、引き続き基本的な感染対策等で予防に努めましょう。
上記のほかに定点当たり患者報告数が1.00以上の疾患は、RSウイルス感染症が1.47(第9週:0.70)となりました。
定点あたり患者報告数の推移(グラフ)、区別報告数等は定点把握対象の感染症(週報告)からご覧ください。
第10週は、下記の報告がありました。
結核 エキノコックス症 急性脳炎 劇症型レンサ球菌感染症 侵襲性インフルエンザ菌感染症 梅毒 |
1件 1件 1件 1件 1件 3件 |
梅毒の感染者が、急増しています。2023年は過去最多となる469件の報告があり、2024年も引き続き報告数が多い状況です。梅毒の知識や予防、札幌市で行っている梅毒検査(HIV検査と同時に受検)については、下記のリンクをご覧ください。
麻しん、風しんについて、今週の報告はありません。麻しん、風しんの知識や予防、過去の発生状況については、下記よりご覧ください。
感染症の予防は、病原体となるウイルスや細菌を体内に取り込まないことが重要です。こまめな手洗い・うがいの励行や、室内の適切な換気、流行期にはマスクを着用するなど、一人ひとりができることを実践しましょう。
また、適度な運動、栄養摂取などで日ごろから健康の維持に努めましょう。
週報告の定点把握対象の感染症について、定点あたり患者報告数の推移(グラフ)と区別患者報告数の表等を掲載しています。現在注目すべき感染症(定点あたり患者報告数2.00以上)に印、注意報レベルの感染症に印、警報レベルの感染症に印をつけています。
・インフルエンザ
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
※各小児科疾患のページに記載しているコメントは過年度の年齢別患者報告割合のデータ等をもとに作成しています。
マイコプラズマ肺炎・クラミジア肺炎(オウム病を除く)・細菌性髄膜炎・無菌性髄膜炎の患者報告数を掲載しています。
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症・薬剤耐性緑膿菌感染症・ペニシリン耐性肺炎球菌感染症・薬剤耐性アシネトバクター感染症の患者報告数を掲載しています。
性器クラミジア感染症・性器ヘルペス感染症・尖圭コンジローマ・淋菌感染症の患者報告数を掲載しています。
結核、腸管出血性大腸菌感染症など全数把握対象の感染症について、当該年及び過去5年の患者報告数を掲載しています。
週別データ | 2024年、2023年、2022年、2021年、2020年、2019年 |
疾患別データ | 1類~3類感染症及び新型インフルエンザ等感染症、4類感染症、5類感染症 |
全数把握対象の感染症のうち、過去に流行した疾患などについて、患者報告数を全国、北海道の報告数と併せて掲載しています。
病原体定点医療機関で採取された咽頭ぬぐい液等の試料から分離されたウイルスの検出状況を掲載しています。今流行しているインフルエンザの型など、流行の原因となっている病原体に関する情報が得られます。
インフルエンザは流行時期に合わせ、毎年、第36週から翌年の第35週までの1年間をインフルエンザシーズンとして情報提供を行っています。
札幌市の感染症発生動向調査における2023/2024シーズンのインフルエンザウイルスは、3月13日現在、AH1pdm09型が11件、AH3(香港)型が13件、B(victoria)型が10件検出されています。
札幌市の各シーズンのインフルエンザウイルス検出状況および全国の検出状況については、下記よりご確認ください。
病原体定点医療機関で採取された試料から分離されたインフルエンザウイルス・アデノウイルス・エコーウイルス等の採取週別の検出状況を掲載しています。表の中で、単純ヘルペスウイルスはHSV、パラインフルエンザウイルスはPARAINFと略して記載しています。
(厚生労働省ホームページ)
(厚生労働省検疫所ホームページ)
(国立感染症研究所ホームページ)
(北海道立衛生研究所ホームページ)
(札幌市保健所ホームページ)
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.