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札幌市ではこれまで、年齢、性別、国籍、民族、障がいの有無等を問わず、「誰もが互いにその個性や能力を認め合い、多様性が強みとなる社会」(共生社会)の実現に向け、様々な取組を進めてきたところですが、多様な課題が絡み合い、複雑化・複合化している現状にあります。
ユニバーサル関係施策は多岐のテーマ(障がい、性別、高齢者、子ども、国籍、民族など)にわたっており、それぞれのテーマに関する個別計画等において、施策の推進のための基本理念や基本目標等を設定した上で、それぞれの所管部署が取組を進めているところです。
更なる取組の推進に向けては、これらの施策の一つ一つを着実に進めていくことはもとより、複雑化かつ高度化する課題の解決を図る観点から、施策の全体像を把握し、施策間の連携を進め、総合的かつ計画的に取組を進めていくことが必要です。
そこで、本市の総合計画である「第2次札幌市まちづくり戦略ビジョン(以下「戦略ビジョン」と言います。)」の計画期間の終期である令和13年度(2031年度)までを見据えつつ、SDGsの視点も踏まえながら、戦略ビジョンにおける「ユニバーサル(共生)プロジェクト」に掲げる施策を確実に遂行していくため、「ユニバーサル展開プログラム」を令和6年(2024年)6月に策定しました。
本書(全体) |
ユニバーサル展開プログラム(PDF:3,440KB) |
本書(分割) |
表紙~目次(PDF:1,047KB) |
第1章 はじめに(PDF:1,999KB) |
第2章 ユニバーサル関係施策の展開方針(PDF:1,694KB) |
概要版 |
ユニバーサル展開プログラム【概要版】(PDF:1,143KB) |
ユニバーサル展開プログラムは、戦略ビジョンに掲げる「ユニバーサル(共生)プロジェクト」や、中期実施計画である「第2次札幌市まちづくり戦略ビジョン・アクションプラン2023(以下「アクションプラン2023」と言います。)」、他の関連計画と一体となり「誰もが互いにその個性や能力を認め合い、多様性が強みとなる社会(共生社会)」の実現を目指していくものとして位置付けています(計画期間は令和5年度(2023年度)から令和13年度(2031年度)までとします。)。
また、ユニバーサルデザインの考え方や心のバリアフリーの普及を意識した施策の推進、ユニバーサル推進体制や進捗管理などからなるユニバーサル関係施策の展開方針を定めるほか、アクションプラン2023でまとめた政策的事業から、各分野にまたがって位置付けられている「ユニバーサル(共生)プロジェクト」の関連事業を抽出し、これを「障がいの社会モデル※」の考え方を踏まえた施策体系により再整理しています。
※障がいの社会モデルについて
「障がい=バリア」は、個人の心身機能の障がいと社会的障壁(物理的、制度的、文化・情報面及び意識上)の相互作用によって創り出されているものであり、社会的障壁を取り除くのは社会の責務であるという考え方を「障がいの社会モデル」といいます(これに対して、障がいは個人の心身機能の障がいによるものであるという考え方を「障がいの医学モデル」といいます)。
庁内における検討や外部有識者会議であるユニバーサル推進検討委員会でのご意見を踏まえた案について、令和6年(2024年)4月1日(月曜日)から5月8日(水曜日)の期間でパブリックコメントを実施しました。
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